418. 【らんな劇場】神翼の系譜⑬ 〜成 長〜 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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2015年7月から連続更新中っ


Twitter垢 @Ran_Toram

おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!





今日はおとといの続き。
らんな劇場
【神翼の系譜】
お届けしますね(o^-')b




【前回までの劇場】

ついにゆうらんのことも
らんなにバレてしまった。


錯乱するらんなに、
しっかり抱きしめるしか
できないヴェルヌたち。


弱るゆうらん………
焦るらんな家………


さてさて。
どうなるのかな?



それではっ!
始めますね(o^-')b



ぶーーー(はじまる音)





:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:







あいり「……ふう。やっと寝たわ」



うらんを寝かしつけていたあいりが
戻ってくる。

何冊も本を読んだのだろう。

手に持つ絵本の数がそれを物語る。






らんなは、やっと落ち着いたようで
うつむきっぱなし……


そんならんなを皆が囲んで
見守っていた。



しかし……やはり気になるらんな。
ふと顔を上げて立ち上がる…っ。


らんな「やっぱりわたし…行ってくる!

ママが!苦しんでる!死んじゃうかも!

今すぐいかなきゃ!



もう!ひとりでもい……

パシッ!



らんな「!!」


らんなの頬をたたいたのは意外にも
らんにゃであった。






らんにゃ「……おねーちゃ。

ひとりでどうにかなるものじゃ
ないにゃ!」


数秒の沈黙。

らんにゃは、意を決して
ひとりで頷いて、口を開いた。

らんにゃ「話す時が来たようにゃ?




ヴェルヌとサヤカに
目配せをするらんにゃ。




ふたりはゆっくりうなずいた。




:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


らんにゃは重々しく

2年前の出来事を話しはじめた…。

うらんを除く全員が

それを静かに聞いていた。






母たちの決意。



子を案ずる母のキモチ…



母たちの最期のコトバ………





 
皆は、まるで母たちの生き様を

刻み付けようというばかりに、



みんな真剣に、耳を傾けていた。






らんにゃ「……ということにゃ。

わたしの調べた情報だから
まちがいにゃい。」







あいり「おかぁさん………」

あいりは始終うつむいて
嗚咽をこらえていた








しばしの沈黙……




あまりの突拍子のない話……

そしてどうすればいいのか、
全然思いつかない。

全員、うつむいて黙ってしまった。



…………。




らんにゃ「も…っ!」


その沈黙を破ったのはらんにゃであった

精一杯明るくらんにゃはおどけて見せる。




らんにゃ「えへっ。
まぁ…なんとかなるよっ(o^-')b

わたしの情報網はすごいんだよ!

もういっかいしらべてみるにゃ!」



その姿に
全員が…救われたような気がしていた。




:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:



しかし、
状況はそう甘いものではない。



その夜………



ガルド「全員集合!」




ほどなくしてみんな集合する。


らんな らんち らんにゃ うらん

あいり 


ヴェルヌ サヤカ ガルド 


そして警備会社「はるそっく」葉汰くん



全員そろったのを確認し、
ガルドが重い口を開く。



ガルド
「ビラートの警戒レベルが
……上昇している。

昨日、計測した時には
「HARD」級であったが

現在「LUNATIC」級…。

着々と力をつけてやがる!」




これ以上力をつける前に

一度倒す必要があるっ!」





そこで……。

明日早朝よりこのメンバーで
手短に討伐することになった」




らんな「ママ………」




ガルド「なにか……
わかるかもしれないしな?」



ガルドはそういって
らんなに眼で合図をした。

深い海を思わせるような
ガルドの眼は、不思議と
気持ちを落ち着かせてくれる
ような気がしていた。




ガルドはさらに…コトバを続ける。
そのコトバは彼女たちを
驚かせるのに十分であった。




ガルド「ちなみに…


ロストチュアリは禁止だ。
危険すぎる。」



らんなは、ハッと聞き直した

らんな「…えっ?!」





らんな「わ…………

わたしならだいじょうぶ!
ママが………ママが苦しんでるっ

そのためにはなんでもっ!」





必死に訴えかけるらんなに

ガルドは首を振って答える。




ガルド
「まぁ…確かにビラートは……

いや、ビルディワームは
倒すことはできる……しかし、

……‥‥扉ごと、だがな…」







らんな「!!……」






ガルド「とりあえず……

明朝早く、
Lunaticまで成長した
ビラートを倒す。

全員、扉には当てないように…っ」





全員「はぃっ!」




それぞれが……眠れぬ夜を過ごした。




つづく


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:



はいっ!

打つ手のないまま、ビラート戦を
迎えるらんな家。


この状態での決戦。
果たして………



でわでわ………

次回お楽しみにです(o^-')b

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆



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