2608.【らんな劇場】優芍の幼駿③ 〜まほう〜 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!


さてさて今日は
らんな劇場
優芍の幼駿ゆうきゃくのようしゅん
第3話をお届けしまーす


お風邪を引きかけたママのために玉ねぎとじゃがいもを『狩りに』出かけたうらん。
さすがに小さな子ども一人で狩りに行くのは危険じゃない?!

ということでギルドにチカラを借りに行くことに。
さてさてどうなっちゃうのかなー?


それでは始まります〜!


ぶーーーー(はじまる音)




そこは街外れの山の麓に建てられた古風な建物だった。純和風の佇まいであり、その装飾は細かい数々のこだわりが感じられる。
初夏の暖かい日差しが時折差し込む。屋根の上で小鳥も謡っている…



そこは、ギルド『Espoir tone』
通称ぽいとんと呼ばれているギルドである。

うらんは深呼吸を1回して、ぽいとんのドアを叩いた。ドンドンドン!


うらん『たのもーーー!』
そもそも『たのもー』は道場破りなのだがそのあたりは7歳児の言うことキニシナイ!


しかし…



しーん
返事がない。誰もいないようだ。


おおきな玄関はたくさんの人をお迎えできるように作られており、小奇麗に整えられている。

うらんにとっては圧倒されそうな程、大きなお屋敷に不安になりかけてきた時……


奥からぱたぱたぱた…と小走りの音が聞こえ、息を切らせながら小柄な少女が姿を表す。



チーカ『はぁっはぁっ、
ようこそ、ぽいとんに!

でも、いまみんな武器をたくさん持った理不尽なボスを倒しに行ってるよ。なんでも真っ暗なフィールドで何種類もの武器を使う強敵だとか…
アタシはぽいとんの料理研究家、チーカ。
あなた、お名前は?』

バババッと一気にまくしたてられ、少し面食らううらんだったが……うらんにも使命がある。
キッと真面目な顔になり……

うらん『うらんです!たまねぎとじゃがいもをかりにいきたいんですー(ó﹏ò。)』



チーカ『狩りに……?んーー。
戻ってきそうなのはもうすこしあとかなぁ。
たくさん武器を持った今のモンスターがケチだとかなんとかボヤいてたし……』

うらん『はやくかってこないと、びょうきのままが!』(←間違ってはない)

チーカ『よーっし!わかった!
アタシがついてってあげるね!
アタシだってやるときはやるんだから
(๑•̀ㅂ•́)و✧』

チーカには勝算があった。
最近大魔法と呼ばれる過程を習得して、試し撃ちしたかった……のもあるが………


ふたりの冒険が始まった。


怪物の森


名前こそ『怪物の森』と物騒な名前がついているが棲んでいるモンスターは比較的おとなしい。
はじめのうちは、うらんのその見た目の小ささから何度も追いかけられたものだが、今となっては襲われることもない。


チーカ『アレだね……』
チーカが指差す方向にはペコルス。
材料の【玉ねぎ】をドロップするモンスターだ。

うらん『うん……』
いつも護ってくれるらんなおねーちゃんも、らんちねーちゃんもいない。

でも…
なんとか……なるっ!



まずはうらんが身構えた。
うらん『んんんんんんん…っ』

うらんは手を『ぐぅ』にして背中に魔力を送り込むっ。
小さな羽根をパタパタ、パタパタっと小さく動かすと魔力が具現化!
結晶のような羽根が姿を現した。

音もなく、すうっ…とうらんの身体が持ち上がり戦闘態勢となる。


ややややっ!
突然すごい速さでうらんの手刀が空を斬る。
それが斬撃を生みペコルスを傷つけていく。
1つ1つは大したことのない斬撃なのだが、連打されるとたまったものではない。


チーカ『やるな……ぁ』
弱冠11歳のチーカだが【料理研究家】
伊達に食材を厳選してきたわけじゃない。
この世界では新鮮な素材を得るためには、チカラも必要なのだ。



ヴゥゥゥゥ……
チーカは剣をスラリと抜き払うと、その剣が唸りを上げる。

そんなチーカの構えは………見たこともない構え方をしている。
さらに対象を叩き斬るにはその筋肉もバネも足りていないように見える。

明らかに剣士のそれではない……。


更によく見ると…………
その剣には刃が付いていない!?



チーカ『マジック……カノン!』

チーカの持つ剣を媒介して魔法が発動する。
刃のない剣は一層大きく唸りを上げて虚空に魔法陣を描き出し、そしてそれを放出するっ!
 
ゴ………ごうっ

虚空に描かれた魔法陣はターゲットを大きく巻き込み、周りのものすべて粉砕するっ!

どさっ…どさっ……!
どんどん吸い込まれていくペコルスと、次々落ちる宝箱。

チーカ『きっもちいい〜っ!』
うらん『 *。٩(ˊᗜˋ*)و*わーい
 ちーかさんつおーい!』
 見るなり小躍りして駆け寄ってくるうらんに、妹の姿を重ね合わせ目を細めるチーカ。

見上げるうらんの頭をぽんぼんと撫でる。
『うにゃぁ…』とうれしそうなうらんはとても満足そうだった。

つぎは………じゃがいもだお!



つづく



はい!
少し時間が空いちゃいましたが第3話をお届けしましたー♬
みんなお留守にしてたみたいだね、残念。
 
劇場では実際のぽいとんのメンバーとは違う世界線にしようかなと思っています。
んー。でも同じでもいいんだけどね(o^-')b
設定が複雑になりすぎるので、うーん。やっぱり別かな?

ふたりは幼いながらも少しずつ強くなっていっています。街を出ればすぐにモンスターが蠢く世界ですからね。これくらいはギリギリ戦えるかなぁ(*´艸`*)

ということで、本日は劇場回
次回もお楽しみにね(o^-')b


でわでわ……

今日も元気に
行ってらっしゃい♬

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆