らんです!
今日はおとといの続き。
らんな劇場
【神翼の系譜】を
お届けしますね(o^-')b
【前回までの劇場】
ついにゆうらんのことも
らんなにバレてしまった。
錯乱するらんなに、
しっかり抱きしめるしか
できないヴェルヌたち。
弱るゆうらん………
焦るらんな家………
さてさて。
どうなるのかな?
それではっ!
始めますね(o^-')b
ぶーーー(はじまる音)
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160621/08/ranran735/b2/4e/j/o0800042613678131931.jpg?caw=800)
あいり「……ふう。やっと寝たわ」
うらんを寝かしつけていたあいりが
戻ってくる。
何冊も本を読んだのだろう。
手に持つ絵本の数がそれを物語る。
らんなは、やっと落ち着いたようで
うつむきっぱなし……
そんならんなを皆が囲んで
見守っていた。
しかし……やはり気になるらんな。
ふと顔を上げて立ち上がる…っ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160619/21/ranran735/94/10/j/o0800043713676958577.jpg?caw=800)
らんな「やっぱりわたし…行ってくる!
ママが!苦しんでる!死んじゃうかも!
今すぐいかなきゃ!
もう!ひとりでもい……
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/08/ranran735/56/b4/j/o0800046013677274790.jpg?caw=800)
パシッ!
らんな「!!」
らんなの頬をたたいたのは意外にも
らんにゃであった。
らんにゃ「……おねーちゃ。
ひとりでどうにかなるものじゃ
ないにゃ!」
数秒の沈黙。
らんにゃは、意を決して
ひとりで頷いて、口を開いた。
らんにゃ「話す時が来たようにゃ?」
ヴェルヌとサヤカに
目配せをするらんにゃ。
ふたりはゆっくりうなずいた。
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
らんにゃは重々しく
2年前の出来事を話しはじめた…。
うらんを除く全員が
それを静かに聞いていた。
母たちの決意。
子を案ずる母のキモチ…
母たちの最期のコトバ………
皆は、まるで母たちの生き様を
刻み付けようというばかりに、
みんな真剣に、耳を傾けていた。
らんにゃ「……ということにゃ。
わたしの調べた情報だから
まちがいにゃい。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/08/ranran735/b2/0f/j/o0800045413677274798.jpg?caw=800)
あいり「おかぁさん………」
あいりは始終うつむいて
嗚咽をこらえていた
しばしの沈黙……
あまりの突拍子のない話……
そしてどうすればいいのか、
全然思いつかない。
全員、うつむいて黙ってしまった。
…………。
らんにゃ「も…っ!」
その沈黙を破ったのはらんにゃであった
精一杯明るくらんにゃはおどけて見せる。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160619/21/ranran735/32/69/j/o0800045513676958592.jpg?caw=800)
らんにゃ「えへっ。
まぁ…なんとかなるよっ(o^-')b
わたしの情報網はすごいんだよ!
もういっかいしらべてみるにゃ!」
その姿に
全員が…救われたような気がしていた。
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
しかし、
状況はそう甘いものではない。
その夜………
ガルド「全員集合!」
ほどなくしてみんな集合する。
らんな らんち らんにゃ うらん
あいり
ヴェルヌ サヤカ ガルド
そして警備会社「はるそっく」葉汰くん
全員そろったのを確認し、
ガルドが重い口を開く。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/08/ranran735/cc/f0/j/o0800050713677274802.jpg?caw=800)
ガルド
「ビラートの警戒レベルが
……上昇している。
昨日、計測した時には
「HARD」級であったが
現在「LUNATIC」級…。
着々と力をつけてやがる!」
これ以上力をつける前に
一度倒す必要があるっ!」
そこで……。
明日早朝よりこのメンバーで
手短に討伐することになった」
らんな「ママ………」
ガルド「なにか……
わかるかもしれないしな?」
ガルドはそういって
らんなに眼で合図をした。
深い海を思わせるような
ガルドの眼は、不思議と
気持ちを落ち着かせてくれる
ような気がしていた。
ガルドはさらに…コトバを続ける。
そのコトバは彼女たちを
驚かせるのに十分であった。
ガルド「ちなみに…
ロストチュアリは禁止だ。
危険すぎる。」
らんなは、ハッと聞き直した
らんな「…えっ?!」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160619/21/ranran735/01/8f/j/o0800042413676958602.jpg?caw=800)
らんな「わ…………
わたしならだいじょうぶ!
ママが………ママが苦しんでるっ
そのためにはなんでもっ!」
必死に訴えかけるらんなに
ガルドは首を振って答える。
ガルド
「まぁ…確かにビラートは……
いや、ビルディワームは
倒すことはできる……しかし、
……‥‥扉ごと、だがな…」
らんな「!!……」
ガルド「とりあえず……
明朝早く、
Lunaticまで成長した
ビラートを倒す。
全員、扉には当てないように…っ」
全員「はぃっ!」
それぞれが……眠れぬ夜を過ごした。
つづく
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
はいっ!
打つ手のないまま、ビラート戦を
迎えるらんな家。
この状態での決戦。
果たして………
でわでわ………
次回お楽しみにです(o^-')b
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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