映画「ドクター・スリープ」を見て来ました!
こんばんは米原です。今日は雨が降ったり止んだり晴れたり曇ったりと忙しい天気でした。案の定体調が若干ガタガタしてるのを感じております。既にインフルの気配がしてるので怖い!風邪引きたくないので気を付けなければ。
今年はとにかく見たい映画や有名作品の続編が多く公開された年だったのですが、今年最後…になるかな?映画「シャイニング」の続編である「ドクター・スリープ」を見て来ました!去年の夏にはじめて「シャイニング」を見たばかりだったので、直後くらいに続編公開の予定を知り、かなり新鮮な気持ちのまま続編を見ることになりました。「初見は映画館で見たい!」と決めていたので楽しみにしておりました。ついでに「シャイニング」の感想を書いた記事も貼っておきます。
「夏だし熱いしホラー映画見ようぜ!」
https://ameblo.jp/random-walk2010/entry-12390157200.html?frm=theme
↑の感想記事でも少し書いてある様に、名作ホラー映画として有名な「シャイニング」ですが、「原作小説と内容が違う」という点では原作者や原作ファンからの反応はイマイチだった様子。「映画」や「ホラー」という点に重点を置いて制作されたこともあり、原作であった設定や内容を省き2時間前後でどう収めるかで勝負していた作品だったと思います。私は原作知らない側なので「シャイニング」は普通にホラー映画として楽しめました。
そして、今回の「ドクター・スリープ」では、「シャイニング」では説明がほぼ無かった設定や内容がモリモリ出てくる出てくる。「シャイニング」を見た後に原作の内容についても少しだけ調べたことがあるのですが、今作は全体を通して「原作で描かれていたテーマ」を丁寧に描写されているんだろうなと感じました。今回の「ドクター・スリープ」が生まれたことによって、「シャイニング」の内容を補完すると共に、「映画作品としての完成度が上がった」のでは?と感じました。やぁ~面白かったです。好きでした。「ホラー」というよりは、どちらかというと「ミステリー」に近い雰囲気を感じました。ファンタジーっぽい雰囲気も若干強まり、「ホラーが苦手な人でも見やすいのでは?」と思いました。というのも、「ホラー」ていうと、いつも「理不尽で凄惨で視聴者の精神を如何にして圧し折るか」ということに全力を注いで構成されている物だと思っていたのですが、「物語」としてかなり綺麗にまとまった「ドクター・スリープ」は、ホラー作品の中ではかなり「陽」の分類になるのでは?と感じました。怖いシーンや痛いシーンもあるけど、それよりも登場人物の成長と恐怖に立ち向かう勇気が光って見えたので。途中から「怖い」とか「不気味」というよりも「熱い」という気持ちの方が強かった様に思えます。見終わった後は「ホラー怖かった」より「映画作品を楽しんだ」感が勝ってました。
見終わった後に公式サイトを見に行ったのですが、今作の「ドクター・スリープ」は原作者や、前作監督の遺族にまで称賛されていた様です。原作者が作品に込めたテーマを今作ではしっかり描かれていたんだろうなぁ~ということがなんとな~くではありますが伺えます。数十年後に、映画製作者側が「前作の映画との繋がりをしっかり残しつつも、原作者が描いたテーマに沿って新たな作品が生まれる」という双方の和解(と言うより丁度良い所に収まった)の様子を感じられるは、今でいう「エモさ」を感じております。思わずニッコリ。「映画化された作品」としては、かなりレアケースで、かなり最良に近い形での完結、になったのではないでしょうか。「有名映画の続編」で泣かされ続けて来た側としては、これからはこういった映画作品が増えてくれると嬉しいなぁと思います。まぁこれからも泣きを見ることになるでしょうけど、「続編映画」に対してちょっぴりだけ希望が見えた気が、しなくもない、かな?
蛇足ですが、強いて不満だった点を上げるなら、はじめてホラー映画を劇場で見ようと決心し、途中で逃げ出さない様にポップコーンを買い、「ポップコーンぶちまけたらどうしよう…」とビビりながら鑑賞に挑んだ私は、若干肩透かしを食らった様な気分になった…くらいでしょうか…。いや、「シャイニング」の時もビックリさせる系の脅かしはほぼ無くて「不気味な雰囲気推し」の作品だったことは分かってましたけどもね!「私の鑑賞前の心構え」だけが若干失敗だった気がします。いやだってはじめての劇場ホラー映画鑑賞怖かったんだもの!
あと気付いたのが、今回は登場人物がかなり冷静だな…と感じたことも要因かな?私は「恐怖体験をしてる人物に同調して怖がる」傾向にあるのか、登場人物が「スン…」てしてるとこっちも「スン…」てなってしまうみたいで…。懐かしい幽霊とかもいっぱい出てくるんだけど、「いや、怖がってあげてよ!」とか「『久しぶり~!』てノリで集まった同窓会かな?」てなってしまい、何故か途中から私が幽霊を庇護する側の視点になってて3回くらい笑ってしまって…。ホラー映画で笑うとか、謎の敗北感があります…。
「有名作品の続編」が多い昨今ですが、どれも「次世代への継承」を物語で描くことが多いように思います。そこに少しの「さみしさ」を感じるこの頃です。今月末にスターウォーズ完結編が公開されるわけですが、見るとしても来年になるかなぁ…。多分スターウォーズも10年後くらいにまだ監督がご存命なら「これこそスターウォーズの正当な続編!!!」と謳って新作発表されてるかもですし。…若干フラグな気がしないでもないですが、とりあえず完結記念に映画館で見たいとは思ってます。はい。それでは今回はこの辺で。また次回。
noz