5歳児の深層心理 | 紫苑の徒然日記

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育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

娘の保育園では、5月の間は登園自粛が呼び掛けられていました。
もっとも、保育園というのは両親共働きの家庭が基本なので、在宅ワーク等で家庭での保育が可能な家庭に、可能な範囲でお願いする、という程度の呼び掛けでしたが。
それでも、クラスの半分以上が休んでいるという日が何日も続きました。
そんな状態の中で、娘の口から聞かれるお友達の名前が、徐々に変化していました。
今までよく聞いていた子たちはみんなお休みしてしまい、必然的に登園してくる子の名前が話題にのぼるようになったのです。

そんな娘の様子で1つ気になっていたのが、朝の母子分離の様子。
昨年度までは、別れを惜しまれることの方が珍しかったのに、今年度に入ってから、いつまでもしがみついて別れを惜しむようになりました。
諸事情で、今年度から登園時間が早まったので、その影響もあると思います。
別れてしまえば楽しく遊んでいるのは分かっていたものの、担任の先生にお伝えして、様子を気にかけてもらっていました。

ところが、つい昨日のこと。
ずっと休んでいた心の友(?)、Aちゃんが、娘と同じタイミングで登園してきました。
靴箱で顔を合わせたら、おはようの挨拶もそこそこに、ずっとAちゃんを追いかけて、朝の支度を済ませました。
そして、いつもなら母にしがみついてくるところ、一度も振り返ることなく(なんなら「行ってきます」の挨拶もなく)Aちゃんと遊びにいってしまったのです。
Aちゃんが休んでいる間、娘からその名前を聞くことはめっきりなくなりましたが、他の子に心変わりしたのではなかったのだと分かりました。

登園自粛は解消されたので、これからはAちゃんと過ごすことが増えると思います。
それで母子分離がスムーズになるなら何より。
それにしても、娘の中でのAちゃんの存在の大きさを痛感した出来事でした。
そんなお友だちができたことを、とてもありがたく思います。