4歳にとってのぞうりとは | 紫苑の徒然日記

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育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

娘の保育園では基本的にはだしが推奨されています。
その流れからか、年少クラスから、ゴム草履(今もこういう呼び方するのかな?)に限り、使用が認められます。

↑まさにこういうの。保育園でも「島ぞうり」と呼ばれていて、ビーサンと何が違うんだろうかと思っていたけど、一般的な名称なのかしら。
デザインも上↑と酷似していて、クラスごとに注文を取り、お揃いで履いています。
↑では緑色の部分にカラーバリエーションがいくつかあり、あらかじめ子どもに選んでもらいます。
ピンク大好きな娘はぶれずにピンク。黒を選ぶというカッコいいセンスの女の子もいる。

で、みんな、すごくいい顔で毎日履いて過ごしています。
が。が。お迎えに行くと、一定の頻度で聞こえてくるんです。
「ヤダー、はきたくないー」「はけないー。おんぶ(又は抱っこ)してー」
座り込んで主張を通そうとする子どもの横で、困った顔の保護者に声をかけてみると、大抵こんな言葉が返ってきます。
「なんかね、ぞうりが濡れてるから履きたくないんですって」
そこでハモる、私と保護者の声。
「ぞうりって濡れていい履き物なのにね。」

そうなんです。
運動靴や長靴でバシャバシャと水溜まりに突っ込んでいくのが子どもというイキモノ。
靴や長靴がびしょ濡れだと、後片付けが大変なので、大抵の大人は「あー!ダメーー!!!」となります。
子ども自身も、濡らすのは好きでも、濡らして脱いで、乾く前に履く、というのは嫌いらしい。
替えの靴をいつも用意できるわけではないから、こうなったら抱っこかおんぶで帰るしかない。
保育園の帰りなんて子どもの荷物を抱えてる。そこに更に子どもを抱えるなんて、なんて大荷物!
だから余計に、大人は「濡らしちゃダメ。」と言いたくなります。

でも、ぞうりってそもそも水辺で履くもの。濡れる前提だし、濡れたところですぐ乾くし、後片付けも大変ではありません。
なのに子どもたちは、そんなぞうりですら濡れた状態で履くことを嫌がるのです。
後で履くのをいやがるならなぜ濡らす?!と思わなくもないけれど、水たまりに入らないという選択肢がそもそもないのが子ども。
(と言いつつ、娘は自分の服や靴が濡れたり汚れたりするのを極端に嫌がる性格なので、積極的に水たまりに飛び込んだりはしない)。

もし、「靴を濡らせば抱っこしてもらえる」という打算があるとしたら、子どもって末恐ろしい。
まぁ、そんな計算高いことがないにしても、自ぞうりを濡らしておいて「濡れてるのはイヤだ」はやっぱり私の理解の範疇を越えています。
自分が子どもの頃ってどうだったかしら?と、思わず過去を振り返る日々です。