もう2日間の有給休暇が遠い昔に思えるぐらいあっという間に1週間が過ぎた。
今日も我が部署は落ち着いていたが、クソがいない配達部門は朝からてんてこまいだ。
コガネが用事で電話をすると新人くんがまともに話せないぐらい忙しかったようで
「もうこの時間で下(配達部門)がこんだけ混乱していたら俺らも集荷の依頼を考えて出さないといけないな。」
本当にそうである。なんだかんだいってもクソはその辺はちゃんとやるので多少のねじ込みもできるのだが、クソがいないとなると出来るだけ余裕を持って集荷依頼を配達部門に出さないといけない。
下の混沌ぶりとは裏腹に我が部署は相変わらず暇である。私も一通り仕事したらすぐにやることがなくなった・・・
コガネもどうやら同じようで、あれこれ整理をしている。
そんな中・・・・
突然ブレーカーが落ちる
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
ブラックアウト!
本当にこの会社はどこまでもネタを提供していくれる会社である。
電話回線まで落ちた・・・・
私はあちこち探して電話回線は何とかリセット作業で戻したが、ブレーカーの場所がわからない。
うちの階にいる倉庫番のおっちゃんが下に応援に行っているようでいなかったので下に行くと配達部門には古株が来ていた。クソがいない時は古株が応援に来ることになっている。私もコガネが初めて休みをとった時に応援に来てくれたが非常に勉強になった。
その後古株が我が部署に応援に来ることは無くなった
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
ラジオの付け方教えてくれてありがとう!
しかしクソが休みの時は必ず古株が来る。別に配達部門の人たちが無能というわけでは決してない。みんなとてもよく頑張っている。ただイレギュラーが多く、肝心なところをクソがみんなにきちんと教えていないから混乱が起こるのだ。これは明らかにクソが悪い。こんなことまでして自分のメンツを必死に保ちたいクソである。
古株は部署であれこれ指示を出していた。それを聞いてDさんが必死て動き、新人くんも合わせて仕事する感じだった。
うちの階の倉庫番のおっちゃんにブレーカーの位置を尋ねていたらちょうどコガネが配達部門から出てきたので一緒に上に戻りブレーカーのところまで行った。
ブレーカーは狭いところにあったので
「ラーナ!ここはお前がいけ!俺のようなデブ野郎はこんな隙間には入れない」
いやデブというかあんたは熊だよ・・・と思いながら隙間にはいり落ちたブレーカーをあげて無事に電力回復。
全く本当に退屈しない会社である。
午後に向けての準備もさっさと終わらせて私は部署を出た。
昼休み自宅に戻る途中にいつもアイスアリーナの横を通るのだが、そういえば今晩はプレシーズンで試合があったなぁー蒸し暑いし観に行くか試合!と思って信号で車を止める。
信号が変わりクラッチを踏み込む。
・・・・・・・・・
クラッチ
戻らねぇぇぇぇ
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
ええええっ!
また何かアニマル挟まりました?
いやそれは流石にないやろ・・・
でもクラッチペダルが戻らない現実、そして再び同じ現象で立ち往生。
車が動かねえ・・・・
以前のように何とかギアがどこかに入れば動かせるのだが…と思って色々試してみたができない。やはり専門の人じゃないとダメなのか?
交差点付近で立ち往生していたので道ゆくおじさんたちに声をかけられ理由を話したら
「とりあえず傍に車を動かそう!」
と言っておじさんたちが私の車を脇まで押してくれた。
「こりゃサービスに電話しないといけないな。」
「私隣町に住んでいるのでそこまで何とか車もっていけたらいいんですが」
と話していると後方にいた人が車を止めてやってきた。
「俺、修理工だから動かせるよ。どうしたい?」
「とりあえず隣町のお世話になっている修理工のところまで動かしたいんだけれど。」
というと、あああそこねとすぐにわかってくれた。
「俺はシニョーラの車を持っていくからシニョーラは俺の車で後ろついてきてくれ。この後仕事に戻るなら俺のその車貸してもいいぜ
50ユーロでどうだ?」
あーこの手のやつか![]()
その場では「わかった」と返事してとりあえずいつもの修理屋さんに向かった。
この修理工のおっさんの車はエンジンのアラームランプがついており、急いで給油する必要があるランプもついており非常にきったねえ車であった。
しかしこちらも急場を凌ぐためにこのおっさんのヘルプが必要である。
とりあえずダニエルさんの修理屋に到着。
「どうするシニョーラ?」
「ああ今日は金曜だし仕事もほとんど片付けてきてあとは誰でもできるからこれから同僚に電話して半休取るよ。だから車はいいよ、ありがとう助かった。」
「あっ、じゃーさ、俺だってせっかくここまであんたの車持ってきたんだから少しぐらい『心付け』くれねーか?」
クソ田舎上等である。そう来ると思ったさ、ここで綺麗さっぱり縁を切るために少し豪華の昼食が食べれるぐらいの金額を渡した。
おっさんは大喜びで帰っていった。正解である。もしこんなおっさんに車借りたら、ガソリン代はせびられるだろうし下手したらエンジン修理代まで請求されそうだからな。全く都会ではあり得ないことが田舎では起こる。もちろんいい人もたくさんいるのだがこういう輩も少なくない。付き合う相手は慎重に考えないといけない狭い村社会である。
コガネに電話して事情を話すと
「問題ないよラーナ、何も君は謝ることはないんだ!大丈夫だ俺に任せろ!」
とアツい返事をくれた。
午後の営業の合わせてダニエルさんのところに行き事情を話すと
「同じ症状?うーん、スペースをもっと綺麗にしないといけないってことか?もう一度ちゃんと細かくみないといけないなぁ。店が終わる間際にまたきてくれないか?」
そして閉店間際に行くとちょうど修理台に乗った我が車。
「原因がわかった。このクラッチペダルとここの隙間にアニマルが挟まっていたんだけれど、このペダルの固定部分グラグラしているでしょ?本来は動いたらダメなところなんだ。それがここの留めてあったネジが劣化・・・というか多分アニマルのせいで金属劣化が進んで壊れたからペダルが動かなくなったんだ。とりあえず交換パーツの受注はしたから来週には来るんだけれど、この修理がすごーく手間がかかるんだよ・・・・だからついでにエンジンオイルの交換とフィルターも交換する条件で来週の真ん中ぐらいまで待ってもらえるかなぁ?」
重症やん
![]()
ダニエルさんに託すしかねええ!
彼の腕は間違いない。今回のことは彼も持つだろうと思っていたのだろうが持たなかったか・・・という反省も含めてついでに来月予定していた別の交換作業も一緒にやってお値段も若干お得にしてくれた。
そして・・・・
車がねぇ
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
そのまま女神のお宅へ凸訪問。
女神の旦那さんに事情を話し再び車をお借りすることになる。
「大変だったね。車は問題ないよ。来週からでいいかな?」
こんなすんなり貴重なものを貸してくださる女神一家の人格な。
とりあえず会社には何とか行けるようになった。
こうして仕事自体は暇なのにその他諸々がとんでもなくカオスな1日が終わった。
🐸Instagram やっています。南チロルの日常を随時ストーリーなどでUP!
良かったら下までスクロールして私のプロフのインスタアイコンからフォロー、いいねしてくださると嬉しいです!
🇮🇹🧮🇮🇹🧮🇮🇹🧮
Kindleから好評発売中!
日本人初、欧州社会基金が主催するイタリアの職業訓練コースの行政会計部門を受講した体験記
400時間の座学で学んだこととは?
個性溢れる教授陣とクラスメイトと共に歩んだ海外で働くことへの挑戦の日々が今ここに
アラフィフ主婦がイタリアで行政会計コースに通うことになりました −座学編
🍀☘️🍀☘️🍀☘️
おかげさまで大好評!
イタリア最北部ドイツ語圏の秘境、低地ドロミテの村を歩いて好き勝手にあれこれ書いたお散歩エッセイはこちら
イタリア南チロル: 低地ドロミテの村をぶらり散策 上巻


