スイスで乳がん - Breast Cancer - Swiss experience -3ページ目

スイスで乳がん - Breast Cancer - Swiss experience

HER2陽性でした。治ったみたいです。
わたしもネット情報にくぎ付けになった患者の一人です。
スイスでのがん治療・対応について、
具体的な体験を書いていきます。
世界のどこかの誰かにとって参考になりますように。

うお座 うお座 うお座

 

お久しぶりです。暑いですね。

 

にっこり にっこり にっこり

 

スイスで荷物整理をしていたら、大事なカツラが二つでてきた。

 

ひとつはがん患者支援団体に駆け込んだ日、Rさんが「練習用に」くれた金髪のカツラだ。

 

もうひとつは当時の自分のヘアスタイルに一番近い特注品。

 

そうだ! 寄付しよう。ラブラブ

 

お願い お願い お願い

 

人間とは勝手なもので、自分が困った時には藁にもすがる。

 

9年前にすがった支援団体に行く事にした。

 

英語でがん患者と家族をサポートするグループだ。

 

バス バス バス


まずはメールで連絡。ラブレター

 

すぐに返事が来て、アポをとった。

 

いざ行こうとしたら、住所が違う。

 

? ? ?

 

以前はビルの間借りだったが、すぐ近くのお城のような建物に移動していた。

 

わ~グリーンハート 悠々と建っている。

 

ここに来るだけで気持ちがいい。

 

 

担当のJさんは、私に会うために待ってくれていた。

 

訪問者と会えるのは久しぶりだから楽しみ、と言ってくれた。きっと本心。

 

話しが弾んだ。

 

くちびる くちびる くちびる

 

あまりに素敵な所なので、家賃が気になった。

 

寄付金だけで運営が大変だという話しがあったけれど、大丈夫?

 

$ $ $

 

幸か不幸か、団体の活動は拡大しているそうだ。

 

この街だけでなく、他の所からも参加希望者が増え、いまだにすべて色々な形の寄付で回しているとの事。すごい。

 

バイキンくん バイキンくん バイキンくん

 

辛かったのは、2019年末にこの広くて素敵な場所に引っ越した矢先に突入したコロナ禍。ネット環境を改善したり、せっかくの広いヨガルームが活用できなかったり…

 

この2年以上患者の集まりやカウンセリング活動をオンラインで続けてきたけれど、これからは徐々に対面とオンラインと二本立てを目指しているって。

 

PC コーヒー PC コーヒー PC コーヒー

 

日本でもこんな所がいくつかあったらいいな~

 

あるのかな?

 

神社 うさぎ 神社 龍 神社 ヘビ

 

つづく

 

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日本 病院 予防接種 

 

日本で卵巣がん、Aさんの話しのつづき。

 

凝視

コロナ禍の日々、突然宣告されたステージ4、抗がん剤治療で脱毛、体重12キロ減、一人暮らし、日本語ゼロ、コロナ・ワクチンはがん治療の関係でまだ打ってもらえない、Aさんの困難を書きだしたらきりがない。

 

OKブーバイバイ

ご近所さんとは、身振り手振りのコミュニケーション。

 

太陽チューリップちょうちょ

お天気の良い日には、日光浴を兼ねて外を歩く努力をしたという。鉛のような身体をひきずって私も毎日スイスで歩いた。外の空気は大切。

 

パトカーバイバイOKバイバイ

抗がん剤治療の真っただ中、一番つらい頃、近くの交番のおまわりさんがAさんの存在に気づいたそうだ。身振り手振りで「大丈夫?」「大丈夫」とやり取りをしてその日は過ぎ去った。

 

桜波紅葉雪だるま
時は経ちこの事はすっかり忘れていた頃、あるおまわりさんがAさんに英語で話しかけたそうだ。

 

凝視

Aさんビックリ。

 

I speak English. Please contact me when you need any help. This is my phone number.

 

この地域に転勤になったって。携帯の番号まで渡して、自分は英語ができるからいつでも連絡してって!!!

 

 

大勢の方々がそれぞれの立場でAさんを支えてきたのが良く分かった。

 

日本の警察やご近所さんなど、心ある方々に感謝。

 

今では医者から「ミラクル」と言われる回復ぶり。

 

ただ感染が怖いのでばっちりマスクして眼鏡をかけて、時々お気に入りのレストランに行けるようになったって。

 

Aさんに会えてよかった。

 

日本で卵巣がん。これで一応おしまい。

 

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日本予防接種病院

 

コロナ禍の日本で卵巣がんと診断されたAさんの話しのつづきです。

 

凝視

外国人。日本語ゼロ。一人暮らし。

地球

もちろん自国には帰れていない。

 

新緑の公園でピクニック。Aさんが友人の集まりに参加するのは1年以上ぶりだったそうだ。

 

初対面のわたしと病気の話し。

 

A:ちょっと横になるわ。すぐ疲れるの。

 

蘭:わたしもそうだった。こまめに休むしかないよ。

 

抗がん剤治療、カツラ、食事、散歩など、他愛のない話しが延々と続いた。くちびる

 

蘭:何かしてる? 仕事は?

 

A:凝視 医者から仕事は無理だから辞めろと言われたの。でも、仕事の話しをするわたしの目が輝いてたんだって。キラキラそれで続けられるように治療を調整してくれたの。

 

蘭:よかったね。

 

くちびる

 

近くにいたAさんの友人Bさんが、わたしに声をかけた。日本に長く住む外国人だ。

 

B:あなたも「がん」したの?

 

蘭:そう。

 

B: どこの「がん」?

 

蘭:乳がん。でも日本じゃなくてスイスで。

 

B:最近は乳がんと胃がんは大したことないって知ってるわ。

 

蘭:宇宙人くん(返す言葉がない)

 

A:凝視(凝視)

 

B:いや、ただ…

 

A:自分が罹ってから言ってみなさい!

 

B:身体の部位によって…

 

A:「がん」になってから同じことが言えるなら言ってみるといいわ!!

 

 

B: いや、ただ…

 

何を言っても無駄な雰囲気だった。Aさんの憤りに皆びっくり。

 

<静寂>

 

スイスで治療中、人に会うのはとても楽しみだった。何よりも刺激的だった。

 

でも、ふとした会話で傷つくことがあった。相手に悪気がないことはわかっていても辛かった。

 

何を言われるか怖くて、あまり親しくない人には会わないようにした。

 

Bさんが私にかけた言葉にカチンときたAさん。バシッと自分の怒りをぶつけた。Aさんのすがすがしい顔が印象的。

 

Aさん、よく言った! 心の中で拍手したよ。拍手

 

筋肉

 

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飛行機

アフリカから日本にもどり、毎日美味しいごはんに感動の日々。

寿司お弁当きのこカレーお茶たこ焼き

 

とにかく日本を満喫。桜は久しぶりだった。写真じゃなくて本物。桜桜桜

 

葉桜も美しい。グリーンハートグリーンハートグリーンハーツ

 

というわけでブログ更新していませんでした。

 

そんな呑気なある日。ひょんな事から日本で卵巣がん治療中の外国人Aさんに会った。

 

新緑の公園でピクニック。そよ風が吹いて気持ちいいい。

 

Aさんはひとり皆から離れたところに座ると言い張った。外出は久しぶりだったらしい。

 

A:私、コロナ・ワクチン打ってないから。まだ治療中だし。感染が怖いの。

 

ピクニック参加者数名:わかるわかる。久しぶりに会えてうれしいよ。

 

<雑談が続く>

 

私は少し遠慮気味にAさんに近づいた。

 

蘭:私ね、最近まで海外にいたの。それとね、わたしもやったの。がん。7年前だけど。私はスイスで乳がんだったのよ。日本には帰れなかったの。

 

A:凝視 (顔色が変わる)

 

蘭:日本での治療どうだった? 言葉は?

 

A:日本語はダメなの。ほんのちょっとだけわかる。2021年初旬にステージ4の危険な状態だって言われて目の前が真っ暗になったわ。

 

蘭:コロナ中に全部やったの?

 

A:そう。抗がん剤治療して、手術して、また抗がん剤して、今もまだ薬を飲んでるの。

 

蘭:言葉は?

 

A:英語ー日本語の通訳が病院に常駐してるのよ。本当に助かったわ。

 

蘭:すごい!よかったね。

 

 

「日本の医療はしっかりしてる」「先生(女性)は素晴らしい」「私が生きているのはミラクルだ」と何度も言った。

 

Aさんとあれこれとしゃべった。Aさんにとって日本は特別な国なのだ。わたしにとってのスイスと同じ。

 

一機に「がんサバイバー」の自分に戻った。

 

生きている事への感謝の気持ちを忘れかけていた。

 

Aさんのおかげだ。

 

つづく

 

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