ずーっと気になってたけど、見てなかったシリーズ
「アーティスト」 ミシェル・アザナビシウス監督
フランス映画として始めてのアカデミー作品賞。
と言うより、白黒&サイレントの映画なので
どんなんかな~と思っていた。
映画がサイレントからトーキーに移行する時、
売れっ子だった俳優さんが、実は悪声だったとか、
セリフがヘタとか、音痴だったと言った理由で
映画界から去っていったと聞いた。
この映画の主人公、ジョージもそう。
理由はよく分からないけど、多分アーチストとして
トーキー映画は許せないような美学を持っていたのか
どうしても無声映画にこだわり、時代に取り残されてしまう。
奥さんも財産もなくした彼に残ったものは・・
おハナシは思った通りに進んでいくので特に
ビックリするようなことはないんだけど、
鮮やかにトーキーの時代に乗ってゆく、女優の
ぺピーの表情の豊かさ 良いね
サイレントだから、特に誇張していたのかも
しれないけど(場面がトーキーの時代になっても、
映画はサイレントのままなので)。
ジョージはレット・バトラーそっくり
あの当時の代表的な伊達男だね。現存しているのか
疑ったぐらい
そんなに動物好きじゃないけど、必死に指示に
従っているように見えつつ、実はところどころ
人間を下に見ているような(笑)、もしかしたら
彼が一番のベテラン俳優だったりしてなんて
最後は安心して見られるハッピーエンド
どう終わるかは、ご覧下さい。休日にゆったり
見るにはとってもいい映画だ。