■詰んだ
今の状況は打つ手なしということを認識ました。
本日は大学病院の消化器内科で胃ろうができるか確認のため、内視鏡カメラを入れようとしましたが入りませんでした。
一番細い管で鼻から挿入し、喉の一番狭いところに管が達すると息が出来なくなりギブアップサインを出しましたが、まだ入れようとしていたので思わず管を掴んでしまいました。大変怖い思いをしました。
その後先生も交代して3回挑戦しましたが、喉の浮腫みが酷いらしく挿入は無理だと判断し中止となりました。
胃ろうは管を喉から通して胃を膨らませて作成するので、今の状態では通常の胃ろうは出来ないことになりました。
その他開腹手術による胃ろうの作成の手段はあるけど全身麻酔が必要になり、呼吸、気道確保が難しい私の体では難しいということでした。
気道確保には気管切開をして臨む必要があるが、癌細胞が回りにあるのでそのうち癌細胞が気管に入り込んでくるそうです。今度は癌細胞が気道を塞いでしまうので、気管切開もしないほうが良いということでした。
胃ろうの他に栄養補給するには肩の太い血管から高カロリーの血液成分を点滴で入れる、CVポート作成があるということです。これで栄養補給はできるそうですが、呼吸の確保だけは他にやりようがないそうです。(呼吸の替わりになるものはECMOがあると思うけど、回復の見込みが無ければ意味ないですね。)
呼吸が苦しくなったら麻薬を増やして意識を落として苦しくないようにしていくそうです。
癌が心臓にも転移して血液が十分に送れない状態、食事が摂れないような今の体の状態では、抗がん剤などの治療を行うことは体力的にお勧めできないということでした。
CVポートは在宅医療になるそうですので、訪問医、訪問看護師など、在宅医療に向けて準備を始めたほうが良いということでした。
ということは、詰んだ!
ショックでした。心臓に負担が掛かったみたいで全身が疲労困憊状態になりました。
死を待つしかないのですね。そういう時期に入ってきたかもしれないということでした。
どうすることもできないという状況を受け入れるしかありません。
半年でここまで悪化してしまったので、これから半年後は生きているイメージが湧きません。
余命でいうと半年くらいでしょうか?人の命だから人それぞれだけどそうとも言えるとのことでした。
これまで何度も死に対して覚悟してきたつもりですが、今回は現実を受け止めなければならない覚悟となりました。
近いうちに死を迎える。それでもこれからどのような最期を迎えるかは私次第。現実は絶望的ですが生きる望みはまだ捨ててはいないです。
現実を受け止めながら在宅医療の準備に入りたいと思います。