悪い言葉ほどすぐ覚える | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

水ぼうそうの話が途中ですが、私が悶々と温めていたネタを、大ファンのちょこまる様が書いて下さったので、今日は便乗。

一番身近な私の言葉はもちろん真似する娘。
私自身の言葉遣いは決していい方ではなく、娘の前だけでもと気を付けているのですが、ついつい無意識で使ってしまったりします。
「あぁっ、もぅバカー」(←失敗してしまった自分に対する一人言)とか
「くっそー、コンチクショー」(←どうにもならないモヤモヤに対する呟き)とか。
「ヤバい」「マジで」「ムカつく」辺りは、息をするように使ってしまうため、言ってから「あっ、しまった、今使っちゃった?!」と落ち込むことも。

そして、ここまで酷い言葉遣いではないにしろ、娘に使われると何だかイラッ、モヤッとする言い回しもあったり。
全部私が使ってる言葉なので、完全にブーメランなんですが、過去の自分に言ってやりたい。
親の忠告を聞いて、言葉遣いは意識して矯正した方がいいよと。

ところで、自分の発言は自分の努力次第ですが、テレビで流れる言葉遣いはいかんともしがたい。
例えば、今や大人気のNHKの番組『チコちゃんに叱られる』では、メインキャラの『チコちゃん』が「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と無知な大人を叱責していきます。
5歳の女の子(それもテレビの中)だから笑って流せるセリフですが、これを娘が真似しようとするのです。
でも、自分の娘が「○○じゃねーよ」と言っているのはすこぶるよろしくない。
じゃあ子どもが真似するには相応しくない番組を作るのが悪いかというとそれも違うし、
それならその番組を見なければいいと言われると、でも私が好きなんだよぉぉぉという葛藤。

もっと困るのが、子どものヒーロー『アンパンマン』に出てくる『ドキンちゃん』。
バイキンマンに向かって「おバカー!!」と怒るシーンが割と頻繁に出てきます。
これを娘に聞かれるのです。「ドキンちゃんは何で『おバカ』って言うの?」「ドキンちゃんが言ってるからムスメも言っていいよね?」
保育園でも、「バカ」という言葉を使う子に保育士が嗜めるところを時おり見てますし、私ももちろん「『バカ』は悪い言葉」と教えています。
だからこそ、天下のアンパンマンで『バカ』を使われると、説明に大いに苦労します。
使ってはいけないと言うと「何でドキンちゃんは良くてムスメはダメなの?」となるし、でも、そこを娘に分かりやすく、上手く説明できない残念な私。

じゃあといって、子どもに覚えられると困る言葉遣いが出てくる番組を全部避けるなんて到底できない。
※音がないと寂しいので、テレビをつけないという選択肢は基本的にない。なるべく休息時間は作っているけども。
いずれ、物の善し悪しが分かる歳になるのは分かるのだけど、今が一番言葉を吸収する時なので、とても悩ましいです。