小さくてもレディー | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

先日、保育園にお迎えに行ったときのことです。
年長クラスの女の子が、新聞広告を丸めて筒状にしたものを持ち、熱心に口元に当てていました。
筒状のそれは先端が斜めに折られていて、パッと見はナイフ等の刃物のようにも見えたので、なぜ口元に当てているのか不思議でした。

顔馴染みの女の子でしたから、それは何かと聞いてみました。
そしたら、返ってきたのは「くちべにだよ」という言葉でした。
私など、マスクをつけるようになる前からほとんどすっぴんで過ごす毎日でしたから、思わず
「すごいねぇ、私よりよほど女子力高いねぇ」などと話しました。

すると、私と女の子の話を聞きつけたのか、娘を含め、その部屋にいた女の子がどっと押し寄せました。
そして、我も我もと「作るー!」「私もー!!」と口々に言い始めました。
自分で作る子、「ムスメのママ、つくってー」と私にねだってくる子、発端の女の子にねだっていく子と様々でしたが、
できあがるとみんな、いそいそと口元にあてて塗る真似をし、にやにやしていました。
娘などは、作ったそれを持ち帰り、帰りの車の中でもずっと塗る真似をしていました。

キラキラヒラヒラした服が大好きで、青や緑よりピンクや赤が好きな娘。
「可愛い」「女の子っぽい」ものが大好きなのは知っていましたが、お化粧にここまで興味を示すとは思いませんでした。
小さいけれど、5歳ともなるとみんな、オシャレに興味がある立派な「女の子」なんだと知りました。
お洒落より楽さや機能性を求め、マスクを口実に化粧をサボっている私は、もう少し「女性」として頑張らねばと、ちょっと反省した出来事でした。