香水好きのあれこれ。

香水好きのあれこれ。

パウダリー好き。ホワイトフローラル好き。オリエンタル好き。線香系、大好き。
メゾン系はわかりません。少しレトロ寄り。

「miracle=奇跡」というネーミング。
私は数年前、ミラクで
夏の奇跡を起こしたことがあります。


軽やかな女性らしさです。
フレッシュさのある
優しいフローラルフルーティ。
一年中使えますが
この清潔な女性らしさは夏に使いたい。

トップにフリージアとライチが爽やかに香り
そこにジンジャーとペッパーが
ピリリと重なります。
スパイスは辛くも重くもなく
ちょうどいいアクセントに香ります。
ただ柔らかなだけでない香りに。

トップの爽やかさが時間が経つにつれ
柔らかく優しい甘さに変わるのも好き。
マグノリアの爽やかな、
それでいて大人びた甘さ。
ミドル以降には
蜂蜜のような上品な甘みが出てきます。
重くない、軽やかな甘さ。
ジャスミンはともすると重くなりがちですが
ふんわりと香ります。
育ちの良さを感じさせるような
幸せな柔らかな甘さ。
ラストは清潔な石鹸感があります。

嫌味のない、溌剌とした清楚な色香です。
いい意味で女子力の高い香り。
職場にもデートにも付けていける香りです。
雑に言うと女性から香るシャンプー感。

でもそう言ってしまうとあまりに味気ない。

清潔な、清楚な、
でも何も知らないわけではない女性の象徴。
愛されて育った女の子が成長して
女性としてそこにいる。
無垢ではないけれど芯は清潔なまま。

思わず触れたくなるような。
男性が手を伸ばしたくなるような。

ここ一番の勝負にも。


トップ:ライチ・フリージア
ミドル:マグノリア・ジンジャー・ペッパー
ラスト:ジャスミン・アンバー・ムスク

構成が不明なのですが

ホワイトムスクに

ホワイトフローラルが重なっている感じです。

香りの変化はほぼありません。

ミントっぽさもなんとなく感じます。

製造はコティのようですね。

コティ、懐かしい…

 

ムスクが清潔感のある石鹸のような

ベビーパウダーのような残り香です。

色っぽい、というよりリラックスする香り。

 

ボディショップのホワイトムスクと比べると

こちらのほうがより女性的でライトで爽やか。

ほんのりホワイトフローラルが重なります。


ボディショップのほうが

ハーブっぽさとコクがあります。

ハーバルなホワイトムスクを楽しみたいなら

ボティショップ、

柔らかな石鹸感を纏いたいなら

こちらでしょうか。

 

香りは飛びやすいです。

アーデンのグリーンティと同じくらい。

ルームフレグランスにもいいですね。

 

とても柔らかで使い勝手はいいですが

もう少し個性というかクセが欲しいときには

サンタマリアノヴェッラのフリージアなどを

重ねて使います。

眠るときはこちらを、

お出かけには

時々ホワイトフローラルを重ねて。


ホワイトムスク好きなら

ぜひとも持っていたい香りです。













 

一世を風靡した香りです。

実際の緑茶よりも柔らかく

清涼感がありフルーティが香るところが

ヒットした理由なのでしょうね。

とにかくソフトな香りです。


トップの爽やかなシトラスから

ジャスミン、カーネーションの

柔らかな甘さが重なります。


甘さはあるのですが

グルマン系の甘さではなく

爽やかなレモンティーのような甘さ。

べたっとした甘さではなく

舌の上で儚く溶けていく綿菓子のような。


香りの変化は控えめですが

時間が経つにつれムスクが顔を出します。

大人っぽいムスクではなく、

柔らかな清潔な甘さが余韻を引く感じ。

石鹸ぽいムスク。


とにかく心地良いのです。

湿度の高い日でも重たくならない香り。

香りに疲れたときでもすんなり手が伸びます。

オンオフどちらにでも。

ボディクリームなどがあるのも嬉しい。

うるさくない香りNo.1です。

存在を主張しすぎず

でもふわりと空気感を纏うことができる。

ここ一番の勝負に使う香りではありませんが

香り疲れしたときに戻る香り。



トップ:ルバーブ・レモン・オレンジゼスト・ベルガモット

ミドル:ペパーミント・グリーンティー・スイートジャスミン・スパイシーカーネーション・ファンネル・セロリ

ラスト:オークモス・ムスク・アンバー












和の香りです。

ビジュアルもネーミングも香りにぴったり。

漆黒のボトルに蒔絵のデザインです。

シプレフローラルウッディです。

値段を考えると

バランスのとれたいい香水だと思います。


リニューアルした後の

黄色い四角いパッケージのZEN(EDP)は

こちらの黒いボトルとは別の香りです。

フルーティなココマド風です。


こちらはトップに軽やかなスズランの香り。

ガーデニアの甘さはあまり感じません。

シプレにスパイシーが大人っぽい。

墨の匂いもします。

そこからオークモスやムスク。

しっとりと柔らかい香りです。

お香のようなパウダリーな香りが

ベースに響いていて

その周りを緩やかに

花やグリーンの香りが漂っている感じです。


海外の有名ブランドのシプレは強く重く

しっかりと存在感を

主張しているものが多いですが

こちらはどこか仄暗く漂うような香り立ちで

とても日本的だなと思います。


スプレーが付いていませんが

指先に一滴付ける仕草も

こちらだとさまになりそう。

EDCですがしっかりと楽しめる香りです。



トップ〜ラスト:スズラン・ガーデニア・オークモス・ウッディ・ムスク等






青いバラ。

今はもう廃盤なのが本当に悲しい。

イメージとしての「青い薔薇」の香り。

リアルなバラの香りを求めると

期待外れかもしれません。


爽やかで、かつ最初から甘みのある香り。

しっかりとウッディです。

くどさのない甘さ。

ミドル以降にパウダリーも感じる。

バラとパウダリー、私の好きなもの。

グリーン感はありません。


"bule rose“ あり得ないもの、とか奇跡の意味。

実際にはない花の香りです。

青く柔らかくシアーな薔薇の香り。

生々しいむせるような蜜の滴るような

生花の香りではなく

夢のような儚い香り。


大事に使っているけれど

これが終わったら、もう入手できない。

この香りの代替品はない。

すりガラスのボトルの美しさも含めて

大事に使っていきたい。

 





ダリシリーズのオレンジ色のボトルです。

ラグーナよりは甘さ控えめ。

パウダリーも控えめな

フルーティフローラルです。

コンセプトは「夜明けの果樹園」。

冷ややかさのなかに

熟した果実の香りが漂っているイメージ。


トップのアプリコットやピーチは

酸味のある爽やかさではなく

熟しきった南国の果実の

甘酸っぱさを思わせます。

そこから少し癖のある甘さが続きます。

華やかなフローラルとバニラは

ラグーナとよく似ています。

ラグーナより少しスパイシーかな。

ラストにかけて甘さが丸みを帯びてきます。


ラグーナと同様、持続性が高い香りです。

夜のデート向きかな。

ボトルの美しさとよく似合う香り。

大人の甘さとフルーティ。

トップの華やかなフルーティと

ラストの柔らかなムスク。

ほんのりと漂わせると

思いがけず清楚な香りです。


意外性のある香りにどきり、とします。

そんなニュアンスの似合う女性にぜひ。



トップ:アプリコット・カシス・グリーンノート・ピーチ・プラム・ラズベリー

ミドル:ジャスミン・リリオブザバレー・オリス・ローズ

ラスト:ムスク・サンダルウッド・バニラ














春先になると使いたくなります。

なぜか晩秋にも。

暖かみを纏った空気感が恋しくなるのかな。


若々しい百合の香りです。

ロングセラーですが

あまり人と被ることもないのもいいです。

百合というと華やかで濃い肉感的な甘さを

連想しますが、

これは柔らかく爽やかで

甘さも重くありません。

楚々とした清楚な姿。

さらりと揺れる髪先をなぜか連想します。

巻いた髪ではなく

肩先で揺れるストレートヘア。

ちらりと見える白いうなじ。

陶器のような白い肌。

そんな女性をイメージします。

 

百合をメインにローズやジャスミン、

イランイランが優しく香り、

ラストはムスクとサンダルウッド。

薔薇石鹸のようにも感じます。

フローラルからスパイシー、

そしてウッディに変化するのも好き。

 

ボトルが不透明なのが

好みが分かれるところですが

遮光性は保たれそうです。


この白いボトルのように

香りもクリーミーというか

くぐもったスモーキーな感じがあります。

透明感というよりシアー感。

ここも好みが分かれると思います。

 

大人になっても使える香りではありますが、

若い清楚なお嬢さんに纏ってほしい。

クレアチュールアンジとセットで

親戚の女の子の大学入学祝いに贈りたい。

背筋を伸ばした彼女に似合うでしょう?

 

 

トップ:ホワイトリリー・ブラックカラントブッド・ヒヤシンシ・スズラン

ミドル:カーネーション・ジャスミン・ローズ・アイリス・イランイラン・オレンジブロッサム

ラスト:サンダルウッド・シダーウッド・ベチバー・フランキンセンス・レザー・ムスク

 

 

 

 

 

 

 















 

この季節になると纏いたくなる。


さすがディオール。

綺麗な女性と言えばこれ。

永遠の愛というネーミングにも納得。


今は透明なガラスボトルになりました。

淡いピンクの色合いはそのままです。


香りの変化は控えめ。

ふんわりとフリージアの柔らかな香り、

それからローズとジャスミン。

白とピンクを基調とした

フレッシュフローラルブーケです。

季節は春と夏がイメージかな。


柔らかな女性らしい香り。

嫌味がなく石鹸のような清楚さと

隠れた色香が垣間見えます。

ジャドールより柔らかく石鹸感が強め。

ばら石鹸の香り、と言うとちょっと雑かな。

ブーケのハーモニーがたまらなく素敵。

瑞々しい花束です。

バラと石鹸と言えばグロウですが

グロウよりもあどけなさがあります。

ジャドールやミラクの方が色っぽさが

前面に出ている感じかな。

こちらは色気は抑えめ。

それもまた良し。

ディオール特有の渋み、デパコス感を

こちらはあまり感じません。

透明感がどこまでも続く。

これが嫌いな人は

いないんじゃないでしょうか。


ディオールのなかでは

香りの飛びは早い方です。

リタッチするも良し、

薄れゆく、けれどもどこかふんわりと

柔らかさが残るラストノートを纏うも良し。


フェミニンな服装に似合うと思います。

オフィスにも付けていけます。

むしろこれで同僚を振り向かせたい。

自宅で付けるのも好き。

女性度がぐっと上がるのを感じます。



トップ:フリージア・蔦・ジャスミン

ミドル:アーモンド・ブロッサム・ローズヒップ・ゼラニウム

ラスト:ムスク・バニラ・アンバー













私は大のアイリス好き。

そろそろ次のボトルを買いたいのだけれど

ここ数年、香水類の値段の乱高下がすごくて

コロナ禍でひと瓶35.000円前後のSMNを

泣く泣く買ったことも。

少しは落ち着いたかな。



SMNのアイリスは

サンタマリアノヴェッラならではの

ハーブ感が強く出ています。


バランスとしては最初は

アイリスよりもハーブが強く香ります。

ローズマリーや紫蘇っぽい、

薬草っぽさとベルガモット。

少しツンとするスミレと石鹸ぽさも感じます。


ミドルになるとアイリスとパウダリーが

顔を出します。

エルメスのイリスよりはパウダリーは控えめ。

石鹸感はこちらの方が強め。

生き生きした花の香りもこちらの方が強め。

グリーン感もこちらの方が強いです。


パウダリーとスミレ感がゆっくりと残ります。

爽やかな甘さ。

すりガラスを連想させる甘さです。


エルメスのイリスより若い方がイメージです。

イリスが秋だとすると、こちらは春。

清楚で嫌味のない香りなので、

職場にもつけていけます。


サンタマリアノヴァッラは

全体的に香り飛びが早いですが

この香りはお昼のリタッチはいらないかな。


朝、ウエスト周りに付けて、

お昼過ぎに柔らかく身体を纏う香りを

もう少し楽しみたい。

夜にデートの予定がある方は

3時頃にリタッチすると

夜にはなんとも言えない柔らかな

あからさまな色気ではない

女性らしさが醸し出せると思います。


この柔らかなアイリスがたまらなく好き。

透明感のある、それでいてシアーな香り。

女性らしさムンムンではなくて

すんなりとたおやかな美しさ。

抑えた色気がいちばん艶っぽい。






春先の黄色いフリージアの香り。

もう廃盤です。

とてもとても悲しい。


サンタマリアノヴェッラのフリージアも

とてもいい香りですが

SMNはハーブっぽさが強め。

こちらはザ・フローラルで女性的な

とても好きな香りでした。


トップはやや人工的な

防虫剤ぽさも一瞬感じます。

SMNほどではないですがグリーンも香ります。


ですがそれは一瞬で、

そこからフリージアの生花の香り。

百合の粉っぽさとマグノリア、ジャスミン。

柔らかく、優しい甘さ。

ほんのりパウダリーも感じます。


トップ以外はとにかく自然な生花そのもの。

この香水のキャッチコピー

「花束を抱えているのは誰?」は秀逸でした。


劣化が早く、金属っぽい匂いに

なってしまうのが扱いが難しかったな。

劣化する前に使わなきゃ、と

毎日使っていたのに。


春先になると纏いたい香りです。

軽やかな、清楚で女性らしい

フリージアの香りだったのに。

もう入手できないのが本当に残念です。