組織機能訓練士の露本です。
組織をイキイキするためには、そこで働く人の安全・安心が保障されることが大切ですよね。それを阻害する要因の一つが「ハラスメント」。セクハラ、パワハラそして今はモラハラ。
ビジョン、ミッションの共有など前向きな取り組みはどんどん推進したいことですが、組織の不都合な部分を取り除く努力も必要です。
そんなわけで、今日は厚労省の働きやすい職場環境形成事業として「パワハラ対策導入マニュアル」の説明会に参加してきました。
職場のメンタルヘルスが問題となって久しいですが、精神障害の労災件数は5年前と比べて倍増。その原因とつながっているハラスメントの伸びは3倍以上。また、労働トラブルのうち、いじめや嫌がらせの相談件数が、解雇や労働条件引き下げを上回っているのが現状。
組織にも従業員にも不幸なことは撲滅しなければなりません!ですが、厚労省の調査では、パワハラ対応を何もしていない会社は1/3。ですが、99人以下の会社では実に6割は何の対策もしていません。これはマズイかも、、、
今日の研修は近くに座っている人とのグループワークがあったんです。ある会社の担当者はパワハラ裁判になって会社が勝ったとのこと。その要因として、以前からパワハラ研修などを地道に実施していたことがあるようです。それが裁判の過程で明らかになって、最終的に会社に落ち度はないという判断につながったとのことでした。
私が関与する組織では、パワハラなど起こっていないはず。でも、上司部下をはじめとする人間関係面で何らかのミスコミュニケーションからくすぶっているものがあるかも知れません。
やはり、組織機能の向上を推進する者としては、ハラスメント対策は今後も避けて通れないでしょう。これから何をやるか?という点で、今日は講義の内容も良かったですが、情報交換の場は非常に参考になりました。
生き残りが大変な状況で、大切な従業員の活力を奪ってはいけません。そして、組織のエネルギーは前向きに使わないとね。
ただ、どうせやるなら、従業員や会社の幸せのためにイキイキ働ける職場環境を作ろうということにしたいですね。ハラスメント対策をやらないと裁判で会社が痛い目に遭うからというのは、後ろ向きな感じなのでやらされ感満載になるおそれがあります。
それと、パワハラを必要以上におそれて、部下に適切な指導ができなくなったら困りますからね。
1、何のためにやるのかをトップが宣言して
2、どんな現状になっていて
3、どんなアプローチをすれば、改善されるのか
まず、このあたりまでのシナリオを決めたいですね。
12月から実施のストレスチェック制度と合わせて、職場環境の改善活動に取り組んでいきましょう!
