謝って、許してもらって、さらにポイントを上げる方法、続き
こんにちは、イナミネです。
仕事でのお詫びの仕方を、いかに論理的に説明するかを記事にしています。
しかし、人は、感情の生き物。
整然と理屈で説明されて、理解はしても、納得・得心はできないものです。
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「あんたが言っている意味はわかるよ、でもねえ、それですむと思ってんの!!」
と声を荒げるお客さん。
このお客さんの本当のメッセージは
「自分の仕事を邪魔された、面倒なことになった。この不愉快な気持ちをどこかにぶつけて解消したい」
「今回のトラブルを、自分が会社にキチンと説明できるようにしてほしい」
というようなものです。
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まず、最初のお客さんの不満・不愉快について。
以前、人は聞いてほしがっている、という記事を書きました。こんな場合でも同じです。
理屈を説明する前や、説明した後にお客さんが不満爆発モードになったら、、ひとしきり言い分を聞きます。
途中で口を挟んではいけません。邪魔されたということで火に油をそそぐからです。
まずは聞く。
それによってお客さんの気持ちを受け止める。
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次の、お客さんの対社内の処置について。
お客さんは、謝罪の報告書だけがほしいのではありません。謝罪の形がほしいのです。
典型的なものが、値引きです。
「今回のお詫びの意味を含めて、故障への対応はもちろん無料ですが、さらに、次回の納品についてはxx%値引きさせていただきます」
というようなもの。
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もちろん、値引きだけではありません。「お詫びの気持ち」を何らかの形にすればいいのです。
「こういうものを勝ち取った」ということを、会社に説明できることが大切。
論理だけでは、人は納まりません。
感情を収めてくれるものを提示することで、謝罪が、マイナス点をうめるのではなく、おおきなプラス印象を与えられますね。
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