おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!
(*´σー`)エヘヘ
早起きでしょー♫
ちょっとリアルでバタバタしてるので、劇場が続いてますー。クリスマスイベントもしなくちゃだし、ミクちゃんもあるし、新ボスも倒さなきゃだし……
でも、今日も
節岐の次代をお送りしまーす♬
今日のお話は『節岐の次代』のサブストーリー。
アユミが生きてきた混沌の時代のお話をしますね。
それでは早速やっていきますねー♬
ぶーーーー(はじまる音)
このお話は……
アユミが現代に戻って来ていない場合のパラレルワールドのお話。
ゆうらんの聖魔法が戻らず、ガルドの腕が動かず、世界が破壊される……暗黒の未来。
そう……
このままいくと本来起こるはずの
……正史実。
統一歴820年
現在(800年)から20年後に起こった魔族との戦い…。
突然何者かに魔界との巨大なゲートが開かれ、SS級の魔族が人間界に放たれてしまった大戦争である。
ゲシュペンスト、ゲシュペクターでさえA級に位置づけされる魔族のランク………。
SS級の魔族と人間たちの戦力……
その差は歴然としていた。
人々は夫夫にパーティを組み、世界各地で各個撃破を試みた。何度も湧いてくる魔族を倒し続けるのだが、どんどん這い出て来る魔族にはキリがなく、少しずつ……少しずつ後退を余儀なくされていった。
人々の目から希望が失われ……
誰の目からもこの世界が滅亡に向かって進んでいく……かに見えたのである。
しかし、ある男が立ち上がった。
バラバラだった小規模レイドをまとめ上げ、巨大なレイドパーティを築き上げたのだ。
その名も……『メガレイド』
タンク役に支援を集中させる事で、巨大かつ強固なシールドとして守らせ、遠距離職を統率し1点集中砲火で目標を叩くようまとめ上げた。近接物理職は自らが統率し、側方から後方から、そして正面から強大な火力で粉砕する、洗練された超巨大なレイドパーティを、その手法を、確立させたのだ……。
メガレイド創始者『ディグリード』
そう呼ばれた男は、敗退を続け完全敗北を悟った人類に、希望と勇気をもたらしたのだ。
その統率されたレイドパーティは、迫りくる強力な魔族をも次々と粉砕し、ゲートをなんとか閉じることに成功。残すはSS級の魔族の掃討のみとなった。
ディグリード『よし!全員揃ったか?
これより最終決戦となる!
今まで本当にご苦労だった!』
野に響き渡る大きな声に呼応して、方々から沸き起こる歓声はもう勝利を確信したかのようなものであった。
ディグリード『最終決戦は3レイドで一斉に攻める!
これでもう最後だ!
確実に仕留めるのてそのつもりで。
12時、4時、8時の方角から一斉に行く。
異論はないか?』
第三メガレイド隊長
『隊長……先程の戦いで支援職を失いました。
シールドが…持つかどうか………』
ディグリード『よし、パーティをいったん組み直す。
俺のとこの支援班をそちらに移動する!!
こちらはゴリ押しで行くからな!』
うぉぉぉおおおっ!
大きな歓声が上がる中………
ひとり浮かない顔をしている高齢の女性がいる。
ゆうらんだ。
魔道士は年齢を重ねていても、精神力でどうにでもなるため戦力生命は長い。
結局毎日祈り続けても支援魔法は戻ってこず、10数年前に確立された使い魔を使役して戦う、ウィザードとなり火力職として戦線に復帰した。
元は『ソフィアの聖域』と呼ばれた時代もあったが今は一切の聖魔法を使うことができないのだ。
『支援ならここにいる!』当時なら名乗り上げていたのだが……今はただの魔道士なのだ。
ディグリード『つづけーーっ!』
ディグリードの大きな野太い声があたりに響き渡り、
やがて戦闘が始まった。
地面に大きな魔法陣が描かれ、SS級の魔族が姿を表す。ゆっくりと地面から現れるのは魔族の気性か…
それとも大きな余裕なのか………
出現途中のSS級の魔族を取り囲み、戦士たちは総攻撃をかける。
しかし……………
ぶおん!
大きな火球が地面の中から斜め上に打ち上がり、何人かを巻き添えにして四散する。
くっ……
第一メガレイド副隊長
『タンクやられた!第二タンク前へっ!』
すぐさま火力職の中でも多少支援魔法を使えるものがイージスやプロテクションを壁にかける。
ぬうっ………
地面から右腕を露わにした魔族が、第一メガレイドのほうに指を指し……そこで止めた。
『ソコニイルナ…?』
そう言わんとするように、狙いをつけるように………
ゆっくりと………
とつぜん!
じゃっ!
赤い光線が横に薙ぎ払われる。
第二タンク隊が火力職もろとも吹き飛ばされた!
………ゆうらんの……目の前で!
ゆうらん『もう…………』
じゃっ!
さらに赤い光線が『✕』を描くようにレイドパーティを襲う!その度に動かなくなるものや怪我人がふえ折り重なっていく……!
ゆうらん『もう……っやめてーっ!』
目の前で次々と倒れていく仲間たち。
傷つき…、倒れる仲間たちに……
何もしてあげられないっ!
ゆうらん『だれも……誰も救えない!
たったひとりも護れない!なにも…できないっ!』
わたしは………何で……無力なの……っ!?
今までの憂さ晴らしをするように、腕だけの魔族は破壊の限りを尽くし………第一メガレイドは壊滅した。
やがて………
ディグリードを失った第二メガレイド、第三メガレイドの陣形が乱れる中。
SS級の魔族がゆっくりと全身を現し………
あたりは真っ暗闇に包まれた………
Σ(,,ºΔº,,*)はっ!
アユミ『また………この夢………』
何度も見るこの夢はとてもリアルだ。
まるでこの場にいたかのように
………いつもリアルに思考をかき乱す。
司書長に聞くと、時間を渡る時に何かの拍子に強い思考が流れ込んでくるんだって……
会ったことも無かった、司書長の母親の思考……。
この夢を見なくなったら……ゆうらんさんは未来で救われるのかナ……(。>﹏<。)
アユミがそんなことを思っている間にも、
刻々と着実に時は流れ、あの日に近づく………。
ゆっくりとだが、間違いなくかくじつに………
つづく
はいっ!
今回はちょっと悲しいお話でしたね。
未来の世界に生きるアユミが前回の劇場のエピローグの時にこう言ってましたの覚えておられます?
これに辻褄を合わせるとこんな感じになってしまいました。できる限り矛盾(伏線)を回収して行こうと思いまーす。
でわでわ………
今日も元気に
行ってらっしゃい♬
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆