初めてのナマボクシング観戦
・・・と、いっても急に見に行こうと思ったのは、この試合で
あのカシアス内藤氏が引退式を行うと聞いたから。
沢木耕太郎の「一瞬の夏」で彼の物語を読んだのは、もう
何年前だろうなどと、知ってるくせにとぼけつつ
、
急に思い立って後楽園まで来てしまった・・・。
後楽園ホールなんて近くに住んでたけど入るのは初めて。
まして生で観戦するのはもちろん
どきどきしながら控えめに後ろの方に座ってみてた。
引退にあたっては、今回彼の息子がデヴューもすると言うことで、
同じようなコンタンの人たちが (ほとんどがムカシのお兄さん、私
もムカシのお嬢さんだけど)、結構見に来ていた。
引退式はセミファイナルとファイナルの間に、そしてファイナルは
もちろん内藤選手という演出も・・・。
試合は全部で9試合あり、2試合目から見たが、それぞれミニマム
級からライト級まで、また年齢も20歳そこそこから30半ばの選手
までと、様々なスタイルで飽きなかった。
5~6試合目まではまだまだといった所だけど、それぞれに特徴が
あって、なかでも30代の対戦は、これまで1勝もしていなかった
選手の方が善戦の上初勝利をあげ、会場も祝福モード
判定に持ち込まれた試合では、有効打がどれだけ当たっているか
を中心に見ていて、こっちだなと思った選手がやっぱり勝利したので
と、感心したが、周りはかなり不満そうだった。
ハデに振り回していると優勢に見えるんだな。
7試合目からは、双方スタイルのしっかりした選手が登場し面白く
なってきた。
カンダムのテーマで入場した主催者ジムの選手は、入場は長かった
けどまずまずの内容で勝利。
見ごたえのあったのは、セミファイナル
キューバの選手と沖縄出身の選手の対戦は、スーパーフェザー級で
賞金獲得マッチだった。日本人側が2ラウンドまで立っていられたら
20万円獲得。もちろん勝てば50万円 キューバ人の応援団も
声援を送っている。
序盤は、これまでの試合と違って様子見。
ぐるぐる回りこんで時々ジャブ。当然1ラウンド目は終わり、会場も
拍手
その後は結構打ち合いとなり、会場も沸く。キューバ人は筋肉が凄くて
パンチの一つ一つ、重くて効きそう。でも日本側は、ガードをついて
攻撃をうまく入れており、優勢に。
最後は弱ったところを猛烈になラッシュで攻め、見事にKO
会場も総立ちで、凄い盛り上がり。
この頃には空いていた席も埋まり始めた。さあ、これから
どきどきする 続く