逆さ吊りにされた少女
身に着ける物は無く
身体には、傷跡が残っている
「そろそろ目的を吐いたらどうだ?」
少女に向かって男が問う
少女は何も言わない
男が合図すると、少女の身体は真下にある水の中へと落ちていった
少女はもがくが、両手と身体を縛られている為に浮き上がる事が出来ない
足は自由ではあるが、外に出ている為にバタバタと空を掻く
身を隠す物が無い為、少女の大事な所が足の動きにより露わになる
その姿は、ある意味扇情的な光景である
やがて少女の動きは散漫になる
それを見計らって、男は合図を送る
少女が水から出された
懸命に息を貪る少女
「言う気になったか?」
男の問いを無視するかの様に、少女は荒い息を整えようと空気を貪る
が、少女の身体は再び水の中へと落とされる
再び、水の中でもがき苦しむ少女
少女が空気を吐ききり、動きが鈍くなる頃合いを見計らって、また水から出された
一息二息、空気を貪ると
またも少女は水へと落とされる
水責めは、する側が注意していれば死に至り難い
が、される側は殺される感覚に陥る
何故なら、水責めは擬似的な死を体感出来るのだから
そしてそれを、何度でも繰り返す事が出来る
身体的なダメージではなく、精神的なダメージを彼らは少女に与えていた
幾度と無く繰り返す
少女の目的を少女自身が言うまで