求められる想像力 | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

Eテレの『みいつけた!』という番組内に「おててえほん」というコーナーがあります。

自分の手を絵本に見立てて、思い付くままにストーリーを作るというもの。

突拍子もないストーリーが多いのですが、いかにも子どもの感性という感じで、自分には真似できないので、感心しながら見ています。


さて、先日、娘とお風呂に入って湯船に浸かりながら、この「おててえほん」をやってみました。

娘と交互に作っていったのですが、これが本当に難しい。

つい「むかしむかしあるところに」から始めたくなるし、そうするとなんとなく「おじいさんとおばあさんが」と続けたくなる。

どうにかこうにか、でたらめな話を作ってみても、つい起承転結を考えてしまうし、オチやヤマも気にしてしまう。

つまり面白味がない。


かくいう娘も、私の話に引っ張られやすくて、私が花の話を考えると同じように花を出してくるし、空の話をすると空の話を考える。

普段は、お姫様やアイドルみたいなふわふわひらひら可愛い女の子が好きで、なりきって歌ったり踊ったりしているので、

その延長で好きなことを考えたらいいのになーと思うのですが、そういうなりきり妄想(?)とストーリー作りは結び付かないようです。


娘はもともと、フリーのお絵描きより塗り絵が好きだし、塗り絵も見本があればその通りに塗りたがる。

保育園で廃材(お菓子の空き箱やラップの芯等)を使った製作をしても、ダイナミックにロボットとか作る子がいる一方で、娘は大人しい感じの小ぢんまりした作品ばかり。

あまり創作的な物は得意ではないようです。

でも、発想力って大人になってからも色んな場面で求められたりするもの。

私も、発想力が乏しい方で、なにかと苦労します。ですから、できれば発想力、想像力は頭が柔軟な子どものうちに伸ばしてあげたい。

お風呂の時間のコミュニケーションにもなるし、親子で脳ミソをほぐすいい機会になると思えば、今後も時々取り入れていきたいです。