減っていくものは、大抵が「それまで出来なかったこと」なので、減ることは喜ばしくもあるのですが、
同時に子ども(又は赤ちゃん)特有の未発達さと、それによる可愛さが消えていくということなので、時に寂しさもあります。
そして、今、私が一番寂しく思っているのが「言い間違い」です。
ずっと、「こっちがわ」「あっちがわ」が「こっち『わが』」「あっち『わが』」だったんですよね。
私の実家は菊川市で、両親のことも「きくわがじーじ(ばーば)」と呼んでいて、ちょっと可愛かったのに、いつの間にか「きくがわ」って言えるようになってしまった。
プリキュアも、始めは「プリキワ」で、今は「プリキュワ」かな。アの発音って意外と難しいのかしら。
サ行の発音はやっぱり難しいらしくて、今でも「久しぶり」は「ひすすぶり」です。
この時の「す」は、何だか訛った感じのもごもごとした発音。
でもそれがほほえましい。
口が達者になってきて、会話によってはイラーッとしたり、キーッとなったりすることもたくさん言うようになりました。
でも、そんな中に言い間違いがあると、ちょっとだけ和みます。
私でも、子の成長を惜しむことがあるんだなぁと、自分自身にも新発見でした。