大人げなくてスミマセン | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

先月、夫が買ってきたNintendo Switchで、家族みんなでゲームを楽しんでいる話を書きました↓

こちら、今も順調に進んでいます。私以外は。
私は元々の体力がなさすぎて、ちょこちょこ体調を崩しがちなので、大事を取って休むことがしばしば。
それでも、2日以上休むことにはならないよう、ミニゲームをやってみたり、軽くジョギングだけしてみたりと、継続の努力はしています。

そんなある日のこと。
平日の夕飯後、私が食器を洗っている間、娘が一人でセッティングをしてゲームを始めていました。
横から口を出して楽しみに水を差すのもなと好きにさせていたら、娘が「あれー?おかしいな?」等と呟きはじめました。
どうやら、色んな設定がいつもと微妙に違うらしい。食器洗いの手を止めてテレビ画面を覗くと、確かに何かが違う。
よくみると、娘のデータと服装が違うし、何よりガイドの音声が男声でした(娘のデータはガイド音声が女声)。
つまり、私のデータでプレイしていたのです。

プレーヤーのビジュアルを個々で設定できるのですが、私も娘も女性を選んでいます。
データが隣り合っていて、パッと見が似ているので、開始時に誤って選んでしまったのでしょう。
冷静に考えれば大したことではないのですが、驚きで思わず「えぇ~?!お母さんの(データ)を進めてしまったの?!」と大声を出してしまいました。
娘もどこかでマズイと感じていたのか、気まずそうに俯いて涙ぐんでしまいました。

咄嗟の反応は私の本心であった訳ですが、そこはしょせんゲーム。むきになるのは大人げない。
すぐに膝を折って娘と目線を合わせて説明しました。
間違ってしまうことはあるかもしれない。でも、もし、お母さんがムスメのデータを勝手に遊んでしまったらムスメはどんな気持ちになるか?
娘はすぐに「イヤだ」と返してきました。
なので、そうでしょ?それと同じなんだよと重ねたら、納得したようでした。
そして、小声ながらもごめんねと言ってきたので、この件はそこでおしまいになりました。

ゲーム1つで大人げない?いやいや、私だって一人の人間。
1つのゲームの前では、娘も私も同等のプレーヤーに過ぎません。
他人に勝手にゲームを進められるのは、私は興が冷めてしまうタイプなので、本当に悲しかったのです。
大人として配慮が必要な部分はもちろん大人の対応をしますが、ゲームとかマンガとか、趣味や嗜好品に関するところは、
大人と子どもというよりは、お互い一人の人間という形で接することが多いです。

娘には兄弟がいないので、甘やかされることに慣れてしまいがち。
でも、保育士が配慮してくれる保育園とは違って、小学生になれば大人の目は遠ざかり、自力で解決しなければならない部分も増えます。
私が大人げない部分を差し引いても、娘には、強く逞しく生きてほしいと思います。