ヨコハマヲツクル
どうも遊木です。
まだまだ残暑が厳しい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
といっても暦の上ではとっくに秋ですからね。
芸術の秋、食の秋、スポーツの秋、勉学の秋など、様々な秋を楽しみたいものです。
先日、須々木氏の記事にもある通り、休止中だった『横浜創作オフ会』が無事再開されました。
RWは毎度、オフ会に向けて名刺やペーパーを仕込んでいきます。
今回も伝統(?)に則り、準備を進めましたが、久しぶりのイベント前の雰囲気にわくわくしました。
個人的にはオフ会に向けて、宣伝用の落書き+名刺用のイラストを用意する気だったのですが、宣伝用の絵に思いのほか時間が掛かったため、名刺にも流用しました。
ざっくりですが久しぶりに制作過程を残したので、ちょっとした補足を付けて晒そうと思います。
①下描き
人物は凝った衣装じゃないのでざっくり。
右の本とカメラは、クリスタに入っているモデルを適当に使用。
「ミニチュアのみなとみらいを作ってる」というコンセプトだけあったので、あとはその場のノリでいきました。
②ペン入れ
街は最初からペン入れしない予定でした。
Google Earthを使って丁度良い角度を見つけた後は、それを元にラフを入れます。
この時点で、街のどこまで描いて、どこを描かないかを決めました。
人物と小物は本能に任せてペン入れ。(この時点では落書きのつもりだったので深く考えてなかった……)
③色下地。
人物のツートンカラーは直感的に決めました。
「横浜」がテーマだったので、「海の青と赤レンガ色だな~」と。
髪が派手色だったので、シャツはまとまりを考えて自然と黒Tに。
ただ横浜は意外と緑も多いので、差し色(なのか?)は緑系統を使いました。
④街を描く。
人物の髪色をざっくり入れた後は、ひたすら街を描きました。
今回はリアリティではなく、クラフト感を出したかったので、丁度良いデフォルメ具合を探しながら描いたり消したりしながら、地道に完成させました。
象徴的なものはGoogle Earthのスクショを元にし、細々したものは「なんとなく合ってる」を目指しました。
個人的には、これ以上描き込むとクラフト感が無くなるかなぁと思います。
各建物のバランスはリアルの比率と合わせて、ディティール表現の時に絵本っぽさを意識すると良いかな、と。
よりポップにしたいなら、建物のバランスも崩して良い気がします。
ちなみに観覧車の後ろも描き込んでます。
……ほぼ消えるとわかってても、描いちゃうのが絵描きというものですよね……。
⑤人物の色。
ひたすら塗ります。
黒Tがちょっと重かったので、なんとなく虹を入れました。
さらにもう一押しほしかったので、虹の下にうっすら英文も入れます。
ちなみに英文は、
「Give freedom to colors and then you shall meet the rainbow everywhere!」
(色に自由を与えなさい。そうすれば、あなたは至る所で虹に出会えるだろう!)
と書いてあります。
トルコの作家、マハマット・ムーラット・イルダーンの名言のよう。
先に虹を描いちゃったので、虹をテーマにした格言や名言を検索して、良い感じのものを選びました。
⑥小物の色。
本やカメラを塗ります。
本はほぼ街に隠れるので適当に、カメラは金属とレンズ部分にちょっと拘りました。
あと全体の角度を少しだけ調整したら、人物の右手が不自然に浮いてしまったので、急遽ノートを描き込みました。
⑦全体調整
影を入れ、画面やや下部にうっすらソフトライトを置き、フォトショでエッジのポスタリゼーションを少しだけかけて終了。
ただし、最後のフィルターがないver、背景の青が無いverなど、使用意図によって使い分けられるようにいくつかの完成物があります。
全体的に6~7割の完成度で進めてしまったので、後日同じコンセプトでしっかり描き直したいなぁとも思います。
小っちゃい街描くのは楽しかった!
ではでは。
aki