2013/07/05 | らきあの自由帳

らきあの自由帳

伺かとSS的な何かとマイナス思考と適当なところ













「降るなんて聞いてないよ…。」

「全くだ。」


帰り道、幼馴染の彼女と帰っていると
急に雨が降り出した

2人で走って雨宿り場所を探し、ようやく一息つく事が出来た

が、結構雨に降られてびしょ濡れだ


「蒸し暑いけど、少し涼しかったかな。」

「馬鹿、風邪ひくぞ…。」

「そうだね。タオルあったかな…。」


鞄から部活用のタオルを取り出し、頭や顔を拭く
彼女は鞄の中を探っていた


「あー…無いや。貸して?」

「わかった。使ったから少し濡れてるけど、我慢してくれ。」


彼女にタオルを手渡す時、彼女の身体を見てしまう

制服のシャツが身体に張り付いていて
胸元に淡い水色のブラが浮き出ていた

慌てて、彼女の方から視線を逸らす


「どうしたの?」


彼女はそれに気付いて無いらしい


「いいから、拭けって。」

「?…うん。」


水気を帯び、肌に張り付いていた髪が
徐々にタオルへと水分が移動する


「あっ…あー…。」


なにか納得した様に、彼女が1人頷く


「どうした?」

「男のエッチ。」

「なっ、不可抗力だろ。」


彼女が胸元を抱く様に隠し、笑う


「まぁ、仕方ないか。…でも、他の人に見られて無いよね?」

「大丈夫だろ、多分。」


雨は止まない
少し肌寒くなってきて

自然と互いに寄り添っていた