高千穂神社:ここにも鬼八!? | オヤジのおもちゃ箱

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行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・・・・

 

高千穂峡の遊歩道を歩いた後

高千穂神社にも参拝しました。

神社の創建は1,900年前の

垂仁天皇のご時世といいますが

恐らく、もっと古そうな気がする。🤔

祭神は三毛入野命(みけいりぬのみこと)

という神武天皇の兄君です。

 

 

境内に大きな杉の木が!

関東と比較すると

樹木の背丈が高い気がする。

気の所為でしょうか?🙄

 

 

境内で驚いたのは‟鎮石”(しずめいし)。↑

「この石に祈ると悩みや世の乱れが鎮まる。」

と説明版に書かれています。

そしてなんと!

「鹿島神宮の‟要石”も高千穂から贈られた。」

と書かれているではありませんか!

へ~っ!! ホンマかいな??😲

真偽の程はともかく

阿蘇の火砕流の上に建つ神社から

地殻変動の象徴である

鯰(ナマズ)の頭を抑える要石が贈られても

さほど違和感は有りません。

鹿島神宮のリンクを貼っておきます。

 

 

おおお~っ!なかなか立派な神殿です!😍

さすが! 神話の里也。

でも、なんだろう? あの彫刻は・・・・・↓

 

 

高千穂には「鬼八(きはち)伝説」があり

農作物に霜害をもたらす鬼八という悪神が

人々を苦しめていたので

高千穂神社の祭神である三毛入野命によって

退治されたと伝わります。

社殿の彫刻は鬼八を懲らしめる三毛入野命。

 

 

参拝した時は神楽が披露されていました。↑

これは有名な夜神楽だと思います。

恐らく鬼八伝説と深い関係があって

退治した鬼八へのレクイエムだと思う。

神社には猪掛(ししかけ)祭という神事もありまして

鬼八の慰霊の為に猪を捧げるものですが

江戸期以前までは16歳の女性(人間)を

生贄にしていたといいます。😱

諏訪大社と似たような神事ですね。

 

ここで「鬼八」は何を象徴しているのか?

明らかに先住民でしょう。

つまり、縄文人じゃないのかなぁ?🤔

 

半島からやって来た渡来系の人々は

縄文人と平和的に融合したグループもあれば

武力衝突した集団もあった筈。

その中でいつしか駆逐された人々が

鬼八のような悪者にされたのでは?

退治しても、祀らないと祟る可能性もあるし

しかも丁重に鎮魂すれば

守護神の役割を果たしてくれる。

 

ここにも御霊信仰が!😲

(またこじ付けてしまった。)

 

そういえば誰かが言ってたなぁ~

「日本の端には古いものが残っている。」

確かに一理ありそうです。🤔

 

次は天岩戸神社へ・・・・・・