会津若松駅近くのホテルに宿泊した日。
蕎麦が食べたくなったので、ホテルのフロントの方(若い女性)にお尋ねしました。
オヤジ:「この辺でお勧めの蕎麦屋さんはありますか?」
フロントねぇちゃん:「お蕎麦屋さんはあるのはあるのですが、はたして・・・・・・
飯盛山の周辺だと蕎麦屋さんが何件かありますよ。でもこの辺はねぇ~」
仕方がない、ブラブラ歩いてみましょうか。
という訳で駅周辺を探してみましたが、基本的に飲食店自体がとても少ない。
会津若松市の人口は12万人。
オヤジが住んでる埼玉県所沢市の三分の一ほどですから
そりゃ~少ないよな。
なんて事を考えていたら、地元の‟蕎麦屋兼居酒屋”みたいなお店を発見!
運に任せて暖簾を潜りました。
お店に入ると、カウンターに常連らしきオッサンが一人だけ。
しかも、入り口の引き戸を開けると直ぐに靴を脱ぐような造りになっています。
心の中で「しまった!失敗した!」
でも、直ぐに出るのも失礼なので開き直って瓶ビールを注文。
店主の趣味なのか、古賀メロディーや東京ブギウギといった懐メロが流れています。
「おススメのものはありますか?」と尋ねると。
「ニシンの山しょう漬けが美味いですよ。これは会津の郷土料理なんです。」との事。
会津でニシン?
これは面白そうです。
早速注文しました。
これが“ニシンの山しょう漬け”。
意外や、意外!!
なかなか美味いではないですか!
ニシンと言えば京都のニシン蕎麦を思い出すけれど
ニシンのみを比較すると、こちらの方が断然イケる。
酒の肴には申し分なしです。
会津五街道という言葉がありまして、元々会津若松は交通の要衝。
古来より越後街道を利用して日本海産の魚介類を調達してきたそうです。
この後、お蕎麦も注文しましたが
やはり美味かった。
とてもコシがあって、蕎麦に関心の無いカミサンも納得です。
「居酒屋でこのレベルであれば、蕎麦専門店はもっと期待できそうだなぁ~」
翌日も蕎麦を食べる事にしました。
翌日は猪苗代湖の天京閣を訪れたので
スマホで「猪苗代湖 蕎麦」と入力して検索したら
「おおほり」という蕎麦屋さんにヒット。
人気の蕎麦屋さんみたいな事が書かれてあったので
こちらにお邪魔する事にしました。
開店の午前11:00頃到着。
既にほぼ満員の状態です。
お客さんの注文は天蕎麦が多かったので
オヤジも右に倣えする事に。
おお、これは美味そうだわい!
こちらのお店、そば粉と天婦羅の油は自家製だとか。
いただきま~す!
蕎麦はかなり甘いなぁ~
そばつゆの必要が無いくらいです。
天婦羅も美味かったけれど、衣より中身の方が印象に残りました。
蕎麦も最初は良いけれど、食べている内に新鮮味が薄れてくる・・・・・・・・
「な~んだ、昨日の居酒屋の蕎麦の方が美味かった。」
会津の蕎麦は、会津松平藩の藩祖・保科正之がこの地にもたらしたと伝えられています。
保科は会津藩主になる前、長野県の高遠藩を治めていたそうで
高遠蕎麦を会津に導入したらしい。
蕎麦に関しては歴史はあるけれど
お店によっては随分違いますよね。
ここが難しいところですわ。
今回の会津で調達した地ビール。
どこ行っても地ビールだらけで、ちょっとウンザリするくらいですが
たまには自分自身へのお土産という事で三本調達しました。
期待していなかったけれど、これはおススメですよ。
サッパリしている割にはコクがあります。
「コクとキレの二律背反」と言わせて頂きましょう。
でも、一本720円だもんな。
会津のグルメ関連の記事はこれにておしまい。
でも、会津の記事はもう少し続きます。