~ひとり言~
先日トンネル内で、作業している人を見かけた。作業をしているすぐ横を車が通過していく。
最近の車の排気ガスは、煤煙がほとんど出ないので、トンネル内は澄んでいるが。
排気ガスには、有害な物質が含まれているのだろうなと思ってみていた。
作業している人は保護マスクをしていない。
「作業している人は、排気ガスが、人体に有害な物質を含んでいることを知っているのかな」とふっと考えた。
私は、「自動車の排気ガスは、身体に悪そうだな」という気持ちはあったが、身体への有害性・有毒性がわからないまま。
排気ガスが充満する場所で、仕事をしている期間があった。
その期間は、身体に異変があった。
排気ガスに接しないようになり、体調は戻ったが、十数年経過して血液のがんを発症した。
今さら調べて、知っても何もできない、遅い。健康な状態になるわけない。
けど、なんにかの役に立つかもしれないので、調べたことをメモとして残したいと思います。
国際がん研究機関(IARC)のIARC発がん性分類や、公益社団法人日本産業衛生学会の許容濃度・OELs関係 勧告(2021年板)など、調べた内容を自分なりにまとめると。
下記のとおり。
①ディーゼルエンジンの排気ガスは、ヒトに対しておそらく発がん性がある。(肺がん・膀胱がん)
②ガソリンエンジンの排気ガスは、ヒトに対して発がん性がある可能性がある。
③排気ガスに含まれているといわれている物質(ベンゼン(血液のがん)、ホルムアルデヒド、煤煙)は、ヒトに対して発がん性がある。
ヒトに対しておそらく発がん性がある。
④ベンゼンは、ヒトに対して発がん性があると判断できる物質である。
疫学研究からの十分な証拠がある。過剰発がん生涯リスクレベル(10-3 1 ppm、10-4 0.1ppm)。閾値がない。
※発がん物質については許容濃度を勧告することは適当でないとし、過剰発がん生涯リスクレベルで評価値を勧告している。
⑤過剰発がん生涯リスクレベルとは、通常の労働年数(約 40 年)を通じて有害な化学物質にばく露された人が、平均寿命に達するまでの間に当該物質に起因するがんで死亡するリスクをいう。
ベンゼンでは、1ppm暴露の人の発がんリスクは1/1000人、0.1ppm暴露の人の発がんリスクは1/10000人。
⑥ホルムアルデヒドは、ヒトに対しておそらく発がん性があると判断できる物質である。
証拠が比較的十分な物質、疫学研究からの証拠が限定的であるが、動物実験からの証拠が十分である。
許容濃度(0.1 ppm、0.12 mg/m3)。
⑦許容濃度とは、労働者が 1 日 8 時間、週間40時間程度、肉体的に激しくない労働強度で有害物質に曝露される場合に、当該有害物質の平均曝露濃度がこの数値以下であれば、ほとんどすべての労働者に健康上の悪い影響が見られないと判断される濃度である。
⑧生涯発がんリスクは10-5。生涯発がんリスクは、ある要因により生涯ばく露を受けた場合、一生の間にがんを発症する確率。
生涯発がんリスクが10-5とは、ばく露を受けなかった場合に比べて、10万人に1人の割合で発症人数が増加することを示す。
調べた内容について。下記のとおり。
※個人メモなので、記述間違いがあるかもしれません。
【目次】
1.国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類について・・・農林水産省
2.IARC発がん性リスク一覧・・・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
3.許容濃度・OELs関係 勧告(2021年板)・・・公益社団法人日本産業衛生学会
4.過剰発がん生涯リスクレベルの定義・・・株式会社近畿エコサイエンス
5.生涯発がんリスク・・・環境省
【メモ】
1.国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類について・・・農林水産省
≫農林水産省トップページ > 消費・安全 > リスク管理(問題や事故を防ぐ取組) > 農林水産省が優先的にリスク管理を行う対象外の危害要因についての情報(有害化学物質) > 国際がん研究機関
①国際がん研究機関(IARC)の概要
国際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer、 IARC)は、世界保健機関(WHO)の一機関で、発がん状況の監視、発がん原因の特定、発がん性物質のメカニズムの解明、発がん制御の科学的戦略の確立を目的として活動しています。
②IARC発がん性分類について
IARCは、主に、人に対する発がん性に関する様々な物質・要因(作用因子)を評価し、4段階に分類しています。IARCによる発がん性の分類は、人に対する発がん性があるかどうかの「証拠の強さ」を示すものです。物質の発がん性の強さや暴露量に基づくリスクの大きさを示すものではありません。
・グループ1・・・ヒトに対して発がん性がある。
・グループ2A・・・ヒトに対しておそらく発がん性がある。
・グループ2B・・・ヒトに対して発がん性がある可能性がある。
・グループ3・・・ヒトに対する発がん性について分類できない。
※IARC発がん性分類で分類される物質名は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に記載がある。
2.IARC発がん性リスク一覧・・・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
・グループ1・・・ベンゼン(血液のがん)、ホルムアルデヒド、煤煙
※グループ1で記載されている物質は、自動車の排気ガスに含まれている物質では?
・グループ2A・・・ディーゼルエンジンの排気ガス(肺がん・膀胱がん)
・グループ2B・・・ガソリンエンジンの排気ガス
3.許容濃度・OELs関係 勧告(2021年板)・・・公益社団法人日本産業衛生学会
≫日本産業衛生学会トップページ>トピックス>許容濃度・OELs関係 勧告(2021年板)
・第1群・・・ベンゼン/過剰発がん生涯リスクレベル(10-3 1 ppm、10-4 0.1ppm)
※ベンゼンには閾値がない。→僅かな暴露でも僅かながら発がん?
・第2群A・・・ホルムアルデヒド/許容濃度(0.1 ppm、0.12 mg/m3)
①発がん性分類
「第1群」はヒトに対して発がん性があると判断できる物質・要因である。
この群に分類される物質・要因は、疫学研究からの十分な証拠がある。
「第2群」はヒトに対しておそらく発がん性があると判断できる物質・要因である。
「第2群A」に分類されるのは、証拠が比較的十分な物質・要因で、疫学研究からの証拠が限定的であるが、動物実験からの証拠が十分である。
「第2群 B」に分類されるのは、証拠が比較的十分でない物質・要因、すなわち、疫学研究からの証拠が限定的であり、動物実験からの証拠が十分でない。
または、疫学研究からの証拠はないが、動物実験からの証拠が十分な場合である。
②許容濃度
許容濃度とは、労働者が 1 日 8 時間、週間40時間程度、肉体的に激しくない労働強度で有害物質に曝露される場合に、当該有害物質の平均曝露濃度がこの数値以下であれば、ほとんどすべての労働者に健康上の悪い影響が見られないと判断される濃度である。
③過剰発がん生涯リスクに対応する濃度レベル
第1群で、過剰発がん生涯リスクに対応する濃度レベルの評価を設定できる十分な情報がある物質・要因については、過剰発がん生涯リスクおよび対応する濃度レベルの評価値で示されている。
過剰発がん生涯リスクレベルおよび評価値は、労働者が受容しうるリスクとして日本産業衛生学会が勧告することを意味せず、あくまで医学生物学的に求められた値である。
4.過剰発がん生涯リスクレベルの定義・・・株式会社近畿エコサイエンス
過剰発がん生涯リスクレベルとは、通常の労働年数(約 40 年)を通じて有害な化学物質にばく露された人が、平均寿命に達するまでの間に当該物質に起因するがんで死亡するリスクをいう。
5.生涯発がんリスク
生涯発がんリスクは10-5。生涯発がんリスクは、ある要因により生涯ばく露を受けた場合、一生の間にがんを発症する確率、たとえば、生涯発がんリスクが10-5とは、ばく露を受けなかった場合に比べて、10万人に1人の割合で発症人数が増加することを示す。
≫環境省トップページ>検索(発がんリスク)>(有害性(人への影響)、リスク=有害性 × 暴露量(摂取量)、化学物質のリスク評価の現状と課題)