こんばんは、YUKIです☆
やっとBlogを綴るきっかけができました。
「解散」からもう1ヶ月以上が経ったんですね。
04/07@EASTに始まり
癒し小屋、対バン、林間学校に鹿鳴館etc...
舞台から見た景色の数々。
皆と紡いだ
新たな、だけど紛れも無いRaphaelとしての思い出たち
まだ何もかも鮮明に覚えてます。
皆がくれた声援
見せてくれたRaphael史上最幸の盛り上がり
聴かせてくれた歌声
見せてくれた涙と笑顔
僕は一生忘れないと思います。
余韻冷めやらぬままに
がむしゃらな毎日が
今日もあっと言う間に過ぎ去って行きます。
12月の活動を目の前にして言うのもアレですが
2016年は自身の音楽人生の中でも最も目紛しく
そしてとても色鮮やかな星の瞬きのような時間でした。
正確には2015年11月01日の発表から1年、ですかね。
体感的には10代当時の「3年半」の活動期間に
勝るとも劣らない、怒濤の1年間でした。
…
昨晩ね、実は
解散後まず1つ目の”精算”が終熄しまして。
なので思いの丈の一部に過ぎませんが
Blogを綴る事にしました。
これに伴い
メンバー・スタッフチーム総勢20名ほどで組んで
丸一年ずっとコミュニケーションの中心に在った
Raphaelの”グループLINE”を解体したんです。
文字通りRaphaelの為のグループLINEだったので
解散と共に機能も意義も失う事くらい
最初から理解・承知していましたが
いざ解体となると 1年間慣れ親しんで
毎日 誰かが何かをやり取りしていた機関が無くなったり
今生の別れではないにせよ
事実上 接点の無くなるキャストも居たりと
なんとも切ない思いでした。
自身の経験上の話に過ぎませんが
お金に限った話ではなく
”精算”は勝手を間違えると
あっという間に人間関係も
思い出も無惨に壊れてしまう事があります。
言葉を丁寧に紡ぐこと
時間を掛け過ぎないこと
振り回されないこと
痛みは自分だけに留めること
自分を信じること
人を信じること
いくら努力しても実らない精算もあるし
報われない精算もある。
陣頭指揮を執るという事は
誰かor何かを失う覚悟のもとで
精算を最後まで執り行う事なんだとも思うんです。
それでも
大切な思い出が知らず知らず壊れてしまわないように
一つ一つ丁寧に紡いで
在るべき場所に還して尚、護り育んでいく事こそが
僕の精算、”お役目”なんだと考えています。
そんな精算の内のたった1つが、
やーーーっと終わった段階に過ぎないんですけどね。
でも、お陰でこうしてBlogで思いを綴れて嬉しいです。
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”僕の声は聴こえているかい?
今、僕に何ができるだろう
悪戯に暮れてゆく空を
仰げば華弦の月────”
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出会い、触れ合う人の数だけ
捉え方も思いも考えも溢れて
是も非も生きる気迫に満ちた言葉をお互いに交わし合えた
Raphael最後の活動でした。
何が本当の「正解」だったのかは
きっとこの活動の時間を共にしてくれたそれぞれが
心に据える”これからを生きる時間”の中で
次第にハッキリと見えて来るのかなぁって、
そうだったらとても素敵だなぁって、
淡くぼんやりと期待が膨らむ日々です。
皆の、たくさんの心が
Raphaelの活動を支えてくれた1年間でした。
僕にとって解散は
長く絡まっていた悲しみの糸が優しく解けて
スポットライトに照らされた涙が
輝き舞い散る、そんな感触でした。
そう思うと、この字の組み合わせも
悪いもんじゃないなぁと思えました。
止まるという文字の示す通り
過去に触れる事さえ難儀だった2012年までの
「活動休止」に対して、「解散」のメリットは
”笑って振り返る”事ができる部分だと今は思えています。
これはもちろん自分が「解散」を経験してみるまで
見付けられなかった感覚なんですけどね。
その証拠に、以前
ビルボード・ジャパンさんに取材していただいた
時の発言から少し心境に変化が現れてるんです。
件の取材では
”今回のステージが終わったら僕は、応援してくれているファンの方々やチームの大切な仲間たちを信じて、以後一切「Raphael」を口にしないと思う”
こう話していたのですが
今思えば”今回のステージ”ではなくて
言いたかったのは精算ですよね。
音源の補完にはじまり
Raphael史上”最幸のLIVE”を更新することetc...
これに伴い、僕の精算ミッションは
これから向こう数年続く訳だから、
正しくは、
活動歴に対する全ての精算が終わったら、ですよね。
「解散」するまでは、誰にも心配を掛けまいと
虚勢を張ってはいたものの
こんな単純な事にも気付けないほど
色んな重圧に思考が圧し潰されていたのかもしれません。
Raphael 解散インタビュー
↑解散する前後で心境が少し違うものの、
先の件(ステージ/精算)、
僕が言葉のチョイスを見誤った箇所以外は
全くもってブレの無い
素敵で確かな記事を書いていただいてます。
お時間ある時に是非読んでみてください。
応援してくれた皆にとって
思い出が音も無く過ぎ去ってしまわぬよう
僕の精算が全て終わるまでは
然るべきタイミングで折々
これからもRaphaelの歌を奏でていきたいと思っています。
04.07@蒼の邂逅
10.31 / 11.01@悠久の檜舞台
2016年に出会えた僕等の記念日。
他にも挙げたら切りがない、新たにできたいくつかの記念日。
1年後・2年後・3年後────。
こうした僕等の記念日を
あなたはどうやって過ごしますか?
バンドは解散したけれど、
YUKIはこれからも色んな歌を歌う事ができるのだから
どんな場所でも、どんな形でも良いから
笑って再会できたら素敵だと思うんです。
例えば「独唱」はいつかRaphaelの楽曲を
1人でも弾き語りで歌えるようになりたいと願い始めた企画だし、
Riceが変幻自在の編成と音楽性なのだって
ここに帰結できる部分もあるんです。
余談だけど、このBlogで僕が勝手に始めた
「楽曲解説」だってまだ全然終わってないし。笑
解散したから”ハイ終わり!!”じゃなくて
ありとあらゆる「精算」が全て片付いて
初めてコンプリート、ですよね。
Raphaelというカタチが好きだった人だって数多居るわけだから
YUKI単体の思想やRiceの活動etc...
全てのプロジェクトに賛同して欲しいという事ではないし、
好き嫌いがあって当然だと思うのです。
ただ この1年、アルバム制作やLIVEパフォーマンスで
提唱し続けてきた通り、
「選択肢」は無いよりあった方が良いと思うってだけの話なんです。
今が好きな人・昔が好きな人・どっちも好きな人・
カタチが好きな人・可能性が好きな人…
進展に対して賛否が両論あってこそ
過程の全ては初めて過去になり、
過去はより彩豊かで価値と意義があるものとして評価されるんだと思うんです。
踏まえて、
常に”ing”の渦中でRaphaelが評価されている未来があるとしたら、
それはバンドというカタチを失えど
この先の時代を生きる人々の心にRaphaelが生きている証になりませんか?
随分と長く時間が掛かってしまったけど
僕はやっとそんな風に思えるようになりました。
皆がもたらしてくれたこの奇跡の1年間を
この思いを僕はまた楽曲に昇華して歌い奏でていきたいと思います。
随分と長くなってしまいましたが
そんな風に思える勇気を与えてもらった2016年の活動でした。
改めまして掲題の通り
19年間 本当にありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いします。
次は「楽曲解説」で再会、ですかね( °д°)