テレ東で7月3日の深夜から放送予定の、ドラマNEXT『ひだまりが聴こえる』

先行配信が6月26日より、U-NEXTで始まったのでこちらで見ました。
インターファン向けでは、GagaooLalaでも配信開始。
文乃ゆきさんの同名漫画が原作です。




続編の「幸福論」までの実写化のようです。
この作品は一度映画化されているので、ご存知の方も多いのでは?



冬夢も原作は未読ですが、映画は見ました。


さて、この作品はとてもデリケートなテーマを扱っていて、本当に聴覚の不自由な人に寄り添っているのか?って論議もSNSでされていました。


 

しかし、日本語字幕の配信もU-NEXTで決まり、ちゃんと配慮されている事が嬉しかったです。

この先、ネタバレしているので地上波放送をお待ちの方は、下まで全力スクロールお願いしますお願い


主演はこのお2人。



杉原航平役:中沢元紀くん。

突発性難聴を抱える大学一年生。難しい役どころをどう演じてくれるのでしょう?




佐川太一役:小林虎之介くん。

明るく真っ直ぐな性格。しかし喧嘩っ早い性格ですぐにバイトを首になる。航平と出会い、彼のノートテイクボランティアになる。


2人は連ドラ主演は初めてですが、既に色んなドラマで役者としては経験をしているそう。冬夢は日本のドラマをほとんど見てないので、初めましてでした。



冒頭、雨宿りする2人。

航平が太一に向かって、心情を吐露するシーンから始まったのですが、まだ微かに聴こえる自分の耳が完全に聞こえなくなる不安と恐怖に震える航平がとても切なかったです。




最初から泣きそうやんか泣


バイトを首になり、一文なしでお腹を空かせた太一が偶然航平と出会い、彼のお弁当を貰う。



そっけない態度の航平を怪しむ太一だったけど、友達から彼が耳の障害を持っていると聞き、更に「ノートテイカー」募集の張り紙を見た事で、2人の運命が動き出します。


ドラマの中で、講義中の航平の聞こえ方が表現されているのですが、なかなかに辛くてこれで教授の話を聞きながらノートを取るなんて無理だよね、と視聴者にも分からせてくれます。航平は法学部、膨大な量の聞き取りがあるんですよ。


太一は再び航平に会いに行き、お弁当のお返しって事で、ノートテイカーをやらせてくれと言います。



この日もお弁当のお裾分けを貰いながら、話を聞く太一。実際にノートテイカーになるには講習を受けなければなりません。



航平は、悩む太一にこう提案します。

「正式じゃなくていいから、講義のサポート一回につきお弁当1個でどう?」

もちろん太一はそれにすぐオッケーしました。


航平の母は料理教室の講師。お弁当も晩御飯もそりゃ美味しそうです。でも太一は両親が離婚してから祖父に引き取られ、男だけの家庭で育ちました。もちろんご飯はお爺ちゃんが作ってくれるけど、航平の家のような種類も多く、見た目のバランスも味も整ったものではありませんでした。


突然、聞こえづらくなった航平は心を閉ざしていていつも1人でいました。

しかし、ポンっと彼の懐に入り、よく通る声で話す太一を航平は「一緒にいると心地良い」と思うのでした。



ある日、太一と学食に行った航平。

食券売り場で、手話サークルの女の子が航平を飲み会に誘っていると、彼を良く思わない生徒に絡まれてしまいました。それを見た太一、喧嘩っぱやさが出て、相手を殴ってしまいます。



航平はなぜ太一が彼らを殴ったのか聞きました。太一は、聞こえないからって何を言ってもいいわけない。聞こえないなら遠慮せずに聞き返せ。聞こえないのはお前のせいじゃ無いだろ?と言いました。



この太一の言葉を聞き、航平は涙を流すんですよね。

また冬夢をウルっとさせるんだからー泣


とても良い1話でした。

ドラマだから、それぞれの心情やその周りの事も映画より詳細に描けるのですよね。

話数があるって、物語が深くなるなぁと思いました。

心に殻を被った航平が、太一の真っ直ぐな気持ちに触れ、殻を破る時がくる。

そんな2人の爽やかな恋が始まるのがドキドキです。


難しいテーマが背景にありますが、演技の達者な若い俳優さん、頑張ってます!!

字幕版が配信され、多様性ある作品の一つになると良いなと思いました。





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