2103.【らんな劇場】節岐の次代⑨ 〜父娘ゲンカ〜 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!



今日は
【らんな劇場】
節岐の次代第9話をお届けしまーす!
 

突然闇の中から現れた光の矢、アユミをかばうガルドは腕にケガを……っ!?
放ったのは一体?


さてさて!これからはじまるよー♬


ぶーーーー(はじまる音)





アユミ『ぱ!…おじさんっ!』


ガルドはアユミをかばい、その腕で光の矢を受けたのだ。両手剣があれば弾き返していたのだが、、、

ガルドはその右腕を犠牲にしてアユミをかばったのだ。

ガルド『大丈夫だ!それより剣を構えろっ

ガルドの腕に刺さっていた光の矢が消え、生々しい傷口だけがそこに残っていた。
 

アユミ『!!
(右腕………?

女性を庇ってケガ………っ!?)』
アタシじゃんっ!

今だったの?!
アユミを激しい後悔が襲う。アタシは来るべきではなかったの?!そんなっ?!

しかしそんな事を考えている暇はない。

新たな敵の姿は全く見えていないのだ。


どこから来るのか、前か……後ろか……!
上かっ?!

人としての『気』というものが全く感じられない。
何もない空間にそれぞれの息遣いだけがやけに大きく聞こえる。

ガルド『避けろっ!』
ガルドの声に全員が散った。




ギュン!
今しがたふたりがいたあたりを、ものすごい音が通り過ぎる。方向は……斜め上っっ?!
そう、天井の何もないところから光の矢が斜めに飛んできたのだ!

しかも地面に落ちるまでにその矢はギュンと方向を変え、狙いすましたかのようにガルドの右腕に突き刺さる!

ガルド『ぐわぁ…っ!』

寸分違わず同じ場所にたまたま突き刺さった矢は、また時間をおいて消えていった。
 
アユミ『もう戦っちゃだめ!引こうっ!』

ガルド『これくらい大丈夫だ!
こんな怪我!今まで何度も治してきてる!』

右腕を押さえて痛みをこらえるガルドは、それでもまだ前に行こうとする。




アユミ『だめっ!ぱ……』
左腕に剣を持ちかえたガルドの腕を、ぎゅっと引っ張りアユミは真剣な顔でガルドを睨みつける!

アユミ『絶対だめ!
この怪我は絶対にこのまま戦っちゃだめなの! 
腕が動かなくなっちゃうんだよ!』

アユミも引くわけに行かない。

パパの怪我はこれが原因で右腕が動かなくなっちゃうんだ。あと何本も『たまたま』当たってくるようなら……


ガルド『こんなもん舐めときゃ治るっ!』


アユミ『いっつもそう!そんなわけ無いでしょ!
考え方が古いのよ!
石器時代かっ!!』

しかし、何を言われようがこの子たちを残して引くことはできない!苦痛に顔を歪めながらも意地を張り、剣を握るガルド。



『バカおやじ………っ』



小さく悪態をついたと思うと、ガルドの前にアユミが大の字で立ちはだかった。

ガルドから見ると子どものように小さく見えるアユムの背中には、大きな覚悟が見て取れる。

アユミ『ぱ……

おじさんがここで引かないと!
……アタシがぜんぶ!
光矢を受けて死んじゃうんだから!



ガルド『馬鹿なことはやめろっ!』

アユミ
『今すぐ【★ワープポイント】で街まで戻って!
すぐに手当てを受けて!
らんなさんか誰かにっ!!』

ガルド『お前たちを残してはいけないっ!』




アユミは……すうっ……と深呼吸してポケットを弄る。
自分が持ってたワープポイントをチラつかせ、
アユミ『ほらっ!この【★ワープポイント】でおじさんが飛んだのを確認したらアタシも飛ぶ!
さぁ早くっ!約束だよっ!

ガルド『だめだ!それなら同時に飛ぼう!』

アユミ『おっけー!せーのっ!』
ビュンっ!
ガルド『……おいっアユ………!』



ガルドの声は虚空に消えていった。

アユミ『ごめんねパパ……
アタシは…逃げるわけにはいかないの』


アユミ、らんにゃ、ミツキは虚空の方に向きなおった。そこに……敵がいるのを知っているように……。

手負いのガルドを逃したのはいいが、この三人で勝てるのだろうか……  

すると……

???『弱点ヲ狙ウノハ戦争ノ
キホンダ……
卑怯ナヨウデモ勝タナケレバナラナイ…』





これはっ!?
ガルドがさっき発した発言そのものに、アユミが反応する!
同時に闇に覆われていたその影はだんだんと実体を現し始める。

やかて差し込む月の光が影をしっかりと照らした……
そこから現れたのは…………っ?!

ミツキ『お姉ちゃん?!デス?


つづく







はい!ミツキが言ってる『おねぇちゃん?』

ミツキにお姉ちゃんがいたのー?!
ってことで次回をお楽しみにね(o^-')b


でわでわ………

今日も元気に
行ってらっしゃい♬


またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆