tamron レンズ 70-300mm f/4.5-6.3 di iii rxd (model a047) ニコンZ用
昨日の夕方7時過ぎに届きました。
朝の5時には,宅配業者さんの西広島営業所を出たらしかったので,昨日は一日家に居て,到着を今か今かと待っていました(笑
これまで購入したデジタル一眼とレンズ。
専ら高倍率ズームを使ってきていた事に気付きました。
今回から焦点距離の被らない2本のレンズ構成での撮影となります。
思い返せば,雑誌の取材員としてカメラマン・ルポライターをしていた1970年代後半。
完全マニュアルのペンタックスで,ネオパンSS24枚を一本だけ入れて,あちこち歩き回りました。
アサヒペンタックス。
F1.7だったかな。焦点距離50mm標準。
今でこそ,明るいレンズが重宝がられていますが,当時のカメラはレンズが明るくないと使い物にならなかったのです
フィルムの感度はASA(ISO)100。
写真撮影のフィールドは,海岸・河辺・渓流。
足場は悪い事が多くて,被写体に近寄ることができない場所ばかり。
三脚を据える事も出来なければ,持ち歩くこともできず。
ストロボも使えない。露出計を使う事もできない。
最初は,シャッタースピードは 1/250固定で,
快晴 F14
晴天 F8~F11
曇天 F4~F5.6
を基準にして,撮影するように教えてもらって,撮影していました。
今でこそ,ボケ味が良いといった理由で人気の明るいレンズ。
当時は,絞り込んで被写界深度を深くしたい。
しかし,絞り込むとシャッタースピードが遅くなって手振れしてしまう。
そのジレンマから抜け出せなかったのです。
記念写真やポートレート写真は,プロは大判のカメラ使用。
この頃は,大判・中判のカメラを使う事は夢のまた夢。
仕事の経費で落とせないと使えないカメラ。
個人が趣味で使えるようなものではありませんでした。
この頃から,大判カメラ・中判カメラ使い続けている人は筋金入りの写真家ですね。
自分が関係した中判カメラはペンタックス67だけですが,雑誌のグラビアにこれで撮影した時の写真を使った時の余りの違いに驚愕しました。
1979年春 編集長に撮影してもらった一枚。 ペンタックス67 リバーサル
雑誌グラビアの1ページ
今では,ISOはいじり放題。
ハッキリ言えば,明るいレンズでF値開放すればボケた写真は撮れます。
でも,狙った部分だけボケさせる被写界深度に設定することはかなり難しそうです。
これからはこういった事も考えて写真撮影しなきゃ。
たぶん,こんなウンチク書きながら,実際は三脚据えないぐーたらフォトグラファのままです。
あ,大判・中判カメラの件。
ミラーレスを実際に使い始めて感じた事なのですが,画質や機能はものすごい。
でも使い心地というか,撮影していて心地よいのは明らかにデジタル一眼の方なんです。
もし,ミラーレスの使い心地を事前に知っていたら,型落ちD850を注文購入してたかも・・・と思うくらいです。
大判カメラの使用にこだわる写真家さんの気持ちが少しわかったような気がしました。
いろんな楽しみ方ができる。
スマホでお気軽・高機能撮影。
ポラロイドの即時現像写真。
レトロなカメラで楽しい撮影。
最新のカメラで高画質撮影。
いろんな楽しみ方ができるようになって,ほーんと,良い時代になったと思います。