重ね着 | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

娘の保育園は、日中は布オムツを使いますが、お迎えの直前に紙パンツに履き替えておいてくれます。
布オムツのままでは家に着くまでに尿意を催す子もいますし、かといって子どもは保護者の姿を見れば「早く帰ろう」となるものですから、
お迎えが来てから着替えるというタイムロスをなくせば少しでも早くおうちに帰れるねという配慮です。

先日、娘を迎えに行き、駆け寄ってきた娘を抱き止めたら、やけにオムツがもたついていました。
かといって、たっぷり出た後のじっとりした感じでもないし、本人に聞いても「出てない!」との回答。
娘の自己申告はまだまだアテにならないものの、ちょっとでも脱がそうとすると怒るので、紙パンツなら多少もたついていてもチャイルドシートを汚すことはあるまいとそのまま帰宅しました。
夕食の前に着替えさせようかとも思いましたが、ここでもべそをかくほど拒否。結局、お風呂に入るまでズボンがだいぶもたついた状態でした。

で、最近は入浴時の脱衣も「自分で!」と手助けさせてくれないので横で見守っていたのですが、ズボンがもたついていた理由がやっと判明。
なんと、紙パンツを2枚重ね履きしていたのです。
そして、内側の紙パンツには、ほんの少しだけ排尿の形跡。
あぁ、これは確かに「出てない!」だったんだろうな、そして、2枚も履いていたら出てなくてももたつくのは当然だなと激しく納得しました。
と同時に、どういう経緯で2枚も履こうと思ったのか、きっとでお友だちと張り合いながら互いに「一人で!」着替えていたら、うっかり2枚も履いてしまったんだろうと想像したら、思わず笑ってしまいました。

先生は15人の子ども達を3人の保育士で対応している(一人の世話でも手を焼く私からしたら5人も見るなんて信じられませんが、これでも国の定める基準より手厚いのです。
園の運営費用をうんと切り詰めてなけなしの人件費を捻りだし、子ども達の安全のために尽力してくれる素晴らしい園です)ので、一人一人の着替えを一から十まで見守る余裕はありません。
5月生まれの娘はクラスの中では出来ることが多い方(しかも保育園では家にいる時からは想像できないくらい何でも一人でやるらしい)なので、着替えは娘自身にかなり任せているらしいということは以前から時折聞いていました。
ですから、娘が2枚履いていたことを、先生方はきっとでご存知なかったのでしょう。
あるいは、知ってはいたけれど、娘が「履く!」と主張し、その主張を尊重してくれたのでしょう。
担任の先生方にこの時のことを聞くタイミングを逃してしまい、今となっては真相は闇のなかです。

娘が大きくなったら、この時のことを話してみたいです。
一体どんな反応をするだろうかと考えたら、普段はイライラさせられることも多い育児ですが、ちょっと楽しみが増えました。