2378.【らんな劇場】穏娘の知心④ 〜心の、内側〜 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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プレイ日記とらんな劇場というお芝居、そしてビモチャン生放送の文字起こしをできるだけわかりやすく書いています。

2015年7月から連続更新中っ


Twitter垢 @Ran_Toram

おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!


昨日はアップデートでしたねぇ!
ハロウィン第六章のベリハが実装されました♬
それとギルドクエストも若干緩和されて受けやすくなりましたね(o^-')b

このあたりはまた次回書いていきますねー(*´艸`*)





今日は【らんな劇場】
穏娘の知真おんこのちしん
第4話をお届けしまーす♬

あらすじもつけてみたのでみてみてね(o^-')b


それでは始まりまーす♬


ぶーーーー(はじまる音)





裏切り者の元・第36特殊部隊隊長ジンバにより全滅・解体したことは特殊部隊史上、最悪の事件となった。

第27特殊部隊隊長の軍規を逸脱した単独行動により、救出された生き残りは瀕死の副隊長イヴァンと隊員ヴェルヌのみ。

死体も残らないほど喰い荒され、ルージオは完全に廃墟となっていた。



そして時は流れる。


  

現代 ある晴れたお昼下がり





うらん『遊びに行ってくるねー♬』
ゆうらん『どこに行くのー?』

うらん『四葉ちんとこー!(・_・;)』
ゆうらん『暗くなる前に帰るのよーっ』
うらん『ヾ(´▽`*)はーい!』


………といいつつ戦闘用の装備を、こっそり小さなリュックに詰めてお出かけしようといていたうらん。

わたしだけ仲間はずれなんて…ずるいんだから!


そう。うらんがこっそり向かったのは、先日行くのを止められた遠征討伐。
どうしても支援職が足りなくて、行き先が同じだったらんなたちに声がかかったもの。


特殊部隊は一般市民の助けを借りることは稀だが、目的遂行のために取れる手段は正規軍よりは多い。
メンツや規則といったものはある意味遂行の邪魔になるのである。


みんなを助けたい!
芽生えだした支援職としての、うらんの小さな使命感は止められない。


行き先はわかっている。【異界の門】の最深部。
少し前に出たとこだからすぐに追いつくはず♬
 
来ちゃったらもう帰れとか言われないもんね(*´艸`*)

素早さには自信がある、うらんなのであった。




しかし、走っても走ってもその背中は見えない。
あれー?おっかしいなぁ……



そして……うらんはエトシュ砦へと到着した。





衛兵『だめだだめだ!

こんなに小さい子ここは通せないよ!』


うらん『えぇぇえ!なんでーっ?٩(๑òωó๑)۶』


衛兵『なんでって危ないからに決まってるだろう!

パパやママはどこだ?』


うらん『おうち』


衛兵『1人できたのか!?

よし、おじさんが家まで送ってってやるよ』


うらん『いーらーなーいーー!

このむこうにわたしのたすけをまってるひとがいるの!とおしてってば!』


???『あたしが連れてくよ。知ってる子なんだ』


不意にかけられた言葉に、衛兵の顔がぱっと明るくなる。


衛兵『おお、ありがたい。

ここを離れるわけには行かなくてな』




そこには派手な髪の女性が立っていた。
赤を基調とした服は若干露出が高くどうしても目を引いてしまう。大きな盾を背負い、その中には変わったカタチの剣が覗いていた。

派手な髪の毛の女性はうらんの眼をじっと見る。

(小さな身体に似合わず……
意志のある良い眼をしているな……)


女性は、ふむ……と頷くと


???『よし、行こうか』と声をかけ、うらんの手を引きエトシュ砦を通過する。




衛兵『おいそっちは……!』


???『だいじょうぶ(o^-')b♬

あたしもこっちに用があるんだ』


うらん『おねぇちゃんっ……』



女性は『しっ』と片目を閉じ口に人差し指をあてる。

ふたりはエトシュ砦を通過して行った。




シャル『そういえば名前聞いてなかったね。

あたしはシャルロッテ(Charlotte)

よく綴りからシャルロットって言われることもあるけど……シャルロッテだからね。


おともだちからはシャルと呼ばれてるよ。』


うらん『あたしはうらん!  

しゃるおねーちゃんよろしくね♬』






うらんは歩きながらみんなに仲間はずれにされた事の愚痴をこぼす。

うらん『……でね!みんなでなかまはずれにするの。
まだたたかえないから、って!
あたしもたたかえるのに、あぶないからだめだって』


うらんは歩きながら不満を口にしてする。

ぷりぷり怒っているが、まだ子ども。

それがまた可愛らしかったりする。


シャル『でもわかるなぁ。

こんなにかわいいんだもん、

怪我をしてほしくないんだよ。


ん………。


と、シャルロッテは空を見上げて昔の事を思い出す。



シャル『あたしも少し前にね………

剣とか全然扱えなかったのに「戦える!」って無理やり戦闘についていってね……先輩を危ない目に合わせた上に死にかけちゃったの。


うらん『ふええ…(ó﹏ò。)そうなんだ』


シャル『うん……もう意識がなかった時に、今の師匠が助けてくれてね。







それ以来、その先輩には会えてない……。



そう…。

今になって、やっとわかったんだけど……

大人は全部わかってるんだよね。


本人ができる!って言っても、

総合的に判断する事ができてるんだよ。』



うらん『よく……わかんない(ó﹏ò。)』



シャル『そうだろうね。 

あたしも最近わかったとこだから……。


でも、今はちゃんと育ってチカラをつけるのが大事だよ。あたしは努力してるのを見られるのイヤだからこっそり鍛錬して『あたしはもともと何でもできる!』って言っちゃうの。


そこが……わたしの損してるとこっ(๑˃ᴗ❛ั๑)』


シャルはペロッと舌を出しおどけて見せて

Σ(,,ºΔº,,*)はっ!と気づく。



自分の弱い部分を他人には見せないようにしてたのに、この子には全部話してしまう。 




不思議な娘……。




うらんを見ると物憂げな表情で小さいながらも何かを考え込んでいた。ぬいぐるみをおなかの『ぽっけ』に入れている年端も行かないこの少女は、どんな人生を歩んで来たのだろう。

うらん『あたしもまだまだつよくならなきゃ、みとめられないってことなのかな…かな』


シャル『それもあるけど…

あたしがうらんちゃんをここまで連れてきたのは…

うらんちゃんの強い決意の眼差しがあったから。


それにね…

うらんちゃんを守れるから。あたしタンクなんで。

連れて行くには対象を守れる技術があるか、ないかというのもあると思うんだ。



その大人の人はたぶん剣士さんか槍士さんでしょ?』



うらんはシャルの背中に背負われた大きな盾を見ながら小さな声で答えた。


うらん『うん…やりさん。

そっか、こうげきがめいんのひと、だからか』






シャル『わたしの先輩も……槍士さんだったな』


シャルロッテは遠き日の思い出に目を閉じた。



つづく





はい!
シャルロッテ、生きてましたね(〃∇〃)

シャルロッテの事を死んだと思い込んでるヴェルヌとの再会はできるのでしょうか?
そしてお互いのココロの内をさらけ出すうらんとシャルロッテの行く末は……?

次回を待つのです〜♬



でわでわ………

今日も元気に
行ってらっしゃい♬
 

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆




らんなび