備忘録として…NSR50レストア記_9 | まーの公式ブログ

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【ウォーターポンプ組み立て】

これはおっさんによるNSR50との闘い。レストア記である。

 

備忘録として個人的に活用したい。

また誰かのために少しは役に立てばいいかな~、とも思う。

 

空気が乾燥するこの季節、いつの頃からか鼻血がよく出る

ようになった。しかも右側からのみ。毎シーズン5~6回は

鼻血ブーである。なんとかならんもんか。

 

さて今回のレストア記はいよいよウォーターポンプの

メカニカルシールレスキットを組み付けていく。

 

まずはヒートガンでベアリング挿入部を温める。

ベアリングの打ち込みはこの後出てくる青色のカラーをはめた

後のが良かったです。と言うのもベアリングがケースとツライチ

ではなく少しケースよりハミ出るためバイスで挟む時やプレス機

で平坦面に置くときに邪魔になるからです。まあどっちみち

画像の通りノックピンも挿しっぱなしなので平坦でない

ですけどね。

 

いきなりベアリング圧入済み。ベアリング圧入するときには

アストロプロダクツのブッシングドライバーで打ち込んで

います。

まれに治具を作って締めこんで入れるパターンもやります。

 

レストア記_4のブログでシャフトから苦労して取り出した

このギヤにキット付属のシャフトを圧入していきます。

 

またここでバイス登場。抜いた時と同じ組み合わせの適当な

カラーとコレットの組み合わせでグイグイ圧入していきます。

しばらく押し込むも入っている感覚がなくなっていき…

 

カラー変形しとるやん。耐えられなかったか。

 

カラーは諦めてコレット+コレットでグイグイ。

しかし当たる位置が悪くシャフトに傷が入り出す(傷は

リューターで軽く擦っておきました)。

あと0.5mmが入らない…。しっかり面当たりするように

ソケット(多分10mmだったような)を使用しグイグイ。

 

やっと入りました。見難いですが赤丸部分がツライチになる

必要があります。これでシャフトは一旦置いときます。

 

次にケース表側にキット付属の茶色いシール(奥にあるやつ)を

入れ(これは簡単)てから今回の最難関、青いカラーを入れます。

 

イキナリ入っちゃってます。最初はバイスで圧入しようと

思ったのですが上手くバイスに挟めず断念。ブレーキプレスで

圧入しました(肝心なところ画像なし)。

 

そしてもう一個キット付属のシールを入れます。

シリコーングリス塗ります。

向きはこの向きです。間違ってそうですがこの向きです。

 

ふぅ…。大変やった。

 

次にケース内側。シャフトとベアリングのはめ合い部分に

ロックタイトを塗布してシャフトを挿し込みます。ベアリング

内側の脱脂も忘れずに。それとメーカー推奨ははめ合い用、

高強度のロックタイト推奨です。私は手元にコレしかなかった

のでコレにしましたが真似しないように。

 

そしてケース表面に戻ってキット付属の銅ワッシャー

(シーリング目的?)を入れて…

 

ネジ部にカジリ防止剤を塗布します。本当はワコーズのスレッド

コンパウンドが良いと思いますが持ってないので私は手元にある

コレを使います。真似しないように。

 

最後にこれまたキット付属のインペラ(アルミ製、

CR80用らしい)を9.8Nでトルクレンチを使って締め付けます。

※メーカー説明では1.0kg-mとの表記です

 

これでウォーターポンプ部の組み付けは完了です。

手で回してみると…軽く回る感じはないです…

こんなもんなのか?

 

それではまた次回。