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ラップ分析家「結城智晴」

ラップ分析家「結城智晴」による競馬予想・コラム。

こんにちは。
結城です。

先週から春の東京・京都開催がスタート。
東京は少しお天気が崩れた中での開催となりました。
福島では季節はずれの大雪で日曜日の競馬が中止、なんてことも・・・。

さて、本日は先週の重賞回顧です。



福島牝馬ステークス GⅢ

1着○オールザットジャズ
2着◎マイネイサベル
3着-ピュアブリーゼ
4着△アロマティコ
5着▲オメガハートランド

12.7 - 10.7 - 10.7 - 11.7 - 12.1 - 12.2 - 12.3 - 12.1 - 11.9

スピードリッパーが大逃げ。
刻んだラップはかなり速いものでした。
しかし、2番手以降は離れて追走していたので、ハイペースとは言い難い。
2番手以降はミドル程度。

勝ったのはオールザットジャズ。
外から追ってきたマイネイサベルをクビ差抑えての勝利。
中山牝馬Sでも差のなかった2頭。
やはり強かったですね。

3着にはピュアブリーゼ。
オークス2着後、長い間結果が出ずにいたのですが。
この3着が復活の狼煙となるか。



フローラステークス GⅡ

1着◎デニムアンドルビー
2着△エバーブロッサム
3着-ブリュネット
4着△テンシンランマン
5着-タガノミューチャン

12.8 - 12.0 - 12.4 - 12.5 - 13.4 - 13.3 - 13.3 - 11.6 - 11.2 - 11.4

ペースは超のつくスロー。
中盤では13秒台のラップが3つも出現しています。

勝ったのはデニムアンドルビー。
未勝利戦で見せた末脚は本物でしたね。
このスローで掛からずにしっかりと脚を溜めて最後まで伸びきることができたので、
本番オークスにも繋がる内容だったと思います。

2着はエバーブロッサム。
こちらもフラワーカップで素晴らしい末脚を見せていた馬。
やはりこの流れになると瞬発力で勝る馬が上位に。

3着はブリュネット。
この馬はこれまでにないハイパフォーマンスを発揮。
ですので、馬券的には難しい馬でしたね。
しかしこの内容なら本番でも一発あるかも。

クイーンC上位の2頭は敗れてしまいました。
しかし、スイートサルサは差のない6着ですので、悲観する内容ではありません。



マイラーズカップ GⅡ

1着△グランプリボス
2着-サンレイレーザー
3着△ダノンシャーク
4着△カレンブラックヒル
5着-フィフスペトル

12.3 - 10.8 - 11.0 - 11.7 - 11.5 - 12.1 - 11.5 - 11.7

やはり逃げ馬が多いメンバーでしたので、ハイペース。
前に行った馬には厳しいペースになりました。

勝ったのはグランプリボス。
休み明けはあまり走らない馬ですが、今回は違いましたね。
スタミナ豊富な馬なので、このようなハイペースでは強い。

2着にサンレイレーザー。
展開も味方しましたが、このペースでの2着は非常に価値があります。
これからの飛躍に期待できそうな一頭。

3着はダノンシャーク。
この馬も非常に力のある一頭。
今年はG1でも結果を。

カレンブラックヒルは4着まで。
しかし、このペースを3番手追走で0.1秒差の4着というのは素晴らしい。
内容ではこの馬が一番でした。



それではまた!




こんにちは。
結城です。

今週から東京・京都開催!
今日は明日の2重賞両方の印を。



フローラステークス GⅡ

◎デニムアンドルビー
○スイートサルサ
▲イリュミナンス
△オースミミズホ
△エバーブロッサム
△セキショウ
△テンシンランマン


逃げ馬がおらず、3歳牝馬戦。
まずスローになるだろう。

本命はデニムアンドルビー。
前走は強烈な末脚を見せて圧勝。
勝ち時計も2分1秒1と優秀だし、なんといってもラスト1Fのラップが11.3。
底知れない強さを感じる。

対抗はスイートサルサ。
クイーンカップではあと一歩というところまでウキヨノカゼを追い詰めた。
能力があるのは確かだが、2000mが初めてな分こちらが2番手評価。

単穴はクイーンカップでスイートサルサと接戦したイリュミナンス。

穴にはオースミミズホ。
ホープフルSでは時計の掛かる年末の中山ながら、
2分2秒2という時計で走っている。
弥生賞馬カミノタサハラからは0.4秒差。
ここ2走は結果が出ていないが、かなりの能力を持っている気がする。


読売マイラーズカップ GⅡ

◎シルポート
○クラレント
▲ファイナルフォーム
△ダノンシャーク
△オセアニアボス
△ダノンヨーヨー
△カレンブラックヒル
△グランプリボス


今年は逃げ馬が多い。
オースミスパーク、シルポート、タイキパーシヴァル、エーシンメンフィス。
エーシンメンフィスは前走追い込む競馬をしているが。
それでも、激流になる可能性が高そう。

速いペースを想定しているが、それでも本命はシルポート。
昨年は非常に速いペースで逃げながらも勝利。
ペースに関係なくハイパフォーマンスを見せる馬。

対抗はクラレント。
速いペースは昨年の富士Sで経験。
東京新聞杯はスローだったが、3歳時より更にパワーアップしている印象を受けた。

単穴はファイナルフォーム。
富士Sではクラレントと接戦。

激流になれば追い込み馬の台頭があるかも。
オセアニアボス、ダノンヨーヨーも押さえる。



それではまた!

こんにちは。
結城です。

今週はG1はお休み。
来週からは6週連続G1がスタートします。
G1へ向けて、予想の方も良い形で東京・京都開催に入りたいですね!

それでは、今週の重賞展望です。



福島牝馬ステークス GⅢ

ヴィクトリアマイルの前哨戦の一つ。
なかなか面白いメンバーが揃っています。

人気になるのはマイネイサベルでしょうね。
昨秋の府中牝馬S、今春の中山牝馬Sを鮮やかな末脚で制しました。
エリザベス女王杯は敗れているものの、距離が長かったことと、
馬場が悪かったことに敗因がありそうです。
得意の1800mで重賞連勝なるか。

昨年の衆寡賞3着馬、アロマティコも怖い存在ですね。
秋華賞ではジェンティルドンナ、ヴィルシーナの2頭から0.2秒差。
今年初戦の準OP戦も快勝。今年は重賞タイトルを。

オメガハートランド、ミッドサマーフェアなど4歳世代には怖い馬が他にも。



フローラステークス GⅡ

桜花賞、皐月賞とクラシック第一弾が終わりましたが、
もう今週はオークストライアル、フローラステークス。
来週にはダービートライアルの青葉賞もあります。

オークス優先出走権を手にするのはどの馬か。
まだ未知数な馬が多く、馬券的には難しそうなレースです。

やはり人気になるのは重賞実績のある馬か。
スイートサルサはクイーンカップ2着馬。
上がりは最速の33.0秒と、かなりの好内容。
2000mという距離にさえ対応できれば。

隣の枠のイリュミナンスがクイーンカップ3着馬。
スイートサルサとはクビ差でしたので、大きな力の差はないでしょう。
こちらも有力な一頭。

あとはフラワーカップ4着のエクスパーシヴ。
勝ち馬とはたったの0.1秒差。
スイートサルサ、イリュミナンスがマイルまでの距離しか経験にないのに比べ、
こちらは1800mの重賞で4着という結果を残しています。
これは少しアドバンテージになるかも。



読売マイラーズカップ GⅡ

G1級のメンバーが集まる、安田記念の前哨戦。

実績ではグランプリボス。
マイルG1は2勝2着2回。
今回も中心となる一頭ですが、休み明けは走らないタイプなのでどうだろうか?

このレース2連覇中のシルポート。
今年も逃げるでしょう。
8歳を迎えましたが、中山記念で3着に入るなどまだまだ元気。
3連覇なるか。

東京新聞杯を制したクラレントも勢いがありますね。
京都マイルは2歳時にデイリー杯を制した経験がありますし、
問題ないでしょう。

そしてカレンブラックヒル。
フェブラリーステークスは大敗を喫してしまいましたが、
芝マイルに戻って復活を期待。



それではまた!
こんにちは。
結城です。

皐月賞は勝負に出たところが裏目に出てしまいましたね・・・。
先週の重賞回顧です。



アンタレスステークス GⅢ

1着◎ホッコータルマエ
2着○ニホンピロアワーズ
3着-ハートビートソング
4着-ソリタリーキング
5着△ナイスミーチュー

12.4 - 10.7 - 13.2 - 12.7 - 12.6 - 12.2 - 11.9 - 11.5 - 12.5

ペースは遅め。
ラストは11.5秒というラップも出現しました。

勝ったのはホッコータルマエ。
これで重賞3連勝。
先行して上がり最速と、内容も言うことなし。
G1でも楽しみな存在ですね。

2着はニホンピロアワーズ。
力は見せましたが、59キロを背負っていた影響が少し出たか。
それでも3着を2馬身半離しているので、
JCDはフロックではなかったことを証明しましたね。




皐月賞 GⅠ

1着◎ロゴタイプ
2着-エピファネイア
3着○コディーノ
4着△カミノタサハラ
5着△タマモベストプレイ

12.0 - 10.6 - 11.5 - 11.6 - 12.3 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 12.0 - 12.0

まさかレコードが出るとは思っていませんでしたが、
想定通り速い流れに。

勝ったのはロゴタイプ。
やはりこの馬のスタミナは素晴らしい。
このペースでもまったくバテませんでした。
このスタミナがあれば距離が伸びてもまったく問題無い。

2着にエピファネイア。
スローしか経験していない馬ということで切ってしまったのですが、
初めての激流でも対応してきましたね。
脱帽です。

3着はコディーノ。
またしても一歩足りず。
少し仕掛けを待ちすぎた感がありましたね、
上位2頭との力差は無いでしょう。



それではまた!
こんにちは。
結城です。

明日は皐月賞!
桜花賞は不的中に終わってしまったので、今週こそは。
気合入ってます!



皐月賞 GⅠ

◎ロゴタイプ
○コディーノ
▲フェイムゲーム
△レッドルーラー
△タマモベストプレイ
△コパノリチャード
△カミノタサハラ


今年の皐月賞は3強。
その3強はいずれも先行馬なので、ペースは速くなりそう。
しっかりとしたスタミナを持つ馬でないと好走は厳しい。

本命はロゴタイプ
朝日杯はハイペースを先行してコディーノを封じた。
スプリングSも中盤から11秒台のラップを刻む、先行には決して楽でないペース。
それをまったく問題にせず、2着に1馬身半差をつける完勝。
負かしたきさらぎ賞馬タマモベストプレイはうまく内を突いてコースロスなく追ってきていた。
それを寄せ付けなかったのだから、着差以上の完勝と言える。
速いペースは臨むところだし、枠も良い所を引いた。
スプリングSに続いて本命の印を打つ。

対抗はコディーノ
朝日杯、弥生賞と連敗。
朝日杯の敗因はただ単にロゴタイプが強かったということだろう。
3着以下はかなり離れていたし、ロゴタイプがスプリングSを完勝したことからも納得できる。
弥生賞は遅めのペースになったことが敗因だと思われる。
コディーノは瞬発力にも優れているが、それ以上の武器はどんなペースでもしっかりと伸びるスタミナ。
朝日杯はかなりのハイペースだったので、確固たるスタミナを持つロゴタイプとコディーノ以外は離れてしまった。
弥生賞は遅めのペースになり、最大の武器であるスタミナを生かしきることができなかった。
今回は速めのペースになることを想定しているので、本領発揮。

単穴はフェイムゲーム
スプリングSでは4着に敗れたが、内容は悪くなかった。
外枠から若干出負けし、加えて1コーナーで大きく外を回る。
4コーナーでも大外を回すことになり、かなりコースロスをしている。
しかし、直線では素晴らしい伸びを見せてロゴタイプから0.3秒差の4着。
ロスがなければロゴタイプとも互角以上の勝負ができたいたかもしれない。
今回も外枠になってしまったが、立ち回り次第で金星を上げられる能力を秘めている馬。

3強の一角エピファネイアは切る。
今回はスタミナが必要な展開を想定しているが、この馬にはそれに耐えうるスタミナが感じられない。
3連勝はいずれも超スローペース。
13秒台のラップが出現しなかった弥生賞では途端にパフォーマンスを落とした。
今回はその弥生賞よりペースが速くなると思われるので、さらにパフォーマンスを落とす可能性が高い。




それではまた!