遊木の「ジレンマ喰いの笑い猫」の動画の3DCG素材のお話① | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

遊木の「ジレンマ喰いの笑い猫」の動画の3DCG素材のお話①

須々木です。

さっさと更新しようと思って忘れていたエントリーです。。
内容はタイトルの通り。



※「ジレンマ喰いの笑い猫」とはなんじゃい!という人は先にこちらを↓

関連ブログ(2015-06-29 by aki)
動画(YouTube)






それで、この動画に提供した3DCG素材について軽く触れようというわけです。
相変わらず大したものではないのですが、とりあえずサークル内でこんな流れを辿っているんですよーという舞台裏紹介みたいな話です。




今回、遊木から注文された素材は以下の通り(名前は適当)。


・和風な感じの傘
・ガラスっぽい感じの板が並んでいるやつ
・フェンス
・不思議な街並み



さくさくっとできた最初の3つから軽く紹介しましょう。








和風な感じの傘


hcp_umbrella_01

とりあえず何枚か資料写真(撮影:遊木)が来たので、それらを参考にそのまんまつくりました。
幾何学図形の組み合わせでできるので、こういうのはめっちゃラクです。
たぶん10分くらいで完成。
いろんな角度が欲しいというので、20枚くらい角度を変えたやつをプレゼント。
なお、傘の内側の骨組は省略してしまいました。。


hcp_umbrella_02
hcp_umbrella_03
hcp_umbrella_04







ガラスっぽい感じの板が並んでいるやつ


hcp_gb_01

まず、こんな指示がやってきて、下の破片は面倒だからヤダと断り、さくっと。
なお、形状はシンプルですぐできますが、多少なりともガラスっぽく見せるには、いろいろいじる必要があります(屈折率とか反射とか光沢とか)。
しかし、今回は使用するシーン的に、周囲に物体がない空間。
周りの物体の映り込みがなく、普通にレンダリングすると、いかに屈折とか反射とか設定しても「無」は映りこまないという当たり前すぎる事実。
単にリアルな数値を入れるだけだと、まったくガラスっぽくならないので、適当に光源とか置きながら実験して、一応こんなやつになりました。


hcp_gb_02







フェンス


hcp_fence_01

これも一応指示が来ました。
「一部穴が開いている」とかいう指示が来たら少し厄介でしたが、普通にただのフェンスということだったので、最小単位(「く」の字)だけ作って、ひたすらコピペしました。
質感をいじらなくてもそれっぽく見えたので、さくっと出来ました。


作業画面(Blender)のキャプチャー↓
hcp_fence_02


動画の素材として(png)↓
hcp_fence_03










それで、「不思議な街並み」ですが、提供素材に傾けた労力のほぼすべてはコレに注がれました。
いくつかのアングルを要求されたので、普通にある程度のつくり込みをしたわけですが、一番メインの正面アングルがこちら↓


hcp_nt_01





動画を見た人はわかる通り、それなりに使われているわけですが、これについては、また機会を改めて触れましょうかね。

※追記※
つづき記事更新しました!







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