ラップ分析家「結城智晴」 -28ページ目

ラップ分析家「結城智晴」

ラップ分析家「結城智晴」による競馬予想・コラム。

こんにちは。
結城です。

ジャパンカップは3冠馬のマッチレースとなりましたね。
ちょっと後味の悪いことになっていますが・・・。
やはり3冠を獲れるような馬は強い。

それでは、先週の重賞回顧です。



ジャパンカップ GⅠ

1着△ジェンティルドンナ
2着◎オルフェーヴル
3着○ルーラーシップ
4着△ダークシャドウ
5着△フェノーメノ

12.8 - 11.0 - 12.0 - 12.3 - 12.1 - 12.1 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 11.7 - 11.5 - 11.5

ラップを見てみると、今年のジャパンカップはハイレベルだったことがわかりますね。
この緩みがないペースを刻んだのはビートブラック
後続を離して逃げていたので、2番手以下の馬はもう少し緩んだラップでしたが。

ラスト1Fは11.5と、上位2頭の脚はまだ止まっていませんでした。
また、上位4頭の上がりは脅威の32秒台。
まだまだ余力があったことがうかがえます。
2分23秒台で走って上がりが32秒台というのは、
高速馬場といえど凄いパフォーマンスです。

勝ったのはジェンティルドンナでしたね。
最後はオルフェーヴルとの壮絶な叩き合い。
その中で審議の対象となる場面が出てきてしまいましたが。
この2頭は今回のペースでなら互角だったと思います。

3着のルーラーシップはまたしても出遅れ・・・。
それでも2馬身半差の3着まで来ていますので、この馬も上位2頭と力の差はないと思います。

4着はダークシャドウ
この馬も素晴らしいパフォーマンスでしたが、出遅れたルーラーシップにまたしても先着を許してしまいましたね。
現時点では上位3頭に能力で少し劣るようだ。

5着にフェノーメノ
ビートブラック以外は瞬発力勝負になりましたので、それほど切れる脚がないこの馬には少し厳しかったですね。
もし出走するならば、スタミナが要求されるレースになりやすい有馬記念では見直しが必要。



京阪杯 GⅢ

1着ハクサンムーン
2着アドマイヤセプター
3着シュプリームギフト
4着テイエムオオタカ
5着ハナズゴール

12.2 - 10.7 - 11.4 - 11.4 - 11.3 - 11.5

スプリンターズステークスはすでに終わっているので、
短距離路線は早くも年明けの高松宮記念に目が向き始めています。

京阪杯を勝ったのは快速3歳馬ハクサンムーン。
今回は比較的な楽なペースで逃げることができました。
そのおかげでラスト1Fも11.5秒と脚は止まらず。

2着はアドマイヤセプター。
上がり33.6秒を使って追いこんできましたが、アタマ差届かず。
しかし、今回は先行馬有利の展開だったので勝ちに等しい内容です。

3着はシュプリームギフト。
こちらはどちらかというと展開の恩恵を受けた方。
4着のテイエムオオタカも同様。

3、4着の2頭よりも、5着に追い込んできたハナズゴールを評価したい。
今回は軽ハンデだった分もあるが、スプリント適性は高そうだ。



参考になりましたらポチッとお願いします!

人気ブログランキングへ



それではまた!
こんにちは。
結城です。

続けて予想の方を。



ジャパンカップ GⅠ

◎オルフェーヴル
○ルーラーシップ
▲エイシンフラッシュ
△フェノーメノ
△ダークシャドウ
△ジェンティルドンナ


今年のメンバーは人気上位馬の能力が抜けている。
相当紛れた展開にならない限りは堅く決着するだろう。

本命はオルフェーヴル。
宝塚記念のパフォーマンスは現役最強馬に相応しいものだった。
ポンポンと好時計が出るような超高速馬場ではなかったのだが、
勝ち時計は2分10秒台だった。
東京ならソレミアは相手にならない。
ライバルはルーラーシップとエイシンフラッシュ。

対抗はルーラーシップ。
宝塚記念ではオルフェーヴルに2馬身の差をつけられたが、
ルーラーシップの方が展開的には少し厳しく、着差ほど力の差は感じなかった。
秋天では出遅れながら大外一気に3着と、高い能力は見せている。
距離も2400~2500mが一番合いそう。

単穴はエイシンフラッシュ。
天皇賞では久々にこの馬らしい切れ味が見られた。
末脚の切れ味だけを見ればオルフェと同等かそれ以上。
道中うまく脚を溜められればオルフェ相手でも差せる可能性を持つ唯一の馬。

ジェンティルドンナは秋2戦がスローペースなので、
正直まだ未知数な部分が多い。
よって押さえまで。



それではまた!
こんにちは。
結城です。

今週はジャパンカップですね!
今年は3冠馬VS3冠牝馬VS凱旋門賞馬という、
いまだかつてない大物の対決。
それ以外にもG1馬が6頭と、凄いメンバーです。


ジャパンカップ GⅠ

史上最高のメンバーといっても過言ではない、今年のジャパンカップ。

それだけのメンバーであっても、やはり注目はオルフェーヴル。
今年の春はアクシデントもありましたが、その後はやはり3冠馬と思わせてくれるパフォーマンス。
東京では負けられない。

今年の3冠牝馬ジェンティルドンナ。
父ディープインパクトの能力を引き継いだ、素晴らしい馬ですね。
オークスとダービーの比較から、春の時点ではフェノーメノと互角程度の力があったと思われる。
フェノーメノは更に成長し、秋天では2着と立派な結果を残しました。
ジェンティルドンナは秋2戦がどちらもスローペースで成長度合が少し掴みにくい。
今回の相手にどこまでやれるかは未知数だが、期待したい。

凱旋門賞で日本の悲願を打ち砕いたソレミア。
凱旋門賞馬という響きは良く聞こえるが、
今年の凱旋門賞は非常に時計が掛かる馬場。
能力をストレートに反映している結果では決してない。
日本の高速馬場にどこまで対応できるか、注目。

天皇賞で見事な復活を遂げたエイシンフラッシュ。
今回も続けて期待できるだろう。

フェノーメノはダービーに続き、天皇賞も2着。
またしてもGⅠタイトルはお預けとなった。
今回は更に強い相手が揃うが、この馬の能力も相当なはず。



それではまた!
こんにちは。
結城です。

マイルチャンピオンシップはサダムパテックで武豊騎手が久々の中央GⅠ勝利を手にしましたね。
東京スポーツ杯ではコディーノがクラシック最有力候補へ躍り出る完勝。



東京スポーツ杯2歳ステークス GⅢ

1着◎コディーノ
2着▲レッドレイヴン
3着△インプロヴァイズ
4着-ケンブリッジサン
5着バッドボーイ

12.8 - 11.1 - 11.2 - 11.3 - 12.0 - 13.1 - 12.2 - 10.9 - 11.4

コディーノは強い。
13.1というラップも出現していますが、前半速いラップを3つ連続で刻んだことで、
全体としては速めのペースになっています。
それをラスト10.9-11.4というラップで押し切ってしまった。
かなり2歳馬離れした内容です。
今デビューしている2歳馬の中で間違いなく最強クラスの馬。

レッドレイヴンも好内容でした。
道中最後方にいた分コディーノとは差がついてしまいましたが、
最後はコディーノと同じ脚色で追ってきました。

3着インプロヴァイズ以下は上位2頭との力の差を感じますね。
しかし、今年行われた2歳重賞の中ではかなりハイレベルな部類に入ると思います。



マイルチャンピオンシップ GⅠ

1着-サダムパテック
2着◎グランプリボス
3着-ドナウブルー
4着-シルポート
5着△リアルインパクト

12.5 - 11.1 - 11.4 - 11.9 - 11.3 - 11.3 - 11.5 - 11.9

馬場はかなり回復していましたね。
ラップタイムからはほぼ良馬場に感じられます。
最近は高速馬場が多く、完全な良馬場だともう一段速い時計になるのですが・・・。

やはり逃げたのはシルポート。
レースを見ているといつもより抑え気味に見えましたが、
それでも1000m58秒2のペースでしたね。
シルポートは切れ味ではなくスタミナで勝負するタイプの馬なので、
ラスト4F目から加速してお釣りがないようにスタミナを使ったのは川田騎手の好騎乗だと思います。
シルポートの特徴をよく理解しての騎乗でした。

勝ったのはサダムパテック。
秋天はなかなかの内容でしたが、ここまでの力があるとは思っていませんでした。
安田記念では少し離されて負けていたので、超高速馬場は苦手なのかもしれませんね。

2着に1番人気グランプリボス。
不利があったようですが、それでもここまで来るのはさすが。
いよいよ日本のトップマイラーになってきましたね。

3着はドナウブルー。
こちらも安田記念の負け方から、印を打てなかった馬です。
厳しいペースに弱い馬だと思っていたのですが、
厳しいペースでも上手く脚が溜まれば弾けるようです。
一つまたこの馬の特徴をつかむことができました。



福島記念 GⅢ

1着○ダイワファルコン
2着-アドマイヤタイシ
3着△ダコール
4着△ヒットザターゲット
5着-ミッキーパンプキン

12.0 - 11.3 - 11.5 - 12.5 - 12.6 - 12.7 - 11.8 - 11.8 - 11.3 - 12.0

ダイワファルコンが悲願の重賞初勝利。
完勝でしたね。
メンバーを考えれば当然の勝利といったところですが。

2着にアドマイヤタイシ。
ダイワファルコンには差をつけられてしまいましたが、
なかなかの好内容でした。
オープンクラスにメドがついた1戦となりました。

3着はダコール。
準オープンを卒業していきなりオールカマーで3番人気に推されたほどの馬ですが、
オープンクラスではワンパンチ足りない印象になってきましたね。
一度パンパンの良馬場でのパフォーマンスを見てみたいところ。

本命のアスカクリチャンは10着大敗。
本来のパフォーマンスではありませんでした。
また次走に期待。



参考になりましたらポチッとお願いします!

人気ブログランキングへ



それではまた!
こんにちは。
結城です。

今週はマイルチャンピオンシップですね。
しかし、今日の京都は雨で不良馬場でしたね。
おそらく明日も影響は残るでしょう。
ラップタイム予想は不良馬場とは相性が悪いので、今回は正直あまり自信がありません・・・笑
東京も雨模様なので、明日は大きな勝負は避けたいと思います。

とりあえず、馬場は無視して予想をしてみました。



マイルチャンピオンシップ GⅠ

◎グランプリボス
○ストロングリターン
▲レオアクティブ
△コスモセンサー
△ガルボ
△リアルインパクト
△ファイナルフォーム


シルポートがいることで、ハイペース濃厚。
ならば激流となった安田記念で上位に来ている馬を素直に評価したい。

本命はグランプリボス
安田記念はストロングリターンとタイム差なしの2着。
今回は前走の内容はこちらが上なのでグランプリボスが本命。

対抗に万全なら互角のストロングリターン

単穴はレオアクティブ
前走は敗れたが、ロスの多い競馬で悲観する内容ではない。
京成杯AHのパフォーマンスは明らかにG1馬級のものだったので、再度期待したい。

残りもハイペースに強い馬を。

コスモセンサーは近2走4着、8着と奮っていないが、
どちらも相当厳しいハイペースを前に行ってのもの。
着順は仕方がない部分が大きく、むしろ内容は優秀。
穴ならこの馬か。


・・・と、良馬場ならこれで勝負したんですが。
馬場がアレですので、予想とは別に全馬の重馬場適性を見てみました。
SABCの4段階評価です。


◆サダムパテック B
稍重~不良馬場での好走はないが、皐月賞は時計の掛かる馬場だった。

◆サンカルロ B
2歳時に不良馬場のクロッカスS勝ち。ただレベルには疑問。
2010高松宮記念は時計の掛かる馬場だったが4着にきている。

◆テイエムアンコール A
稍重~不良馬場のレースはすべて掲示板以上。

◆ダノンシャーク B
過去のレースでは稍重の馬場は難なくこなしている。
それ以上に悪化した時はまだ未知数。

◆コスモセンサー B
稍重の2012マイラーズカップで3着。
データがなく、重~不良は未知数。

◆レオアクティブ C
ファルコンSで重馬場、マーガレットSで稍重馬場を経験。
パフォーマンスは低調だった。

◆グランプリボス C
稍重馬場を2回経験しているが、どちらも大敗。

◆エイシンアポロン S
昨年は重の富士S、稍重のマイルCSを連勝。
その他にも重い馬場での好走多し。

◆ガルボ C
稍重は皐月賞で経験したが大敗。
この敗因は距離の可能性もあるが、他の時計の掛かるレースもパフォーマンスが低い。

◆リアルインパクト B
重馬場の中山記念で3着。
稍重のマイラーズカップで大敗したが、これは馬場が原因ではなさそう。

◆ファイナルフォーム B
まだ戦歴が浅いので判断しにくいが、過去のレースでは重馬場を苦にはしていない。

◆シルポート B
可もなく不可もなく。

◆ストロングリターン A
稍重~不良のレースはすべて掲示板以上。
かなりこなせる方。

◆フィフスペトル B
稍重~不良馬場の過去の着順はそれほど良くないが、相手関係を考えればこの馬の力は出している。
苦手ではないだろう。

◆アイムユアーズ B
データなし。
だが、時計が掛かる洋芝での実績があるのでこなせないことはないだろう。

◆マルセリーナ A
稍重で行われた昨年のマイルCSでは牡馬1級線に混じって6着。
パフォーマンスを上げていた。

◆ドナウブルー A
1000万クラスを圧勝した時は不良馬場。
中山牝馬Sで惨敗した時は重馬場。
良いパフォーマンスでこなした経験はあるので中山牝馬Sの敗因は別のところだろう。

◆フラガラッハ A
重~不良馬場の経験はないが、時計の掛かる馬場でのパフォーマンスは優秀。



参考になりましたらポチッとお願いします!

人気ブログランキングへ




それではまた!