先日、久しぶりに遊びに出掛けた時の話のオマケみたいな話です。
遊びに出掛けた時の話はコチラ↓
もう5歳なので、少しずつお金の使い方を覚えてもらいたくて、今回のお出かけでは、お小遣いを用意しました。
ここの施設は、鳥たちに餌をあげることができます。基本的に1回100円です。
ですから、100円玉を5枚、がま口のお財布に入れ、娘に渡しました。
「動物に餌をあげたり、お土産を買ったり、好きなことをしていい。でも、お財布の中がなくなったら終わり」そう伝えて。
餌は100円単位ですが、少しお得なチケットを販売しています。
私がそれを買ったので、実際は、娘が餌をあげたくなったら、私からチケットを買う、という形にしました。
水筒を用意していったし、お昼ごはんは大人が会計するので、餌以外に娘がお金を使う場面は、入園してすぐのところにある売店くらいです。
200~300円くらいのお土産もきっとであるだろう、娘が自身の中で折り合いをつけながらお土産を選べればいいな。
そんな風に考えていました。
結局のところ、娘は、自分の欲求を抑えられませんでした。
餌をあげて、残りは200円ほどだったと思います。
でも、ぬいぐるみが欲しくてたまりませんでした。
ぬいぐるみは1000円以上でしたから、娘が餌を全て我慢しても足りない金額でした。
しかも、こともあろうに私におねだりをしてきました。
「お小遣いで収めなさい」と言った張本人の私が買ってあげられるわけもないのに、そういう頭は回らないのです。
一応、「ムスメのお小遣いで買えるものを探しなさい。何を買えるか分からなかったら、じいじやばあばに聞いてごらん」と言いました。
でも、娘の小遣いで買えそうなものは、ポストカードとかの文具系ばかりで、とても娘が欲しがりそうには見えませんでした。
ぬいぐるみを抱き締めたまま固まってしまった娘に、じいじとばあば(私の両親)が助け船を出し、
「ムスメのお小遣いは全部使う。それで足りない分をじいじとばあばに出してもらう」という方法でぬいぐるみを手に入れました。
欲しいもの全部は手に入らない。一番欲しいもののために、他を我慢しなければならないことがある。
お財布の中身には限度がある。そういったことを体験してもらいたかったのですが、私の目論みは完全に外れました。
ちょっと期待しすぎたようです。
自分が幼稚園児くらいの頃には、近所のお豆腐やさんとか八百屋さんとかにお使いに行った記憶があるのですが、
そのとき、どうやって会計を済ませていたかは記憶にありません。
足りなくて困った記憶もないので、親が色々調整してくれていたはずですが。
いかんせん、今の住まいの近所に、5歳児を1人で歩いて行かせられるような個人商店はありません。
一番近いパン屋さんですら、車の行き来がそれなりに多い道を渡らなければいけないので、1人で行かせるには躊躇いがあります。
どうやって経済観念を教えていこうか、悩みは尽きません。