モナリザ事件というか・・・・ダ・ビンチの件は無事済んだのだが、今度は音楽の授業の一環なのか何なのか?全くわからないのだが以前からオペラの一部を子供でもわかるようにした楽譜が載ったブックレットが学校から配られ、それに載っている曲を家で娘がよく歌っている。
来月にはそのブックレットに載っているオペラを学校から州都ボルザーノの劇場に見に行くそうで事前準備としてのオペラについての授業が増えているらしい。
へぇ
オペラねぇ・・・・・
ブックレットに載っている楽譜を見ると
三連符の猛攻
それをイタリア語の歌詞で歌うのだ。何とも口が回らない案件なんだ!と自分の中で渦巻くこの感情!!!
そして娘に
「学校でオペラなんてヴェルディもびっくりやな。日本やったらありえへんで(私の感覚)」
「いやお母さん、これヴェルディ」
・・・・・・・・
ほんまや・・・・・ヴェルディって書いてあるわ。
娘の通っている中学校は公立の普通の学校である。しかも南チロルの超地方の村の中学校である。私のイメージではミラノなどにある大都市の私立のハイソな学校に通うご家族が
「今度校外授業でスカラ座でヴェルディのオペラ鑑賞があるらしくて、子供たちとても楽しみにしているの。」
とかいうのならわかる。非常にわかる。それが軽いジャブのつもりで撃った
ヴェルディ
がまさかのジョゼッペ・ヴェルディでビンゴとか正直慄いたわ。私の感覚ではヴェルディといえば
読売ヴェルディ
まだクラブチームはあるのかね?
懐かし過ぎ。Jリーグあんまり知らんけど(コラ)
こっちの方な
そして娘はオペラの楽曲の一部を練習する。どうやらこのブックレットに載っている楽譜全部が音源になっていてスマホで聴けるという!これなら楽譜が読めない子でも歌の練習ができる。
それにしても学校でヴェルディのオペラを習ってきて校外学習でオペラ見に行くってイタリアだよなぁ。日本だったら歌舞伎の「勧進帳」を見に行くようなものなのだろうか?日本に滞在するイタリア人家族の子供が学校から歌舞伎を見に行くとなったら「すげー!」となるのだろうか?
「ヴェルディのオペラ見に行くなんてすごいね。」
「でもなぁお母さん、この今習っているヴェルディのオペラさぁ・・・・シェイクスピアが題材やねん。あの例の
ナルシスト
だからさぁ、こう歌とかはええねんけれど話はなぁ・・・・って感じ。」
何気にイギリスの巨匠ねじ込んできた
ヴェルディやらシェイクスピアやら、全くど田舎の中学校に行っているのになんでこんな豪華海鮮丼みたいな展開になっているのか私には全くわからない。
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イタリア最北部ドイツ語圏の秘境、低地ドロミテの村を歩いて好き勝手にあれこれ書いたものを電子書籍として出版しました。