桜の美しい季節です。

 

学校は新学期を迎えました。

電車の社内も通勤時間は、初々しい姿の人たちが

目に入ります。

 

なんとなく制服が大きめサイズだったり。

 お化粧がバチバチだったり。

私も初心を思い出します。



 

先日、とある先生との会話で

 

「書道科の授業の目的を、蘭月先生は

どうお考えですか」と尋ねられました。

 

 

卒業文集にもタブレットで書く学校もでてきたり

生活の中で文字を書くことが減少している中で

「どうして?」とは考える方も少なからず

いらっしゃいます。

 




地元春日井市の特色を生かして。。。とも

言われてますが

 

私個人としては、

小学校の授業は文字の書き方を学ぶ

他に【反復学習の練習】と捉えています。

 

書写授業は、手本をみて、書いて、

手本との違いを自分でみつけて、

また書いて、の長い反復です。


それは大人になっても一緒で、

昔の法帖をみて、何度も書き、

自分で考えるの反復練習。


プラスで、他人に作品を添削してもらうことで、

自身で気づかない「違い」を見つけ

同時に、文字の形や組み立て、

言葉の意味の学びです。



この先の過程で、学びに反復学習は必須。


書くことは、絵を描くことに似ていて楽しい。

楽しみながら、それが練習できるわけです。


私も大人になって理解しました。









 先日、私がお稽古で師より

「この本いいよ」と勧められた本。




 

 

センスを磨くには「知識」。

なるほど。


足りない知識のために早速購入します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆様は鉄棒検定なるものを知っていますでしょうか

小学校で見つけてコピーを貰い

〜ずっと教室に掲示してました。


やりたいけど、1人では勇気がいるので

稽古前に生徒さんたちと公園に集合。


○十年ぶりの鉄棒は、③番前回りからクラクラ😵‍💫

④番の足掛け周りは身体が重くて、

腕がちぎれそうでした。


あれ?



どっかで年配の人たちが鉄棒やってるって

ニュースで見たような。。

改めて凄さを感じます。


それでもなんとか逆上がりができて嬉しい限りです




鉄棒を終えて教室に向かいます





地元中学の入学式🌸

みんな大っきくなっちゃうなあ





同級生チーム



篠木教室では「姉妹」や「兄弟」で参加してくれる

生徒さんが何人かいます。

 

私にも弟と妹がいますが、今の子達のように

一緒に習い事はしていませんでした。

 


篠木教室



篠木教室



姉妹で来てくれる2年生。

毎回筆の調子がいいので、

「しっかり洗ってあるね。自分で洗ってるの?」と

尋ねると

「お姉ちゃんが一緒に洗ってくれる」と。

 

高学年の無口なお姉さん。

毎回妹さんと一緒に参加して、

筆の調子まで見てくれているとは。

 

私なら、妹に「私の分もしっかり洗っておいて」と

頼んでいただろう、と思います。

 

なんであれ、仲良しはいいことです。

 

 




今、値上げラッシュ。

あれも、これも、それも、と価格改定。



 

特に作品用の紙は枚数を書くので

私にはつらい。

 

それでも値上がりならまだいい。

 

筆は毛が入手できないから、太さが変わった、

竹がとれないから、軸が変わったなどと

「変えないで~」と願っても、どうにもならず。

 

大好きな「暖心」の筆も

軸が竹でなくなり、節がなくなりました。



初めての毎日賞受賞作品もこの筆でしたので

思い入れがあります。

 

昔先輩より

「気に入った筆は必ず2本は買っとくといいよ。

職人さんが変わると筆も変わるし、

毛質も突然変わることがあるから」と。

 


今がまさにそれです。

筆と紙だけは譲れない。


対策案は「大切に使う」

これしかない。



価格よ。

早く落ち着いてください。

 

 

 


常に上乗り


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卒業式も終了し、卒業した生徒さん達に

 

「卒業式はどうたった?」と尋ねると

「友達からもらい泣きをしちゃった」と。

 

先生が作ってくれた動画を見て

うるうるしたらしく。

今は写真じゃなくて動画なんですね。

 

 

先日、書道道具を買いに行くと

学生用の書道冊子が店頭にありました。

 





よくできてるな~と中をみてみると

作られたのが私にとって、書道の神様

岡本白壽先生と神谷葵水先生、黒野清宇先生!

 

お亡くなりになりましたが愛知教育大学

名誉教授の先生方でした。


店主さんも「もう作られてないですからね。貴重ですよ」と。



感激して早速入手。

帰宅後、すぐに拝読しました。

 

Qどうしたら上手に書けるようになるか

→用具(文房四宝)の研究吟味

→姿勢、筆の持ち方、腕の構え、筆の運び方など

→自分で手本と比較して批正する




改めて読んだ説明文は分かりやすいもので

作品とともに書籍も歴史を紡いでいきます。



 

 先日、銀座和光で個展を開催された

近藤浩乎先生は黒野先生の社中を

引き継がれた先生ですが、

格式の高い個展を学ばせて頂きました



仮名の世界もステキです


人が紡ぐ糸は大切です。

 

 

先日、教室に通う保護者さんより

 

「ウチの子どもが『習字の先生になりたい』って

言っていまして、今以上に指導ください」と

話されました。

 

別日にも他の方から「子どもが

『書道の先生になりたい』と申しておりますので

大学に入りましたら、手伝わせてください」と。

 






まさか親子で、そんな会話が交わされているとは。


この先、彼らの未来が変わるとしても、

今そう思って通ってくれることが

嬉しいことです。



他日、教室運営をされている方とは

「後継者問題」。

こちらはドンヨリとした内容でした。


 

人口減少、習い事の多様化など、

時代の変化とともに

書道教室の経営だけで生活となると

簡単なことではありません。


今教室運営されている方は

「時代の変化」を嘆かれます。


 

それでも私は興味を持つなら

「やってみなよ」と言うでしょう。

 

 

働き方も時代とともに変化し

副業OKの会社も多くなってきました。

昔と違い,ワークライフバランスも

認められ、自分の時間は以前より

作れます。

※私はないけど。。。



毎週が難しいなら、サークルみたいに

月一で開催してもいいし、

オンラインもあります。

昔より、可能性が広がっていると

思うのです。

 

 

できないことを語るより、

「どうしたらできるかな?」を

考えた方が楽しい。

 

 

どんなことも、周囲がみてるから。

動いていれば、何かが動くよ。

動かないと、何の変化もないけれど

先輩から、そんな言葉をもらったことがあります。

 





私が小学校に入る頃、

母は突然書道教室を始めました。


母に「どうして教室を始めようと思ったの?」

と尋ねると


母『お父さんが外で働くこと許してくれる人

じゃないから、家でできることを考えた』と。




はい。

決して崇高な気持ちで始めたわけではないです。




母は娘の私に、書道の基礎だけを与えて

書道が続けたいと言った高校生の時

「ここに自分で電話して、教えてもらいなさい」と

師の電話番号が書かれたメモをくれました。





そう考えていくと、

発端は、面倒くさい父のおかげでも

あるわけです。






 社会に出て、会社に勤めたことも、

春日井市の書道科教育に携わるために

退職を選択したことも

後悔もなく、

繋がっていたのだと思います。



もし書道に未来をみるのなら

頑張ってみてください



 


取り組む姿勢も大切


 

 

 

教室の空席について(3月末現在)

 

○堀ノ内教室(全90分)

(水)

【1部】16時30分~18時00分(1席)

【2部】18時10分~20時30分(4席)

 

(木)

【1部】16時30分~18時00分(3席)

【2部】18時30分~21時00分(2席)

 

 

(土)

【1部】9時00分~10時30分(満席)

【2部】10時30分~12時00分(2席)

 

 

 

○篠木四ツ谷公民館

(火)

【1部】16時00分~17時30分(2席)

【2部】17時30分~19時00分

 

 

*お問い合わせはショートメールでお願いします

 090-41982568(内山蘭月)