可愛いお約束 | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

保育園の敷地内にキンモクセイがあるようで、連日、花を持ち帰ってきます。
ビニール袋に入れてくるのですが、袋の口を閉じていてもほのかに薫ってきて、秋を感じさせてくれます。

いい匂いだねと娘に話しかけたら、「拾うだけなんだよ」と返ってきました。
よくよく話を聞くと、地面に落ちた花を拾うのはいいけれど、枝についている花を取ることはダメだと保育士から言われたそうです。
「それでも◯◯ちゃんは取ってたよー」なんてぼやいていましたが、娘は律儀に約束を守っているようです。
約束を守って偉いねという言葉とともに、落ちた花でもとってもいい匂いだねと伝えました。

以前から、花や草のお土産(?)はたびたびありました。
散歩先の公園ならまだしも、道中の家庭の庭先のものだったらとヒヤリとしていました。
厳密にいうと、公園や保育園内に植えてあるものだって、わざわざ植えてあるのだから、それを取るのはよろしくないと感じていました。
持ち帰るもののほとんどは雑草の類だったので、保育士が目を配っているのだろうと見込んであまりうるさくは言いませんでしたが、
休日に親の目が届くところとは違い、保育園では取りこぼしてしまうこともあるかもしれないと心配していました。
なので、こうした決まりごとを作ってくれていることに安堵しました。

なんてことはない、些細な決まりごとだと思われるかもしれません。
でも、子どもなりに生き物を大事にすることを学んでくれたらいいなと感じました。