さて昨日の続き

 

前編はこちら💁‍♀️

 

 

放映開始時間17:30より遥か早い時間に車で家を出た私と娘。何のことはない、事前にショッピングセンターに入っているドラッグストアーでジプロックを買いたかったのだ。

 

「お母さん、映画始まる前にお菓子買いたい」

 

お決まりのあれね。

 

クッソ高いお菓子とジュースね

コラ!


そうして車で北上していくと・・・・

 

前方で車の列ができているのが見えた。結構長いぞ、これ。そして動く気配がない・・・

 

これは・・・・

 

事故だな

真顔真顔真顔

私の過去の経験からいくと、この手の事故に巻き込まれると1時間は軽く飛ぶ。だいたい2時間ぐらい拘束されても大丈夫よ、という人だけ辛抱強くこの車の列に並ぶべきである。

 

そんな時間はないのだよ・・・

 

おいおい、余裕を持って家を出たはずなのに一転開始時間の間に合うかわからなくなってきたじゃないか!

 

今日はとことんついていないな・・・

 

こういう時は

 

無理矢理Uターン

一旦自分の村の方に逆走

さらに南下したところにある高速乗り場を目指す

 

こういう時は

 

金がものを言う

違います。

 

 

高速を使って再び州都ボルザーノを目指す。

 

10分ぐらいでボルザーノに着いた。

 

高速の支払いのところで、さて今回の一区間の料金は・・・

 

1.40ユーロ(およそ200円強)

 

時間を買ったと割り切る。

 

そしてお金を入れるときに私はやってしまった。

 

50セントコインを地面に落とす

 

なんてこったい!なにしてんねん!ほんまに今日はとことんついていない。どこいった、50セント?私は無理矢理車のドアを開けて落下の法則に則って50セントコインを探した結果・・・

 

料金支払い機のコンクリの上に落ちているのを発見!

 

そしてその50セントを支払い機に入れてお釣りをとってゲートが開いて、また車に乗り込んでシートベルトして・・・・

 

妙に慌てるわ!

 

そして右側からの合流に注意しながら本線に入る・・・

 

映画見るまでにもう疲れた

 

そして予定通りの時間にきっちり到着してやったぜ!

 

娘大喜び!

 

映画館に行く前にドラッグストアでジプロックを買おうと思って寄ったら

 

欲しいサイズだけ期間限定値下げのために

 

売り切れ!!!

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

もうええわ!


やさぐれられる理由は十分である。はよ映画行くわ、うん。

 

こうしてやっと映画館に辿り着いたのだよ。

 



slam dunkに関する画像はこれだけだった…


事前にネットでチケットは買ってあるのでそれを受付のお兄さんに見せ、娘お待ちかねのポップコーンとジュース、私はアイスティーを購入。

 



おやつ売る気満々の雰囲気。


ここで一つ疑問が生じる。

 

映画代とお菓子代が同額なの何で?

 

子供が知ってはいけないこと・・・

 

さてやっと席につける。買ったポップコーンとジュースを持って共にスラムダンクTシャツを着た怪しい母娘が場内に入ると・・・

 

VIP席にまばらに座る

 

小太りの

 

いかにも

 

「オタク」

 

3人

 

・・・・

 

以上!

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

ガチすぎるメンバーである。

 

収容人数122人の場内にガチオタクが3人とスラムダンクTシャツ着た怪しいアジア人母娘と合計5人が、いざ映画に臨んだ訳である。

 

広い館内でとても静かに心地よく見ることができた。内容などはもうとっくの昔に既出だろうから割愛します。ただ印象に残ったのはバスケの試合自体が実にリアリティ満点だったことは書いておこう。恐れながら中高6年間アホのようにバスケをしていた私が、この映画を見ながらシュートを放つタイミングやディフェンスの絶妙な距離、経験者にしかわからないであろうちょっとした仕草など・・・これは井上先生じゃないと絶対に作れないだろうなぁと思った。そしてガチオタクの3人には絶対わからないことだろうなとも思っていた(意地悪だね)。

 

そしてイタリアの映画の常識をここで一つお教えしよう!

 

必ず中休みがある


突然映画のいいところで明るくなり

 

「休憩だよん」

 

となるのだ。そこで場内にお菓子やジュースを持った人が売りにやってくるのだが、そのお兄さんが入ってくるや否や・・・

 

 

「ここの空間やばすぎっ!」

 

って顔をしたのを私は見逃さなかったぞ!

 

 

幸いこの空間の中で一番マシと思われる娘がポッキーを買いに行ったことでお兄さんは救われた模様。

 

そうして何でかよくわからん小休止を挟んで再び映画は再開。原作とは少し表現の仕方が違っている所もあったが、それはそれでまあいいやって感じだった。

 

 

そろそろ終わる頃だなぁと思っていたら・・・

 

突然ザワザワと人が入ってきた。

 

 

「次の映画見る人がもう入ってきたんやな」

 

と娘。

 

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

余裕で我々の前を通り近くに座るイタリア人のおっさん二人。

 

そして・・・

 

 

「えーと!すみません、この映画始まっちゃったの?」

 

 

「いえ、もうほとんど終わりですよ。」

 

 

と答えると、ものすごい怪訝な顔をして

 

 

「なんで?」

 

って聞いてきた。

 

 

「いや、この映画17:30から始まっているので・・・」

 

 

するとおっさんの連れに

 

「なんで映画がほとんど終わりそうなんだ?」

 

「違うよ、これは前の映画で俺らの見る映画は次のやつだから。」

 

 

それを聞いていた娘が

 

「おっさん本気でアホやな。次の映画マリオやで、明らかに違うやん。」

 

 

明らかに違うやろ!!!

 

てか話しかけんなや!


と最後にとんでもない奇襲が来たものの無事に映画は終了(笑)

 

ちゃんと映画自体は観られたのでよかったです。

 

 

映画館を出るとショッピングモールだけあって晩御飯を楽しむ人がいっぱいだった。時間は午後8時ごろ。

 

へぇーこの時間にまだ人って外でご飯食べたりしているんだ。

 

まるで異次元空間にいるような気がするまま車に乗って帰宅。今までの騒動が嘘のように静かにスムーズに帰ることができた。我が村に入った途端、一気に閑散とし見かける人は大型犬の散歩をする人のみ。

 

これが我が村の日常である。

 

こうして長ーい長ーい金曜日は無事に終わった。

 

 

 

 ↓まあ観に行って良かった

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↓映画はイタリア語だったがなんとかなってよかった。