組織機能訓練士つゆもとのラポール日記 -4ページ目

組織機能訓練士つゆもとのラポール日記

日本で唯一人の組織機能訓練士が、組織のメタボを撃退するために思っていること、学んでいること、実践していることを伝えます。

引き続きODNJでの学びのシェアです。


前回は、全国には同志がいることをお伝えしました。


さて、今回は初日(22日)の学びのエッセンスを。


□平木先生の基調講演


基調講演は平木典子先生。私はてっきり「アサーション」というコミュニケーションスキルの大家だと思っていましたが、家族療法というカウンセリングをされる先生でした。(平木先生、認識不足でスミマセン。)


平木先生がおっしゃっていた中で印象に残ったのは二つのこと。


一つは「システムアプローチ」。何のこっちゃ?ですね~(笑)


これは個別の出来事を見るのではなく、全体の関係性の中から出来事を見なさいということ。


つまり、AがBに影響を与えるといった一方的な単純な構図で捉えると間違いやすい。むしろ多くの場合は、相互に影響を与え合うという複雑な構図になっているので、全体の関係性を理解する必要があるとのことでした。


例として仕事人間の父親がいる家庭で、子どもが不登校になっていて、母親は子どもに付っきり。

平木先生はこう表現してました。


「会社と浮気している夫(父)」


「子どもと結婚したような妻(母)」


おもしろい言い回しですね。


この場合、子どもの不登校は、夫(父)が家に早く帰るようになれば解消するとのこと。

その解決プロセスの説明はありませんでしたが、たぶん不登校の子どもだけにフォーカスしてはいけないということなんでしょうね。


ちなみに、我が家は私(父・夫)は平日は寝に帰るだけですが、むしろそちらの方が家庭はうまく回っているようです(笑)


平木先生がおっしゃっていたもう一つのこと。それは、既存の常識に縛られることなく、もっと自由な価値観を持って生きようということ。ただし、この表現や解釈、私なりに相当変えています。


社会や他者が作ったシナリオ=ドミナント・ストーリー(支配的な価値観や戦略)


変化に対応できるシナリオ=オルタナティブ・ストーリー(代わりとなる価値観や戦略)


前者が「〇〇すべき」といったものに対して、後者は「〇〇したい」と言い換えても文脈は変わりません。


自分自身が知らず知らずの間にどんなドミナントストーリーを身につけてしまったのかを知る必要があります。そこさえ気をつければ、仕事をする上でも、プライベートを充実させる上でも予想もせぬトラブルに発展することはないでしょう。


□八木社長のお話


初日の最後の講義は、大学教授から警備会社の社長に転身した八木さんのお話。


これがまた良かったんですよ。


アカデミックな世界でマネジメントやリーダーシップを研究していた人が、ビジネスの世界でそれを発揮しなければならない立場に余儀なくされたわけですね。八木社長の性格なのか過去のことを淡々とお話されていましたが、実際は相当ストレスフルな状態だったようです。


そりゃそうでしょ。親から引き継いだ会社は今にも破綻寸前だったんですからね。


知識や見識は豊かな方が良いに決まってますよ。でも、リーダーに求められることは逆境の中でもやっていく強い人間力。説得力がありました。


□コンサルが問われるスタンス


教授の立場はいわば傍観者。社長になれば主体者です。


私のようなコンサルも、クライアントから見ればある意味傍観者。私の気持ちはそうでなくても。

思うに、一緒に苦労を分かち合い、汗を流してくれる人であることを証明できれば、もっと関係性が高まって仕事もスムーズにできるでしょうね。


平木先生、八木社長のお話、それぞれアプローチは違うけれど、人としての「あり方」が問われる気がしました。


ということで、以上が初日(22日)のまとめでした。


私自身に消化不良のところがあります。だから、伝わっていないところがあるかも知れません。

そう思ったあなた、来年ぜひご参加下さい。私が伝えたかったことが全身で理解できるかも知れませんよ(笑)。


次回は2日目の学びのエッセンスを紹介します。お楽しみに。