日本におけるらんちゅう飼育の歴史は古く、文献によると
150年も前の江戸時代後期の頃から品評会がおこなわれていたといわれています。
このように、らんちゅう飼育には長い歴史があり、
多くの年月やたくさんの先輩方の苦労によって、らんちゅうは洗練されていきました。
この長い年月によって培われてきた美しさの基準、
つまり、らんちゅうの良し悪しを正しく判断する力を養うことは、
らんちゅう飼育においてとても重要なことです。
もし、自分自身にらんちゅうの良し悪しを判断する基準がなければ、
理想のらんちゅうというものを思い浮かべることができませんし、
具体的にどのようならんちゅうを作り上げてゆくのか目標を立てることもできません。
そして、らんちゅうに対してきちんとした判断基準を持っていなければ、
なんとなくでらんちゅうを選んでしまうことになり、
結局売主がつけた値段を基準に選んでしまいます。
また、らんちゅうは生き物であり、この世に同じものが二つとありません。
したがって、自分自身にきちんとした判断基準がなければ、
悪質な業者の口車に踊らされて悪い魚を法外な値段でつかまされてしまう危険性も
ゼロではないのです。
当たり前のことですが、
値段の高いらんちゅうが必ずしも良いらんちゅうとは限りません。