巻き込んじゃってごめんなさい | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

子どもだから仕方ないんですが、長期的な利益のことなんて考えられないので、目の前の「今」が良ければそれでいいというところがあります。
それが特に顕著に出るのが眠いときやお腹が空いたとき、強烈に望む何かがあるときです。

先日、お風呂に入って髪を乾かす間、レゴブロックで遊びたいと言われました(我が家は居間にドライヤーがあります)。
ブロックで遊んでいる間はドタバタ動き回ることもないので、基本的に了承します。
ところが、乾かし終わって「さぁ、寝るぞ」となっても、いっこうに片付けようとしない娘。
「捨てちゃうよ?それともお友だちにあげちゃおうか?」何を言っても「いらない」「いいよー」と生返事。
ここで行動に移さなかったら、所詮口だけの脅し、と娘に思われてしまうので、ゴミ袋に突っ込んでから納戸に隠しました。

数日後、「ブロックで遊びたい。ブロックはどこ?」と娘が聞いてきたので
「いらないって言ったからお友だちにあげちゃったよ。もう家にはないよ」と返したところ、わんわん泣いて怒りました。
先日のやりとりは、多分覚えてないのです。「片付けたくない」と思ったから、片付けなくていいなら何でもするよ、とこちらの言葉に応じただけ。
それは分かっているけど、ここですぐ取り出したら元の木阿弥なので、「簡単にいらないって言うからこうなるんだよ。お友だちのお母さんに『やっぱり返して』ってお願いする?」と演技を続行。
ホントは我が家にあるんだけど「これからちゃんと片付けるならお願いしてあげる」とそれらしいことを言って辻褄を合わせました。

とはいえ、夫が甘やかしたら意味がない。
かくかくしかじかで我が家にはないことになってます、と説明しました。
「それ、その子とケンカになったりしないか?」
普段、保育士からは「今日も仲良く遊んでました」という報告ばかりなので、ケンカにならないかという心配?は盲点でした。
が、辻褄を合わせることには了解を得られました。

それからたびたび「ブロックはー?」と求められましたが、巻き込んだお友だちのお母さんとすれ違うことが多かったので、ずっと「今日も会えなかったでしょ?」と通しました。
確かに会ってない、と思ったのか、そこは納得した様子でした。
で、やっと会えた日の夜、「返ってきたよ」と渡しました。そしたら、さすがに懲りたのか、その日はしっかり片付けてました。
また、この懲りた思いを忘れたら、ぐだぐだになるんでしょうが。

子どもがその場しのぎに適当なことを言うなんて、本当にしょっちゅうです。
そのたびに演技するのは本当に面倒くさい。でも、だからやらなくていい、というのも何か違う気がする。
お片付けに対する姿勢、どこまで徹底すべきか悩ましいです。