娘のバレンタイン2021 | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

先日の地震、大変でした。
現地の方々の中には、10年前の記憶がよみがえった方もいらっしゃるでしょう。心よりお見舞い申し上げます。
まだまだ寒さ厳しい季節です。どうかご無事でいらっしゃいますよう。


さて、我が家にとって、いや、私たち夫婦にとって、バレンタインデーとは「普段食べられない美味しいチョコレートを一度にたくさん入手できる日」です。
でも、それは本来の趣旨とは少し違います。
娘には、本来の趣旨をきちんと知ったうえで、今年のバレンタインをどう過ごすか考えてほしいと思いました。

そこで、1月末、店頭にバレンタインコーナーが出てくる頃に合わせて、娘に説明をしました。
バレンタインというのは、大好きな人、大切な人にチョコレートをあげる日だよ、と言った後で、
お母さんはじいじとばあばにあげるけど、娘には誰かあげたい人がいるかな?と問いかけました。
「お父さん」より先にお友だちの名前が出てきたのには笑ってしまいましたが、ともかく、何人かの名前が挙がりました。

娘の買い物の練習にもなると考え、何をあげるかは娘に考えてもらうことにしました。
まだ、お小遣いらしいお小遣いは存在しないので、1人500円の予算で、資金を渡しました。
自分の分もほしいと言うので、それはお年玉の残りから買うように伝えました。
百貨店のバレンタインチョコは娘には早すぎるので、ショッピングセンターのバレンタインコーナーに行きました。

売り場で散々悩んだ娘でしたが、すみっコぐらしのチョコレートを見つけ、それがちょうど予算内だったので、それに決めていました。
お父さんの分は、お母さん(私)と一緒にあげるということにして、予算は考えず(私が出資して)、「お父さんはどんなチョコなら喜ぶか」だけを考えて決めました。
今はセルフレジが増えていますが、催事コーナーは従来のレジだったので、店員さんも娘が会計するのを見守ってくれました。
無料のラッピングも用意してくれたので、家で自分でラッピングしました。

お友だちには事前に予告はせず、14日当日渡しました。とても喜んでくれて、娘は照れ臭そうにしていました。
夫も、娘がお父さんの好きなものを考えて決めたと聞いて嬉しそうでした。

お友だちの中には男の子は入っていませんでした。
当日、会う予定のある子だけを選んだようにも見えたし、単純に男の子にあげるという発想がないようにも見えました。
男の子で誰が好きか聞くと、決まった子の名前が挙がりますが、話を聞いていると、
恋とかなんとかというよりも、気の合うお友だちの1人という感覚にも聞こえます。

仮にチョコをあげたいような相手だったとしても、照れ臭いとか緊張するとかで渡せないということはよくある話です。
最近は、バレンタインの概念自体が徐々に変わってきているように感じます。
でも、自分の大切な人に何かを、と考える時間はとても貴重なものだと思います。
いつか本命が出てくるのか、本命はいなくて友チョコが増えるのか、来年の娘が早くも楽しみです。