まず、娘はAちゃんが好きです。
とにかく一緒に帰りたがるし、借りる絵本だとか、何につけてもお揃いにしたがります。
でも、そんな娘の愛が深すぎるのか、Aちゃんにはつれなくされることも多々あります。
それでもめげずに日々後ろを追いかけています。
逆に、娘の事が大好きなのがRちゃんとKくんです。
Rちゃんは普段はなかなか会えず、園の行事や休日に時々会うのですが、会うたびに「ムスメー♪」と駆け寄ってきてくれます。
チューする勢いでハグしてくれたり、とにかく娘のお世話をしたがります。
Kくんは、Aちゃんにとっての娘みたいなもので、帰りが一緒になることが多いのですが、そうすると
「ムスメと帰るー」「てぇつなごー」って駆け寄ってきてくれます。
でも、娘はKくんに対してはツンツンで、すごくそっけなくなります。わざと先に帰ったりとか。
愛が深すぎるんだね。でもそれ、娘がAちゃんにやってることと一緒だよ。だからAちゃんに逃げられるんだよ。
そんな人間模様を、夕飯の家族団らんで夫に話しました。
「お?なんだ、三角関係か?!」とノリノリの夫。
「Aちゃんは誰が好きなんだい?」と聞くと「Aくんだよー」
「じゃあAくんは誰が好きなんだい?」
「Nくん」
「Nくんは?」
「Kくん」
おっ、やっと繋がった。しかし見事に片想いばっかりだな。私も夫もニヤニヤが止まりません。
こんなこと言ってますが、最後は「みんな大好き。みんなお友だち」なんですよ。
えぇ、もちろん分かってます。娘の「好き」がラブじゃなくてライクだってことはね。
それにしても、「みんな大好き」ってなんて眩しい響きなんでしょう。
あと数年もしたら、まずきっとで男女に分かれてしまうし、女の子の中でもグループとかできるんだろうな。
それって成長過程で避けられないものだとは思いますが、やっぱりいがみ合うよりは「みんな好き」の方が圧倒的に幸せですよね。
保育園時代にボーイフレンドができるなんて思ってもいませんが、この複雑な片想いの矢印が卒園までにどれか一個でも双方向になれば面白いなぁと見守る日々です。