「歓迎会やるぞー」という上司(義父)の鶴の一声で、久しぶりに娘を夫に預けて夜の街に繰り出しました。
数日前から娘には告知していました。
「お母さんは仕事があるから、この日はお父さんとお風呂に入って、お父さんと寝てね」
そう言うたびに「おとうさんイヤーー!!おかあさんと(いっしょ)がいいー!!!」と怒られました。
なんでこんなに母っ子になってしまったんだろうか。果たして私は娘を置いて行けるだろうかと心配していました。
前日に至っては「お母さんがいないとワタシかなしい」と言われてしまいました。
「ワタシかなしい」なんて初めて言われたので、かなり心にグッサリ刺さりました。
いざとなったら申し訳ないけどキャンセルか…もしくは義父の特権で娘同伴させてもらおうか。
そんな事まで考えましたが、最終的には「お父さんとご飯食べれる。お風呂入れる」と納得してくれて、泣かずに見送ってくれました。
元々お酒はほとんど飲めず、加えて、ここ数年は娘中心のすこぶる健康的な生活だったので、お酒は全然飲めなくなってしまいました。
それでも、子どもの世話を焼かず、落ち着いて自分の食事に集中し、一品一品じっくり味わえることだけで幸せな一時でした。
とはいえ「悲しい」「嬉しい」といった感情を表現する単語が娘の口からハッキリと発せられたのはこれが初めてです。
物凄い衝撃でした。まさか「悲しい」なんてネガティブな感情が初めての発露になってしまうなんて…
成長を喜ばしく思う反面、本当に心が痛んだ出来事でした。