前回のフラッシュバックは…というか、フラッシュバックの1つは、私にとって巨大なものでした。

わかりやすかったのは対象人物(親)がいたこと。そりゃフラッシュバックも起きるな…と納得できた。
その親に対して、小さな頃の恐怖がぐわーーーっと蘇り現在と混じりあって収集がつかない感じ。
涙がボロボロとまらず、体が硬直して、呼吸はできず、頭が真っ白。

親が去った後、できる限りのことはしたけどダメだった。
相方に慰めてもらったし、家の家庭環境をよく知っていて子供の頃から話を聞いてくれたりした親の姉(叔母)に電話をして聞いてもらった。最後に「親を殺すなよ」と心配そうに言われたのは少し笑ってしまったけど「それやるなら、とっくの昔に殺ってるから大丈夫」と答えた。

それでも落ち着かなくて、お酒が飲みたいと思った。
もう夜中になっていたから、ビールを1本飲んだら寝るねと相方を先に寝かせた。本当にそうするつもりだったけど…もう消えてしまいたくなってきて…薬を大量にビールで流し込みはじめた。
その後から記憶が途切れ、気付いたらカミソリを握っていた。両腕に沢山の切り傷で血だらけ。ビールは1本だけ空いていたから沢山は飲んでいないみたい。
ふと「このままだったら次は足を切るな」と思って、相方を起こした。

覚えているのはそまでで、あとは記憶がない。救急車に乗せられたのも覚えていない。
その時、相方が親に、こういう状態になったと電話したらしい。
「仕事で行けないから、よろしく頼む」と言われたと聞いて、いつものことだと思ったのと同時に、親が来たら錯乱しただろうな~と思ったりした。


大きな波は去ったものの、映像は消えてくれない。
ぼんやり写し出されたそれを見ていると、不思議と体が前後に揺れてくる。

ある日、寝る前。
気付いたら腕を切っていた。
「死ね」と文字も刻まれている。
切っている途中でハッと我にかえったが、気持ちがおさまらないので縦に数本切って、薬で寝た。


今思うと去年もある意味フラッシュバックなのだと思うが、冬に入院した。
今年は入院しないと目標をたてて、気をつけながら過ごしていたから、フラッシュバックが急にきて「入院したい?」と聞かれた時「しない」と答えた。
切りはじめた記憶はないが、結果としては死なない為に切ったのじゃないか?と思う。


「もう切らないでね」と言われてカッターを隠された。
でも、替え刃がある場所は知っている。
翌日の夜、ばれないように同じ場所を切った。今度は記憶がない訳じゃない。
痛みのいく場所がなくて…こんな傷痛くない。切っても切っても、切りたりない感覚。


普段は切ったりしない。前に大きなフラッシュバックに襲われた時、記憶がなく切っちゃってビックリしたことがあるから、私にとってフラッシュバックと切るという行為は繋がりがあるみたい。
12月から精神状態が落ちはじめて、末ころフラッシュバックが始まった。


はじめはフラッシュバックなのかどうか分からなかった。
壁に、写真の切り抜きみたいに、時間瞬間の思い出したくない場面が見えて、まるで後ろに映写機でもあるかのように写しだされている。
体は硬直していて、どうしたの?と話しかけられても、首を縦に振ったり横に振ったりしかできなくて、言葉にならない。呼吸もうまくできない。

どれくらい時間が経ったろう?手には汗がビッショリで、過去が見えていることをやっと伝えたが、映像は消えない。
目線を天井にずらしても、映像も天井にくる。

病院に行くか聞かれたけど、首を横に振った。
この状態をどう説明したらいいのか混乱していたし、言葉にならないので、話せないと思った。
それに、いつもの応急処置…点滴や筋肉注射では、この映像は消えないかもと思ったから。

そのうち「死ね!」と聞こえてきた。でも、頭の内側からな気がする。
精神状態が悪くなりすぎると時々こういった声のようなものが聞こえてくるが、酷い時は外側から聞こえてくる。


少し落ちついてから考えた結果、主治医のいる曜日まで待って、おこった出来事を話してみようと思った。