あの日の記憶… | 『一日一笑』〜ランとリンと歩む日々

『一日一笑』〜ランとリンと歩む日々

いろんなことがあるけれど、ランとリンがいれば日々楽し。

そんな毎日を綴るブログ。

🐶「ママ、今日はちょっと早起きしたから遊べる?」
👩🏻「ごめん、今日は月曜日だからバアバのところに早く行かなきゃ」



👩🏻「すぐにごはんの支度するからね」

🐶「うん」



リンにごはんをあげる前に洗濯機にカビキラーを入れてお掃除。

今日は洗濯機の修理屋さんがくる日。 毎月お掃除はしてるけど綺麗にしておいた方が修理するのに良いもんね。



ごはんを食べ終えたリン。

🐶「どっかにこぼしちゃったと思うの…」

鼻先とお手手で食器台をツンツンどけようとするので…

👩🏻「ちょっと待って、お水こぼれると大変だから」とママに言われ…



🐶「おかしいなぁ、どっかにあると思ったのに」



👩🏻「どうした?見つけた?」

🐶「なかった…。あると思ったのになぁ」

前にこぼしたフードの臭いが気になったのかな?




今日は3月11日。

👩🏻「リンちゃん、13年前の今日、大きな地震があったんだよ」

🐶「今でも地震あるよ」

👩🏻「ううん、もっともっと大きな地震があったの」



3月11日は金曜日だった。

8日に高校の卒業式を終えた次男兄ちゃんと、3月末に下宿先に引っ越すための買い物にルミネに出かけている時の地震。

ランのことは家にいた兄ちゃんが守ってくれた。


ここの震度は5弱。 次男兄ちゃんがすぐにスマホで検索し、東北で地震があったことを知った。

兄ちゃんとは電話で状況確認。大きな地震だとわかったランは兄ちゃんのところに飛びついて抱っこされたとのこと。

地盤が固いマンションの1階の我が家は揺れはしたけど写真立てひとつ倒れていなかった。

家の被害はなかったけど、次男兄ちゃんと私はルミネのエレベーター、エスカレーターは動かず、社員の誘導がないと外には出られなかった。

外に出ると信号は消え、ルミネだけ出なく駅前商店街の全てが停電。

気をつけながら運転して帰宅し、停電が長く続くことを想定して、お散歩も兼ねて兄ちゃんと次男兄ちゃんも一緒にコンビニへ。

ところがコンビニは自動ドアが開かない、レジは動かない。 帰りに個人商店によって必要なものを買って帰宅し、実家の両親を迎えに。

その間、部活をしていた次男兄ちゃんの友達、後輩から連絡が入り『帰宅困難者』となったため我が家に来ることに。

ずっと連絡が取れなかったパパさんとは夕方過ぎにようやくメールで連絡がとれた。 両親を連れてきたものの、停電でマンションは水が出ない。 それなら自宅に戻ると言うことで再び両親を実家に送り、男子生徒7人は我が家に泊まることに。 13年経ってもはっきりと残っている記憶。被災地じゃなくても忘れられるものじゃない。


その後の原発事故からの計画停電でランは電気が点いても消えても怖がるようになった。 当時ランは7歳。シニアになり耳が遠くなって、いろいろなことへの反応ものんびり構えられるようになって緊急地震速報の音にも落ち着いていられるようになった。 シニアになることも悪いことばかりじゃない🤭



あの震災のあと、ランと駅前コースをお散歩のコースにするようにした。

たくさんの人に慣れるように、いろいろな音がしても『ママが一緒だから平気』と言うことがわかるように。

フードの備蓄も1kgから3kgに増やした。

ペットとの同伴避難ができるようにするにはどうしたら良いかを保健所に聞きに行き、マンション内で犬猫を飼ってる人たちと情報共有した。


👩🏻「リンちゃんは怖い思いをしないですむといいね」

🐶「うん」


今我が家にある非常袋はリンのも入れて6つ+2リットル×24本。

リンと一緒の同伴避難が認められなければ自宅での避難生活になる。 備えだけはしておかないと…。





洗濯機の修理屋さんが来るのは11時半〜12時半の間。

修理屋さんが来たらお散歩に出る予定のリン。

👩🏻「しばらく遊んでいようか」



🐶「じゃあさぁ…」と😅



嬉しくなるとクルン、クルンと回るリン🌀🌀🌀

お散歩の時に『付いて』を教えたのは、ランがお散歩してた時に会ったシェルティ飼いのおじさんのひと言『シェルティは嬉しいと回るから…』

それで事故にあった子がいたらしい。 だからランにもリンにも『付いて』を教えた。

この時もテンション上がるとクルン、クルン😄



🐶「え、なんだ、これ」

カバさんの中に入ったニョロリン😄



🐶「ちがう❗️こうやって遊ぶんじゃない‼️」



👩🏻「じゃあ、リンちゃんが引っ張り出してよ」





12時前の修理屋さん到着。

対応はパパに頼んでリンとママはお散歩🐾🐾 良いお天気☀️



ミモザ、どんどん開いてきたけど、弱ってきた枝を切っちゃったから貧弱になった😢



近くで見ると良いんだけど💛



リンはいつものお散歩コースだと思ってるけど…



実は違うんだなぁ😄



アネモネを見て



木瓜の前でお写真撮って🤳

ここまではいつもと同じ。

このあと駅前を過ぎて仲見世通りへ。

🐶「ママ、どこ行くの? カートがいっぱいで怖いんだけど」

👩🏻「大丈夫、ママの後ろを歩いてれば平気」


修理してくれてる横でごはん作れないものねぇ。急がせちゃうだろうから。 で、お散歩のついでに唐揚げとサラダを買いに🐾🐾




駅前の大好きな花屋さんの前でちょっとお写真🤳



走り出すこともせず、ちゃんと点いて歩けたリンはお利口ちゃん😄


🐶「あー、もうここまでくれば大丈夫だね」



こないだまで先始めだったモクレンは満開になり



散り始めてしまった🫢

👩🏻「リンちゃん、ほら、大きな花びらだよ」

🐶「すごーい」



例年通りリンの大きなお耳と比べっこ。

去年の花びらの方が大きかった気がする🤔



でも大きよね、乗っけると…ほら、こんな🤣



花びらが滑っちゃって…ティアラにはならなかったね😅



楽しく歩いたリンちゃん。

途中パパからLINEが入り、部品を二つ交換しないといけないとかで15日に再度来ることになったと。

もうヒートポンプは2回替えてて今回は脱水前の異常音。うち、洗濯機使うからなぁ。 でも壊れる前に替えてるから…うまく使えてるんだとは思うんだけど。




両親の介護は半日とは言え毎日。

リンがいなければ『健康のために歩く』なんてことはしない。 リンがいるから買い物以外に外に出る。

振り返れば13年なんてあっという間に過ぎたように、これからの13年だってあっという間に過ぎる。今4歳のリンは17歳。 もう天使になってるかもしれない。

日々の忙しさの中で『どう生きるか』を意識することは少ないけど、『この先』を突然失った人たちへの思いを忘れず、生きていくことを意識して過ごすこれからでありたいなと思う。


👩🏻「リンちゃんもね、毎日を大事にしてね」

🐶「???😊」 😄😄😄