完全に不良案件である。。。
しかしここはイタリア。息を吸って吐くぐらい当たり前のことのように開催される。
そもそも小学校ぐらいから年度末である5月下旬から6月頭にかけて締めのパーティーがクラス単位で行われる。小学校は流石に親同伴だが、行われる日はいつも平日。そして夜だ。
それが学年が上がるごとに親が外れ、解散時間も遅くなり・・・高校最終学年となると成人している生徒がほとんどなのでアルコールもしっかり入る有様。
もうロッテンマイヤーさんが聞いたら卒倒するかもしれないが、これがイタリアである。
さて昨日、息子のクラスでも年度末のパーティーが行われた。最終学年ということでレストランも南チロルでも超人気スポットの湖のそばの高級レストラン、そして子供たちはドレスアップしてパーティーに参加。
開始時刻は夜の19時からということだったので、どうせみんな時間通りに来ないだろうと思い19時きっかりぐらいに行くと・・・・
誰もいない
おいおいおい、時間間違ってね?
息子くんが学級委員の子に連絡すると、
「今、順番にピックアップしていてあと10分ぐらいで行けると思う。」
とのこと。
10分ねぇ・・・・・
最低30分だな
すると車を乗り合わせてきた先生たちがやってきた。
「あら?息子くんだけ?他の子は?」
「約束の時間はもうとっくに10分過ぎているのにまだ誰もきていません。」
「本当に?それにしても息子くんはいつも時間をきちんと守ってえらいわぁ。」
「本当にこれは素晴らしいことよ!」
「誇りに思ってね!」
・・・・・・・・
おいおいおい日本国民よ、
自分のことを誇りに思え!
どないなってんねん!
褒めてくださった先生方も思い思いにドレスアップ。その中には例の数学教師Mの姿も。Mの衣装は・・・・・
ヒップホップ風
この人の個性ってベクトルを遥かに突き抜けていていよいよわからんが観察したい気持ちにさせる。こんなMを仲間として共に働く他の先生もいろいろな面で彼女に理解を示してくださるのであろう。
【数学教師のMと保護者とのバトル模様はこちら💁♀️】
しばらく待ったが一向に来ないので、先生方と息子くんはレストランに先に行くことになったので私は家に戻った。
うーんそうだねぇ・・・・この調子だと20時ごろに始まって・・・いや、その前に集合写真を撮るとか言っていたな、それなら更に遅いスタートとなるから20時半ぐらいか、短く見積もっても23時、大体0時前後とみた!
お迎えも大変ですねぇ・・・と思われるかもしれませんが
私
そもそも夜行性でして
ナイトライフはお家芸です
下戸だけどシラフで昔は3時ぐらいまで暴れていたの
なので別にお迎えぐらいはどうってことない。
問題は
毎日
20時に
布団に入る息子である。
もう息子にとってはいつも寝ている時間から食事がスタートして、そこからいつ終わるのか全く読めないパーティに参加しなくてはいけないからそのストレス指数の高いことったら!
21時半ごろ…
「大体22時半に終わるみたいです。もうすごく大変です。」
だろうな
でもほんまに22時半に終わるか?それ小学校でのピザ屋の打ち上げの時間やで。アルコール入った高校生がそんな時間に解散するか?先生もまだ飲むやろう?
私は一応息子が伝えてきた時間を目安にしたが22時半に出ても十分間に合うと判断して、のんびりしていたら・・・
「45分ぐらいかもしれん」
とメッセージが入った。
あーもう23時に着いたら充分やわと思い23時ごろに再び湖に到着。案の定解散した雰囲気はゼロである。
こっそりレストランを覗きに行ったら・・・
絶好調で
延々と話す
美術史の先生
これは長くなるぞ!という後ろ姿を見た瞬間わかる話の長さ。
まあいいや、車に戻って呪術廻戦でも見よう!と思って車に戻って呪術廻戦をドキドキしながら見る。
いやあ何度見てもドキッとするところが同じで困った困った・・・・
普通に車の中で必死こいてドキドキしながら呪術廻戦を見ていたら・・・
コンコンコン
・・・・・・・・
ドキーーッ!
えっ、湖の近くの木の多い所の駐車場で私の車トントンするん誰?
息子です
「もー、お母さん、僕電話しているのに全然出ないから車まで来ました。」
「ごめん、呪術廻戦見てたから気が付かなかった。」
どんな親だよ!
電話の履歴を見たら
呼び出し音がミュートされていた
五条悟すげーな!
23時半過ぎに息子くんは車に戻ってきてパーティーの話をしてくれた。
「結局みんなは20時過ぎにきて、そこから始まったので大変でした。僕は本当に眠くて・・・しかも多くの子たちがお酒を飲んで、僕匂い嗅がせてもらったんですが、臭くてびっくりしました。先生もみんなもあれこれ話してやっと解散だったので集金係の子にお金を渡して僕は一番に出てきました。まだコーヒーを飲むっていう子がいて・・・これから寝るのにコーヒー飲むんですよ?僕にはわからないです。」
アナザーワールドやな。
「しかもですね、先生の中には明日も別のクラスのパーティーに参加しないといけないらしく連チャンで飲み会はきついと言っていました。」
先生
それ結構体にくるやつ!
「そうか、それは先生も大変やな。」
「しかも明日も普通に学校はあるわけですよ?」
そうなんだよ。学校は普通にあるんだよ。それやのに平日の夜に飲み会、しかも先生によっては連チャン。
家に帰ってきたら0時前。
息子くんはフラフラになりながら着替えてシャワーして寝た。そして朝はいつも通り5時半前に起きて学校に行った。
「大丈夫!若いねんから2、3日寝なくても大丈夫よ。お母さんだって連日連夜早朝まで飲み会が1ヶ月ほど続いた時があったけれど大丈夫やったで。」
「それは僕には受け継がれていないと思います。きっと娘ちゃんに受け継がれていると思います。」
・・・・・・・
投擲女にか
私のようにまだ下戸ならブレーキ踏めるが、多分旦那に似て飲めるはず。
・・・・・・
まずいな
非常に
今から未来の娘のナイトライフに戦々恐々である。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
イタリア最北部ドイツ語圏の秘境、低地ドロミテの村を歩いて好き勝手にあれこれ書いたものを電子書籍として出版しました。
↓息子くん初ナイトライフは大変だったようです
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