HCP「黒羊は夢に哭く」宜しく!
須々木です。
10月27日に公開したHCP関連のビジュアルノベル「黒羊は夢に哭く」について。
一つ前の記事で制作指揮の遊木がオフィシャルな部分はまとめてくれているので、僕はもっと個人的なことを書いていこうと思います。
以前サークルで取り組んだノベルゲームでは、僕が制作指揮をしていたので、常に全体を把握し指示を出し、シナリオ書いてスクリプト打って・・・とやっていましたが、今回は主にシナリオとスクリプトに徹して進めました。
そもそも今回は、世界観やキャラはすでに他の作品でできているものだったので、その点の手間がなかったのは非常に楽でした。
あと、「シナリオ」として名前が書かれていますが、実際には・・・
【3人で】 全体の方向性を決め、大まかなあらすじを考える
↓
【米原】 ストーリー原案(今回の主人公は、米原の作品のメインキャラだったので)
↓
【須々木】 米原の原案をもとに、世界観や時系列等を考慮しながら、シナリオの形に書き起こし。
↓
【遊木】 シェリ(作中では「謎の青年」)のパートについては、須々木からの要請に従って代理でシナリオ執筆。
↓
【須々木】 キャラの描写や、設定の矛盾などがないか確認を取りながらシナリオ完成。
・・・みたいな流れだったと思います。
動かしていたのが、自分で考え出したキャラではないので、その行動原理、思考パターンを理解し飲み込むまで、いろいろ確認は必要でしたが、逆に言うと、聞けば答えが返ってくると言うのは、それはそれでやりやすさがありました。
こういう作り方もアリなんだなあというのは、新たな発見でした。
スクリプトについては、今回、立ち絵のないタイプだったのでやることも最小限で済みましたし、過度に厄介な演出を入れていなかったので、それほど右往左往することなく進められました。
(発表が遅れたのは、単に忙しくて制作時間が極端に取れなかったためです。。)
サークルとしてそれまで積み上げてきたプロジェクトだからこそ、その気になればいろいろ調理できそうだなという実感が得られました。
世界観やキャラがある程度しっかりしているというのは、思った以上に強いなと。
今はまだ、それほど多くの人に楽しんでもらえる状況ではないかもしれませんが、徐々に広げていければいいなあと思います。
sho