グノーシス転載2
聖マリアには「天のマリア」と「地のマリア」があると云う区別さえ分かっていないとも云えます。これはグレート・マザーの現象論になるのですが「地・自然・肉体・感性の太母」に対し「天・霊・精神・知性・智慧の太母」の対があるのです。男性は「精神・理性」で、女性は「感情・肉体・自然」だと云うのは男性的社会における妄想なのです。女性の「精神・智慧・霊性」と云うものは厳然と存在しこれは男性優位社会にとって不都合なので、これを抑圧したと云うのが正しいのです。けれども抑圧しても、「地のマリア」にしておいたはずが聖マリアの「霊性・精神性」は自ずから自己を現し、遂に二十世紀半ばにカトリック教会は「聖マリア被昇天の教義」を認めざるを得なくなったのですし別にこの教義以前から、聖マリアは「天のマリア」だとカトリック教信徒の多数の人々は、自明的に考え信仰していたのです。